遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2008-01-01から1年間の記事一覧

非キリスト者にとってのクリスマス: 私の場合

時節柄今日は山岡朋子さんに特化せず、宗教と絵画とスペイン関係で;クリスマスの語源は、キリスト(神の子)+マス(ミサ)で、要はキリストの誕生を祝う降誕祭ですね。教会暦の一日は日没から始まり日没に終わるので、クリスマスは24日の日没から始まり…

翻訳家 山岡朋子さん その21 『ルス、闇を照らす者』

本日日本語訳も読了。原著は横書きvs翻訳は縦書き、また原著の西語での語感vs日本語での語感、私が男性vs翻訳者は女性、という違いはあるものの、原著とほぼ同じ感動とリズム・イメージが得られました。以前にも触れましたが、この翻訳が「名訳」と評…

翻訳家 山岡朋子さん その20 『ルス、闇を照らす者』

昨日1回目の原著通読(辞書に頼らず、仔細構わず一気に読む)を完了。スペイン語の中篇小説を読むのは何年ぶりなので少し心配でしたが、本当におもしろく読み切れました。何箇所か??と思ったところがあるので本来ならもう一度、今度は辞書に頼りながらじ…

翻訳家 山岡朋子さん その19 ノーベル平和賞授与 署名活動の依頼の記録

"A VEINTE ANYOS, LUZ" (邦題 『ルス、闇を照らす者』の原著)は残すところ第3部(1995−1998)のみとなり、多分今日中に読み終わりそう。息抜きにネットで過去の記録を調べていましたら、『ルス、闇を照らす者』出版が予定されていた2001年6…

翻訳家 山岡朋子さん その18  『ルス、闇を照らす者』 原著のことなど

この作品は、ネットで確認する限り「横山朋子」さんのお名前でなされた最後の翻訳の様です。翻訳はまだ読んでいませんが、この本、もっと注目されるべきと思いますが。新品が入手不可なのは納得行きませんね。まず原著を一気に読んでイメージを描き、その後…

翻訳家 山岡朋子さん その17  ことばは生きている、ということ

いずれも既に紹介済みの野谷文昭さんの記事と、山岡朋子さんエッセイを再度読み直すと;http://book.asahi.com/special/TKY200711050224.html 朝日新聞 2007年10月26日朝刊掲載 『ドン・キホーテ』セルバンテス 集大成の訳と、成長中の訳 野谷文昭さ…

翻訳家 山岡朋子さん その16  訳の質について、日本語の質について

9月28日の「翻訳家 山岡朋子さん その6」でも紹介したエッセイ;http://shuppan.sunflare.com/essays/yamaoka_2.htm 『新訳ブームに思う』の中で山岡朋子さんが言う「良い翻訳」とは何だろう? −−− 今はまだ、新しいもの=良いという意識が強いような気…

翻訳? ケータイ小説 雑感

今日は山岡朋子さん関係はお休み。9月28日の 『翻訳?今日は変わりダネを』でケータイ小説について少し書きました。気になっているのでまた少し調べてみまして。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%82%A4%E5%B0%8F%E8%AA%AC上…

翻訳家 山岡朋子さん その15  ロマンス小説

9月27日の 翻訳家山岡朋子さん その5 で、翻訳の評価のために読んだ『二人だけのレシピ』と云うロマンス小説なるものについて少し触れましたが、この作品がロマンス小説ファンの間でどんな評価を与えられているのか色々と読んでみました。とにかくヤって…

翻訳家 山岡朋子さん その14  WEBマガジン『出版翻訳』のこと

エッセー:1冊の本 戯画翻訳への挑戦 2007年10月9日 http://shuppan.sunflare.com/tosho/14_bungo_no_shinjitsu.htm このブログでとりあげている山岡朋子さんのエッセイは、上掲のものも含め、2007年1月に刊行された WEB マガジン『出版翻訳…

翻訳家 山岡朋子さん その13  吉川幸次郎さん

このブログの『翻訳家 山岡朋子さんその3』で紹介した『エッセー:翻訳の現場から』の『吉川幸次郎氏のこと』に関し、文学翻訳に対する吉川さんの姿勢について別の角度から紹介してみたい。http://shuppan.sunflare.com/essays/yamaoka_1.htm (上記エッセ…

翻訳家 山岡朋子さん その12  国立国会図書館

本日勤めをサボって、本当に何年ぶりかで国立国会図書館を訪問。目的は、山岡朋子さん(横山朋子さん)のネット上で確認出来る最初の翻訳(共訳)である『ペリ−艦隊日本遠征記 全3巻』と、筑摩書房の『ドン・キホーテ』(1冊に正編・続編とも収録されてい…

