遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

炭鉱事故: 今度は中国、坑内浸水事故 (速報のみ)

炭鉱事故が止まりません (あるいは今まで脚光浴びず、報道されていなかっただけ?);


炭鉱浸水、28人生き埋め=中国四川省
  時事通信 11月21日(日)18時31分配信


【中国四川省 内江市 威遠県 のおおよその場所・地形など】

 
 出典: Google Map
 マーク "A" 付近


内江市 より抜粋。(なお「市」が「県」より上位レベルにあるのですね)

  ・内江市は四川盆地中南部の丘陵地帯にあり、面積の多くは丘陵で、北西が高く南東が低い。沱江が西北から南へ向けて市域を貫き、水の量は豊富である。

  ・気候は温和で雨量が多く、土地も肥沃であり、穀倉地帯となっている。

  ・鉱業では石炭、天然ガス石灰石石英を産出する。 (以下略)


威遠県 より抜粋。(上述の如く、「県」は「市」の下位レベル)

  ・威遠県は四川盆地南部に位置する。 (中略) 県域は西北から東南にかけて傾斜し、丘陵及び低山地帯により構成される。 (以下略)


炭鉱の位置がわかりませんが、この付近を拡大すると川が流れていますし、上掲記事によると、とにかく 『水』 が豊富の様です。また県域は西北から東南にかけて傾斜。


【炭鉱での浸水事故】


炭鉱 - Wikipedia より抜粋;


  海水流入 /海底に鉱区がある炭鉱で落盤が起きた時に発生する事故である。海底炭鉱では坑内火災をも超える最悪の事故で、大量の海水で坑道が瞬時に水没する為、中にいた作業員は全員が死亡する。また、救出はおろか遺体の搬出すら不可能であり、そのまま坑道が放棄される事になる。 (以下略)

   四川省は内陸で海はありませんが、 「川」 と読み替えられるか?


  炭鉱の構造(坑内掘りの場合) /炭鉱は石炭の採掘地に作られるものであるが、石炭の分布、すなわち炭層は幾重にも重なっている。したがって採炭条件もそれにしたがい、採炭地である切羽の場所も深層化していく。そのため、採掘機具、人員、あるいは排水や通風のための道を開ける必要もあり、最低二本以上の主要坑道を掘っていく。この坑道には人員を載せる人車、採掘した石炭を乗せる炭車を走行させる。また、この掘り方によって立坑、斜坑、水平坑などと呼ばれるが、日本では斜坑が多く、継ぎ接ぎされて段重ねになっていた。1961年(昭和36年)での日本の炭鉱における平均切羽深度は地下250mである。ところが、日本より早く採炭が進んだイギリス、ドイツでは750mにも達していた。これは前述の長壁式採掘法の発展と関係しており、労働の集約、産炭の効率化を図った結果であり、ルール炭田では特に優れた合理化システムが確立していた。しかし、日本では後に斜坑での限界を感じ、立坑にシフトしている。これは日本の炭鉱が地層の年代が相対的に若く、そのため地形が褶曲し、採掘が困難であるほか、ガスや水が多く含まれているため、それによる品質の劣化、あるいは大規模な事故を幾度となく体験してきたためである。 (以下略)


中国の炭鉱浸水事故で115人救出、木の皮食べて生還
  2010年 04月 6日 11:35 JST, Reuters

   同じく内陸部の炭鉱での浸水事故の前例として挙げます。海水流入と異なり、生存の確率が高いことを祈ります。