遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その206: 台風・土砂災害、 余震・地震 〜 釈愚式予測・仮説

土砂崩れダムWatch


 台風12号被害 五條・大塔町の住民ら一時帰宅 奈良
   産経新聞 9月29日(木)7時55分配信

 土砂警戒区域2割未指定、十分な対策取られず
   読売新聞 9月29日(木)3時4分配信

    奈良・和歌山の土砂ダムの状況については継続してWatchしていますが、その予備軍も多そう。


  土砂崩れダム リンク集

    近畿地方整備局 記者発表


  [地方気象情報:近畿地方


  解析雨量・降水短時間予報:近畿地方


  週間天気予報: 奈良県
  週間天気予報: 和歌山県


  紀伊半島地震 (随時更新).xls 直

 気象庁


  
 左出典: 実況天気図 as of 09/29 15:00 JST
 右出典: 4分割(北西) 水蒸気 as of 2011/09/29 15:00 JST

    日本の東海上の低気圧もなかなか立派。


 高潮
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/9/29(木) 午後 8:22

   広島の厳島神社が、高潮で水浸しになってしまいました。もともとこの時期は海水温が高く、季節的に潮位が高いこと、そして大潮だったこともありますが、海上の風と海流の影響も大きいようです。 −−− 海水温は、これからようやく下がり始めるものの、まだ高い状態が続きます。10月はまだ台風もやってきますし、移動性高気圧が北日本を覆えば、日本の南海上では東風が吹き続けます。まだしばらくは、高潮への注意が必要になりそうです。 (以下略、引用終わり)


 人工衛星の破片、落下の可能性−ドイツ航空宇宙センター
   11.09.29 07:30、rescuenow.net

    空から降って来ますから気象に入れてもよいでしょう? 今度はドイツ製。 『破片が落下してけが人が出る確率は2000分の1と、先週落下したアメリカの人工衛星の3200分の1よりもやや高くなっている。』 だそうで、オッズは宝くじよりよさそう??



 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


  浦河沖地震 (随時更新).xls 直


 福島・いわき市で震度5強の地震 福島第1原発の冷却作業などに影響なし
   フジテレビ系(FNN) 9月29日(木)21時7分配信


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

   
   


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁

   参考: 動画:気象庁 最新の地震活動状況(速報)
     1時間毎の震央が地図上にプロットされる動画。

   29日19時05分頃 / 福島県沖 / M5.6 / 震度5強


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

    環太平洋 / 半球

   Magnitude 5.1 - EASTERN HONSHU, JAPAN
     2011 September 29 10:05:08 UTC




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   9月29日午後 〜 30日地震予測東北地方太平洋側各県、茨城県、北海道のうち浦河沖と十勝沖近辺 【注意報(低)−台風時】
    2011年09月28日 15時00分00秒


    (2)概況: / 台風19号は、現在は移動速度は遅かったですが、昨日はゆっくりした動きをして勢力を大きくしています。地下の熱を奪っていることは、熱移動を観察することでわかると考えています。このようなふたつのルートは、代表的な熱移動ルートなのかも知れません。たしかに、熱流の移動とも(逆向きではありますが)そのルートは完全に一致します。 / 今晩から明日にかけてもまだ台風19号、台風17号の影響下にあるために、同様の状況と考えられます。明日の午後3時に大型で強い台風17号がベトナムに上陸するので、そのときに、なにか変化があるかも知れません。 −−− 


    各地での地震の発生予測 / マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温度勾配の大きいところなど、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。 −−− (追記) −−− 昨日と今朝は、内陸部での気温の分析も加えましたが、アメダスを使うと煩雑になりすぎて、挫折してしまいました。それで、今度考えたのは、天気図の気圧配置を使うやり方です。気圧配置は、平年差の温度ではなく、地球内部からの熱伝達の状況を反映したものと考えられるので、こちらをもって、内陸部の予測をしてみたいと思います。こちらは、気圧配置を読み取る作業だけですので、うまく行けば、内陸部での地震発生が正確に予測できるようになると考えています。平年差の図だと、ここ数日はどんどん温度低下しているのですが、気圧配置を見ると低気圧が増加しているので、地球内部からの熱的供給量は多いようです。 (以下略、引用終わり)


