遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

翻訳家 山岡朋子さん その7

http://shuppan.sunflare.com/tosho/4_sotoha.htm

上記は、WEBマガジン出版翻訳 エッセイ 一冊の本:『蘇東坡100選』『蘇東坡 上』『下』です。

山岡朋子さんは;

  • 本を読む楽しみのひとつに、時空を超えた「人との出会い」がある。作品は自ずと著者の人となりを明らかにする。膨大な資料を用い、愛情を込めて書かれた伝記は、実際にその人と会って知るよりはるかに多くのことを教えてくれる。----


と書き出しています。愛読の蘇東坡を紹介しながら本を、特に伝記を読む楽しみについて紹介しているもの。

考えてみると、シゴトのために必要な本やら雑誌記事などは山のように読んでいるものの、人との出会いを楽しめる本なんて、何年読んでいないだろう? 学生時代は繰り返し読んだ愛読書ってあったけれど、どこにやってしまったか? 『本』が、単に知識を得るための媒体となってしまって久しい様な気がします。

"A veinte anyos, Luz" (邦題:ルス、闇を照らす者)が未着なので、その間に紹介されている書籍を読んでみよう。

  • この本はずっと手元に置いておこう。私も彼とともにありたいと思う。


でこのエッセイは終わります。山岡朋子さんとは文学の素養が違う(勿論私の場合は限りなく零に近い ---)ので同じ読みかた・心境にはならないでしょうが、山岡朋子さんの翻訳の素地が少しは理解できるかもしれないし。