翻訳家 山岡朋子さん その11  ドン・キホーテ

日本語に翻訳されているスペイン文学作品で多分最も有名なのは、セルバンテスのドン・キホーテでしょうね。そういえば2005年はドン・キホーテ出版400周年記念で、世界中で記念出版が行われたことも思い出しました。http://book.asahi.com/special/TKY…

翻訳家 山岡朋子さん その10 林語堂さんのこと 2

前回に続き、林語堂さんの翻訳論について;山岡朋子さんによる書籍紹介は;http://shuppan.sunflare.com/tosho/4_sotoha.htm永田小絵さんによる考察は;http://www.come.or.jp/hshy/j96/02a.html および http://www.come.or.jp/hshy/j96/03a.html 厳復の難解…

翻訳家 山岡朋子さん その9 林語堂さんのこと 1

http://shuppan.sunflare.com/tosho/4_sotoha.htm前回に引き続いて、上掲山岡朋子さんエッセイで紹介されている書籍の著者林語堂さんの翻訳に対する姿勢のことを;私はビジネスの世界に生きておりますから、翻訳論などを掘り下げるガラではありません。海外…

翻訳家 山岡朋子さん その8

http://shuppan.sunflare.com/tosho/4_sotoha.htm山岡朋子さんの上掲エッセイに触発され、早速近所の書店で蘇東坡−上下巻(講談社学術文庫、創刊30周年記念復刊)を購入。昔、学校で習った「漢文」ってのが苦手で食わず嫌いだった分野ですが、きっかけさえ…

翻訳家 山岡朋子さん その7

http://shuppan.sunflare.com/tosho/4_sotoha.htm上記は、WEBマガジン出版翻訳 エッセイ 一冊の本:『蘇東坡100選』『蘇東坡 上』『下』です。山岡朋子さんは; 本を読む楽しみのひとつに、時空を超えた「人との出会い」がある。作品は自ずと著者の人とな…

翻訳? 今日は変わりダネを

http://nkst.jp/vote2/novel.php?auther=20080001今日ケータイをいじっているうち、上記urlにたどり着きました。ハナシには聞いていたが、読むのは今日が初めての「ケータイ小説」です。作品は『あたし彼女(kiki著)』、第3回日本ケータイ小説大賞の受…

翻訳家 山岡朋子さん その6

http://shuppan.sunflare.com/essays/yamaoka_01.htm上記は、WEBマガジン出版翻訳 エッセー:翻訳の現場から−『フリア・アルバレスと闇の時代』(多分08年2月掲載)。カリブ海の小国ドミニカ共和国で独裁政権下粛清の犠牲となった3姉妹を、唯一アメリカ…

翻訳家 山岡朋子さん その5

本日『二人だけのレシピ』読了。ロマンス小説を読むのは初めてなので、内容のよしあしはわからない。ただ、訳者あとがきで山岡朋子さんが書かれている以上に、「ホット」なシーンがやたら多く「ストーリー」は二の次って感じが否めない。著者の年代のアメリ…

翻訳家 山岡朋子さん その4

本日、株式会社ソニー・マガジンズ2001年6月発行、著者エルサ・オソリオ、訳者が横山朋子さん名の『ルス、闇を照らす者』の中古書籍を入手。原書も既に新品は無く中古のみですが、ペーパーバックにしては相当割高なので引き続き探すことに。現在は『二…

翻訳家 山岡朋子さん その3

http://shuppan.sunflare.com/essays/yamaoka_1.htmこれは、翻訳会社サン・フレアのWEBマガジン出版翻訳に掲載(2007年、日付不明)された『エッセー:翻訳の現場から』の『吉川幸次郎氏のこと』です。「--- 読み下し文も翻訳だと先に書いた。すぐれ…

翻訳家 山岡朋子さん その2

今日から、山岡翻訳最新の『二人だけのレシピ』原題 "Delicious"、ぶんか社フローラブックス、著者ジェイミー・アーデン、2008年2月20日初版第一刷を読み始めることに。ズルをして真っ先に「訳者あとがき」から読みまして。著者の趣味紹介『好きな家…

翻訳家 山岡朋子さん

東京外国語大学ロシア語科卒業の才媛。英語・スペイン語の翻訳、翻訳家志望の後進の指導、エッセイストとしてご活躍の様子。翻訳会社のサイト・書籍DBなどによると、横山朋子・山岡朋子・山岡とも子など複数のお名前で活動なさっておられますが、ここでは…