遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

セルバンテス文化センター(東京)の紹介: スペイン語圏の映画 「ラテンアメリカ光と影の詩」  (原題 EL VIAJE)

先日 東京都千代田区六番町2-9 セルバンテスビル にある、セルバンテス文化センター東京の地下1階オーディトリアムで開催の、 『土曜映画上映会 「ラテンアメリカ光と影の詩」』 を観て来ました。


これは現在開催中のアルゼンチンウィークの一環として催されたものですが、5月にはブニュエルが故郷スペインへ20数年ぶりに帰還し撮り上げた作品 「ビリディアナ」 も上映されていた様です。知らなかったので観られませんでしたが。


ラテンアメリカ光と影の詩」 のこれからの上映スケジュールは、6/13(土)17時、6/27(土)18時、入場無料、映画の予約は不要です。完全ではないにしても日本語字幕がありますので、一見の価値アリと思います。同センターへのアクセスは; http://www.tokio.cervantes.es/jp/sobre_nosotros_jp/donde_estamos_jp.htm にて。私は入らなかったのでわかりませんが、確か同じビルの7階にスペインレストランもあった様な。(http://r.tabelog.com/tokyo/A1309/A130904/13058186/ 参照、格好のデートコースかも)


件の映画 「ラテンアメリカ光と影の詩」 はフェルナンド・E・ソラナス監督、1992年フランス・アルゼンチン製作。SFチック、コミカル、幻想的、一ひねりも二ひねりもある見ごたえのある映画でした。私がその後半を現地で過ごした 『失われた10年』 が過ぎたあとの南米が舞台ですが、思わずニヤっと笑ってしまう箇所も多かった。なお音楽については特筆すべき特徴が。以下、同センターで頂いた土曜映画上映会の映画パンフからの抜粋;

−−−音楽は前二作を担当したタンゴの巨星アストル・ピアソラ *1 が病に倒れたため、彼の過去の曲を再編成。加えてブラジルの生んだ才気溢れる音楽家エグベルト・ジスモンチ *2 もスコアを書き下ろし、またアルゼンチン・ロック界の大スター、フィト・パエス *3 が主人公の友人役として出演し、歌声も披露している。


上記音楽家について、私は名前を聞いたことがあるだけですが、ファンは多いでしょうね;



題名: Fito Paez - Tumbas de la gloria (video completo)



題名: Egberto Gismonti (Fukuoka 1991)



題名: Astor Piazzolla y su Quinteto Tango Nuevo - Adios Nonino


この映画はDVDで入手可、http://cinefil-imagica.com/dvd/library/data/KKDS-298.html 参照。タンゴ好きなら同社の 『タンゴ ピアソラ×ソラナス DVD-BOX』 http://cinefil-imagica.com/dvd/library/data/KKDS-295.html も参照。以下抜粋しますと;

内容


マジック・リアリズム的手法で、ラテン・アメリカの人と風土を描いた傑作3点を一挙BOX化!3作品ともに、アルゼンチン・タンゴの革命児にして不世出の天才、アストル・ピアソラの名曲をふんだんに使用している。

『タンゴ ガルデルの亡命』
『スール その先は…愛』
ラテンアメリカ 光と影の詩』
の3作品収録。

なおこの映画に関して、以下サイトでの紹介は秀逸とおもいます。(1999年12月27日付け)

http://www.page.sannet.ne.jp/megmeg/viaje96/latino/latinamerica.htm

    • 旅行して、どんな人たちと会った? どんな体験をした? 何を感じた?

      http://www.page.sannet.ne.jp/megmeg/

      Copy Right (C) 1997-2000 Emico Meguro All Rights Reserved.


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*1:アストル・ピアソラ(Astor Piazzolla, 1921年3月11日 - 1992年7月4日)はアルゼンチンの作曲家、バンドネオン演奏家。タンゴを元にクラシック、ジャズの要素を融合させた独自の演奏形態を産み出した。(以上、Wikipedia より抜粋。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%94%E3%82%A2%E3%82%BD%E3%83%A9 参照。

*2:Egberto Gismonti、英語版 Wikipedia は http://en.wikipedia.org/wiki/Egberto_Gismonti 

*3:Fito Paez、西語版Wikipedia に詳細な紹介あり、http://es.wikipedia.org/wiki/Fito_Paez なお英語版 Wikipedia での紹介は、はるかに短い。