遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

翻訳家 山岡朋子さん その20 『ルス、闇を照らす者』

昨日1回目の原著通読(辞書に頼らず、仔細構わず一気に読む)を完了。スペイン語の中篇小説を読むのは何年ぶりなので少し心配でしたが、本当におもしろく読み切れました。

何箇所か??と思ったところがあるので本来ならもう一度、今度は辞書に頼りながらじっくり読むべきでしょうが、十分に描くことのできたイメージが新鮮なうちに今度は翻訳を一気に読んでみることに。辞書ひきはその後、ということで。(最近とみに小さな活字が読みにくくなってきましたしね)

私も過去(アルゼンチン以外の)南米で暮らした経験があるためか抵抗なく読めましたが、意味はよく理解できるけれどこれって一体日本語でどう訳するんだろうっていうはてなマークがたくさん頭に浮かんだ箇所多数。確かこの翻訳が山岡(横山)朋子さんの初めてのスペイン語翻訳のはず、どんな日本語に仕上がっているのか楽しみです。

ところで山岡朋子さんの翻訳された『ルス、闇を照らす者』が既に中古でしか入手不可なので、復刊ドットコムで復刊をリクエストしました。当ブログはまだ作成途上(どちらかといえば記事を書き溜めている)ですが公開しておりますので、もしお読みになっている奇特な方がいらっしゃれば−−−


復刊ドットコム
http://www.fukkan.com/fk/index.html

リクエストジャンル=海外文芸 でアクセスし、番号=44203『ルス、闇を照らす者』をクリックして

http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=44203

で投票頂けるとありがたい。黙っていては何も変わらないので。


過去の闇に光を当てたと云う側面だけではなくラテンアメリカ文学としても秀逸な作品とおもうし、何より翻訳出版からたかだか7年しか経っていないのに中古でしか入手不可出来ないのは納得できないのでリクエストした次第。それが名訳と云われる作品であれば尚更ですね。