西語圏 (中南米 および スペイン) 関連の映画について扱ったサイトの紹介
西語圏 (ブラジルを除く) ・ラテンアメリカ (ブラジルを含む) の映画はかなりマイナーな感がありますが、調べてみると有償・無償とも結構色々上映されています。直近のものを幾つか紹介しておきます;
- 単なる語学学校ではありません。スペイン語圏関連の講演会・展示会・映画祭・無料映画上映など幅広く扱っています。
現在上映されている無料映画はコロンビア映画 「透明になった子供たち」 セルバンテス文化センター東京 B1オーディトリアム(東京都千代田区六番町2-9 Tel:03-5210-1800, 入場無料、予約不要。
私は既に見に行きましたが、 「3人の子供のキュートでちょっとこわい冒険の物語。脚本はコロンビアを代表する作家ガルシア・マルケスとリサンドロ・ドゥケ監督。50年代のコロンビアを見ることができます。」 と紹介されている、ちょっとしたヒネリが効いた面白い映画でした。9月19日(土)16:00、26日(土)17:00
- このサイトの目的は 「(社)ラテン・アメリカ協会は、日本における中南米情報の集積・発信センターとして、広く中南米に関心を持つ人々の交流を促進します。当サイトでは、中南米の最新情報へのアクセスと、会員同士のコミュニケーションをサポートします。」 とある通り、ビジネスの講演会も含めて紹介されています。
- この機関 (独立行政法人日本貿易振興機構) の目的は 「貿易・投資促進と開発途上国研究を通じ、日本の経済・社会の更なる発展に貢献することをめざして」 であり、上記ラ米協会と併せて会社員時代からお世話になっています。このサイトは完全にビジネス中心。
- この研究所の目的は 「イベロアメリカ(ラテンアメリカ)諸国の政治・経済・文化等の諸問題に関する調査、研究ならびに日本とこれら諸国との学術交流の促進を目的として、1964年に設立されたもので、上智大学研究機構に所属する。」 で、当然ながら内容はカタいものが多い。ただし私はいままで 2008年11月6日 テーマ:「コロンビアの民衆演劇」 および 2009年5月21日 テーマ:「世界経済危機とラテンアメリカへの影響」 を聴きに行きましたが。
- 「研究所の講演会 はいずれも入場無料。どなたでも参加できます。」 とのことなので注目。
- この学会の目的は 「ラテンアメリカおよびその関連地域の自然・人文・社会についての学術研究および調査の推進をはかり、日本におけるラテンアメリカ研究の発展に寄与することを目的として」 ですから、基本的に研究者向けイベントが多い様です。ちょっと近寄り難い?
上記以外でも同好会などのサイトなどで色々なイベントが紹介されていますので、自分の好みで定期的にアクセスしていれば何かかにか催しが行われています。
以下、複数サイトで紹介されている 『映画祭』 を紹介します;
- スペイン、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、キューバ 3大陸から届いた12本の最新作、超話題作を日本初公開
この特設サイトの ABOUT に、企画・プログラミングディレクター Alberto Calero Lugo(アルベルト・カレロ・ルゴ) さんの挨拶が掲載されております。この方の講演は上記ラテン・アメリカ協会 - イベントカレンダーで紹介されており、7月4日 ウルグアイ映画上映会とトーク が立教大学池袋キャンパスで開催された際、面白く話を聞かせて頂きました。この講演については後日別記予定。
◆キューバ映画祭 2009 および ユーロスペース キューバ映画祭2009
- 「映画を通してキューバが見える! 渋谷で2週間限定の映画祭」 がウリですね。私がキューバをアソビで1週間ほど訪問したのは1988年末〜89年初ですからもう20年前。予約無しではまず入れないと言われ駄目モトで行ったら、チョー満員なのに待たずに入れたレストラン "La Bodeguita del Medio" やら、アメリカに向かって海岸に掲げられていたあっかんべ〜の看板やら、チェ・ゲバラの絵が描かれた建物の警備に当たっていた兵隊さんに断わって恐る恐る撮影した独立記念塔など、色々想い出があります。キューバほどその姿が歪められて伝えられている国も珍しい。先入観無しで観に行くのが楽しみです。
「日本・キューバ外交樹立80周年。キューバ革命50周年。革命直後のキューバから、現代の若者の姿を描いたインディペンデント作品まで全12本をラインナップ。トークショー、イベントあり。」
しかし便利な世の中になったものです。その恩恵に浴することが出来る幸運に感謝しつつ。