遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

私の大好きなフラメンコのこと その5: ふたたび エル・ボリーコ

先日も紹介した唄い手 Gregorio Fernandez "El Borrico" とは一度だけお会いしたことが。1979年か80年、ヘレス郊外のペーニャ(フラメンコの同好会の様なもの、地元のファンの集まりですかね) "Los Cabales" でのことでした。タクシーを飛ばして到着…

エルサレム賞授賞式での 村上春樹さんスピーチ: 多分 その3

前回 『−−−おかしなフィルターを通っていないこの記事だけをじっくり読んでみることに』 と決めた通りに全文と思われる記事を読んでみました。ひとことで言えば、文学賞の授賞式というTPOから大きくかい離しない範囲で、文学者らしい表現で 「脆い人間の…

以下2月20日加筆:

イスラエルのメディアであるハアレツの特集ページに、村上さんのスピーチ全文と思われるものがUpされているみたい;http://www.haaretz.com/hasen/spages/1064909.htmlハアレツのHP http://www.haaretz.com/ から この切り出しイメージ左下の "Haruki Mu…

エルサレム賞授賞式での 村上春樹さんスピーチ: 多分 その2

スピーチ全文がなかなか見つからないですね。外国のメディアがサマリだけを扱うのはまあ当然としても、授賞式に同席した筈の日本のメディアが、これだけ話題となっているスピーチの全文を紹介しないのが情けないところ。あんたらには多くを期待していない。…

エルサレム賞授賞式での 村上春樹さんスピーチ: 多分 その1

エルサレムで2月15日に開催された「エルサレム賞」の授賞式で、受賞さなった作家の村上春樹さん(60)が受賞演説でイスラエル軍による先のパレスチナ自治区ガザ地区攻撃に言及、人間を殻の壊れやすい「卵」に例えて尊厳を訴えたことが報道されています…

私の大好きなフラメンコのこと その4: 足の不自由な踊り手?

踊り手の名前は Enrique El Cojo(故人)、確か1980年かその少し前小松原庸子舞踊団の招聘で来日された際にコンサートホールで観ることが出来ました。写真は小松原庸子スペイン舞踊団の小松原庸子さん紹介のHPに記載のもの、url は http://www.komatub…

私の大好きなフラメンコのこと その3: アントニオ・ガデスさんの踊り

先日 女王カルメン・アマジャ の紹介の際、Los Tarantos - 邦題『バルセロナ物語』でもちらっと紹介しましたが、今日は踊り手のアントニオ・ガデスさんのことを; 題名=Antonio Gades in Los Tarantosこの、あまりフラメンコに馴染みのない方でも親しみやす…

津軽三味線: 高橋竹山さんのこと

高橋 竹山(たかはし ちくざん、1910年(明治43年)6月 - 1998年(平成10年)2月5日)は全盲の津軽三味線奏者。本名高橋定蔵。一地方の芸であった津軽三味線を全国に広めた第一人者である。 演歌歌手北島三郎が歌った『風雪流れ旅』のモデル。(ここまで ウ…

ノーム・チョムスキー教授のこと: 言語学者+外交評論家

このところ『ルス』復刊を最終的な目標として、私の能力の問題・時間など様々な制約はありますが、まずその周辺事項について調べ始めています。その過程で、やはり大規模な人権侵害はイデオロギー・政権の形態・地域・時代に必ずしも関係なく起こり得るし実…

翻訳家 山岡朋子さん その27  『ルス、闇を照らす者』 : Nunca Mas サイト 紹介 1

"Nunca mas" はスペイン語で 『 Never again、繰り返すまじ 』 の意味ですから、人権擁護活動など他西語圏でも一般的に使われている名前の様です。ただしここで紹介する "Nunca Más" は、1983年12月15日当時のアルフォンシン大統領によって組織され…