2011年東北地方太平洋沖地震 その133: 岩元 綾 さんの紹介
震災関連の記事を読んでいて、特に感銘を受けた記事がありました。ほっとするニュースであること、そのあり方への共感、すごい方もいるものだと云う驚き、そして当ブログ本来のコアの部分とも大いに関係があるので、以下独立して紹介;
◆「被災障害者の力になりたい」ダウン症女性が支援活動
読売新聞(ヨミドクター) 7月14日(木)17時7分配信
−−−「私が周囲に見守られて前に進めたように、『多くの人々の心が皆さんに寄り添っています』と被災者に伝えたい」と岩元さん。日本ダウン症協会は「障害を持つ人やその家族は金銭的、精神的に余裕がない場合も少なくない。支援は本当にありがたい」と感謝している。 (記事終わり、引用終わり)
ダウン症候群 は、その名前だけはよく知られている割には誤解が多そうな障がいですね。個人毎に発症する症状や生活環境の差・違いがある様ですが、一般的には他の障がい同様、無知や誤解に基づく差別の対象になり易いでしょう。私自身何となくわかっているつもりでも実際には −−− 善意だけではご本人・ご家族の立場に立って行動することは出来ないかも。岩元さんはご自身が支えられて来たことを、今度は同じ環境に置かれた方々の支えとして活かされる、と云うことと解します。その行動力に単純に脱帽。震災後の混乱の中で取り残されたかも知れない、表からは見えにくい人達に寄り添い、ライトを当ててくれたことも素晴らしい。
加えて、勿論ご家族や支えてくれた方々との訓練の賜物の筈ですが、以下紹介する様に筆が立つだけではなく、翻訳についても岩元さんならではの特徴がある筈。伝えようとするイメージの描き方、言葉の選び方、言い回し等々、実体験のない翻訳者とは多分ひと味もふた味も違うでしょう;
【岩元綾さん サイト一覧】
【出版経歴: ご本人・ご家族】
※ 以下、書籍のタイトルを●マ●ンのサイトなどで検索すればすぐ見つかります;
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- 21番目のやさしさに―ダウン症のわたしから
岩元 綾 (単行本 - 2008/5)
※ 大平光代さん(弁護士) が推薦文を寄せられているみたい。
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- ことば育ちは心育て―ダウン症児のことばを拓く
岩元 昭雄、岩元 綾、 岩元 甦子 (単行本 - 2005/8)
※ 言葉に関する著書の様ですね。この分野も興味深い。
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- 夢紡ぐ綾―母と娘のデュエット
岩元 綾、 岩元 甦子 (単行本 - 2001/1)
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- 走り来れよ、吾娘(あこ)よ―夢紡ぐダウン症児は女子大生 [単行本]
岩元 甦子、 岩元 昭雄 (単行本 - 1998/1)
【出版経歴: 日本語 ⇒ 英語 翻訳】
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- MAGIC CANDY DROP [大型本] 日本語・英語併記
松田 幸久、黒田 康子、 岩元 綾 (大型本)
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- 魔法のドロップ [大型本]
まつだ ゆきひさ (著), くろだ やすこ (イラスト), いわもと あや (翻訳), 岩元 綾 (著)
【出版経歴: 英語 ⇒ 日本語 翻訳】
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- スマッジがいるから (あかね・新えほんシリーズ) [大型本]
ナン グレゴリー (著), ロン ライトバーン (イラスト), Nan Gregory (原著), Ron Lightburn (原著), 岩元 綾 (翻訳)
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- How Smudge Came [ペーパーバック]
Nan Gregory (著), Ron Lightburn (イラスト)
【他国語への翻訳】
こころよりご健闘を祈ります。