遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

私の大好きなフラメンコのこと その2: 女王 カルメン・アマジャ

私はあまり踊りには興味が無いのですが、それでも何人かつよく惹かれる踊り手がいます。そのひとりが、古今を通じて『女王』の名を冠することに誰も異論を唱えないであろう gitana(スペインジプシーの女性)、Carmen Amaya (1913 - 1963) です; flamenco-w…

翻訳家 山岡朋子さん その26 林語堂さん著 『蘇東坡』 のこと

2008年10月1日付け【翻訳家 山岡朋子さん その8】にて紹介の山岡朋子さんエッセイ;http://shuppan.sunflare.com/tosho/4_sotoha.htm仕事・私事などに忙殺されながら複数の本を平行して読んでいたため相当時間がかかってしまいましたが、山岡朋子さ…

翻訳家 山岡朋子さん その25  『ルス、闇を照らす者』 : 原作者 Elsa Osorio さん その1

2008年10月27日付け 【翻訳家 山岡朋子さん その20 『ルス、闇を照らす者』】にて翻訳書の復刊について記載しましたが;http://d.hatena.ne.jp/El_Payo_J/20081027/1225062108復刊の投票がそう簡単に集まらないであろうことは想像に難くない。私の…

キューバと云う国: フィデル・カストロ と チェ・ゲバラ

テレビを見ていましたら、久々の登場となるキューバのカストロ議長のニュースと、チェ・ゲバラの映画の宣伝をやってましたね:ニュース:http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date1&k=2009012400004 時事ドットコム、1月24日付け記事、以下一部抜粋します; …

翻訳雑感: 自分の場合

翻訳に関する私の経歴を少し紹介; 中学生の頃から英語(のロジック)に興味があって、わからないなりにかつ生意気にも、別宮貞徳さんを初めとする理論書などを読み漁った時期もあり、コトバの専門的な勉強もして中南米で生活もした割には、翻訳への関心が薄…

私の大好きなフラメンコのこと その1: カディスの唄

1月15日付け『フラメンコの唄い手達: アグヘータス と ボリーコ』が実際にはその1ですが;http://d.hatena.ne.jp/El_Payo_J/20090115/1231950707 翻訳とは直接関係はない様に見えて実は私の場合おおありの、かつ私が西語を学ぶうえで欠かせなかったフラ…

翻訳家 山岡朋子さん その24 『ルス、闇を照らす者』 : わかりにくい作品? その3

プロフィールにも記載の通り、このブログの主目的は; 出版された翻訳や訳者コメント・公開されたエッセイなどを通じて、山岡朋子さんの翻訳に対する姿勢や独自のプラスαを考察 することなので、山岡朋子(横山朋子)さんの出版された翻訳のうち私が比較的得…

翻訳家 山岡朋子さん その23 『ルス、闇を照らす者』 : わかりにくい作品? その2

ただし以前書きました様に、その翻訳の質の判断は相当難しい;→ 翻訳家 山岡朋子さん その16 訳の質について、日本語の質について http://d.hatena.ne.jp/El_Payo_J/20081017/1224208374 翻訳者がある意図を持って原作の文章を、誤訳と言われぬ様にある方…

翻訳家 山岡朋子さん その22 『ルス、闇を照らす者』 : わかりにくい作品? その1

2001年6月横山朋子さん名で翻訳・出版された『ルス、闇を照らす者』(以下ルスと略す)に関し、「わかりにくい作品」との私からすると理解不能な声があるとのことなので、少し考察してみたい; −−−この作品との出会いは、2008年8月ある事情があっ…

フラメンコの唄い手達: アグヘータス と ボリーコ

今日は、前回 『なぜ英語が話せなければいけないの? その1』 でお約束しましたスペイン語のお勉強にあたっての私のインターネット活用について紹介しますね。まず 2008-10-06 付け『翻訳家 山岡朋子さん その11 ドン・キホーテ』http://d.hatena.ne.jp/E…

なぜ英語が話せなければいけないの? その1

今日は、外国語を学ぶことについての考察を;外国語をメシのタネとしている/仕事の道具として使っているひとや学生さん・受験生などは除きますよ。逆説的ですが、英語が出来ないと何で困るんだっけ?と考えるとどうでしょう?大半の人たちは、多分何も困ら…

再びキリスト(教)のこと: Los Reyes Magos

先日クリスマスのことを書きましたから、今日は東方三博士(あるいは三賢人)でキリスト教の話題を締めることに; Murillo の作品出典 http://corazones.org/apologetica/reyes_magos.htm 1月6日(火)は、国によっては祝祭日となります。たとえばスペイン…