  9月28日午後 〜 29日地震予測
    2011年09月28日 15時00分00秒


 ■ 更新・考察


  記事数が多いので、一部明日に回します。


  【連絡】 予測内容に変更はありません。 9月29日 午後10時30分 現在
    2011年09月29日 22時23分33秒

    −−−午後7時過ぎに、福島県沖にてM5.6、最大震度5強を観測しました。そして、そのあとは、福島県浜通りにてM3クラス以下の余震が続いています。過去の台風時では、このようなM5クラスの地震が内陸もしくは内陸部に近いところで発生した場合には、2〜3日間程度は中小規模地震となるようです。まだ、データが十分に蓄積されている訳ではないので、これも100%正しいとは言えないことなのですが。 (以下略、引用終わり)


  (考察) 温熱流と冷熱流について −離れた層にあるふたつの流れ
    2011年09月29日 19時11分57秒

    温熱流と冷熱流が同じようなところを、つまりマントル−コア境界面にこれがあるという考え方は捨て去ったほうがよいかも知れない。 / たとえば、マントル−コア境界は温熱流のみ。そして、マントル−プレート境界に冷熱流がある。このように考えても矛盾はない。 −−− じゃ、冷熱流ってどんなものなの?ということになるが、これは、本当に物質的な流れ。そして、温熱流もマントル−コア境界では流れなのだが、その間にあるマントルを通過してくる間に、単なる熱として伝達されるだけになる。 / この疑問は、冷熱流と温熱流がよくこれだけ綺麗に分離しているものだ、と思ったところからでてきた疑問である。 −−− 冷熱流は地殻の下を潤滑油として動きまわる超流動体である。そして、温熱流は外核のところを、太陽の磁場の影響によって発生した電流が生み出す熱によって生み出された高熱の流れである。 −−− このように分離して考えるのがよさそうに思っている。その理由は、冷熱塊(れいねつかい)、つまり冷熱の塊(かたまり)をどうしても説明できないからだ。 (以下略、引用終わり)

     冷熱流を分けて、以前の仮説の様に地殻直下 (マントル−プレート境界) を物理的に流れるものと考える、新しい仮説。毎日SSTAやら天気図やら衛星写真やら震源図を観、それらを組み合わせた図にして観察し、思考実験により仮説を立てて実績と比較をする地道な作業を繰り返されている釈愚さんだから出来ることです。そのアウトプットを見て、あるいは紹介しているだけでは、なかなかこのテの勘は働かない。その様な観察に基づかない考えは、自戒の意味でも言うなら、単なる思い付きであることが多いですね。

    少し脱線しますが、 別記事 にて紹介の がんセンターでのトラブル の中に、 『「検査データは、臨床検査技師が画面で確認し、医師に送ることになっている。画面には患者の以前の検査データも表示され、前回データと今回のデータが大きくずれていれば、画面上に明確に表示される。ずれたデータが表示された画面を108人分も見逃すということは、担当していた臨床検査技師に大きな問題があったと言わざるを得ない」と訴える。』 の記述があります。この事象は多分、自動化されたシステムからアウトプットされるデータを観て考える必要も機会も無い、誤った時間節約を目指しただけの仕組みの弊害でしょうね。例えば手作業で台帳記入などしていれば、前回と大きな差があれば、あれ、おかしいな、何故だろう、データが間違っているのか、患者さんに大きな変化があったのでは? と嫌でも気付く筈。新米時代にその様な作業を通じてデータの意味を身をもって理解させるか、少なくともデータ反映の際に前回データとの差に基づいてワーニングを出すなどの工夫が必要でしょう。システムからアウトプットされる無機質なデータを、考えることなしに正しいとする風潮がまん延している様な気がします。現場を熟知した者の勘と現場を知らない者の勘は、似て非なるものです。


  (考察) 台風に熱を供給する熱伝達ルートについて
    2011年09月29日 18時54分07秒

    −−−そして、ある着想が沸いてきたのですが、このプレート境界に沿って綺麗な鉱床ができているというイメージです。どろどろのマグマがここにあるとするならば、それが温度の低い地殻と境界を接するところでは、順次固まっていきます。凝固点は、物質によって違うので、この鉱床は縞模様状に綺麗な形の火山帯からすこしはなれたところにできあがっている、と思いました。マントルは、コアにある金属をその表面にくっつけて、クルクル循環している訳ですから、金属成分に困ることはありません。 (以下略、引用終わり)

     火山帯かなぁ? の思い付きレベル (下掲) を仮説に発展させたもの。我々は、見ることの出来ない地下のことは殆ど知りません。深海のことすら殆ど何もわかっていない。従って、そのおこぼれにあずかるだけでも莫大な恩恵を享受出来る筈の巨大な資源やらエネルギーを活かせない。太陽発電だけが新エネルギーではありませんよね。 (その件は記事収集中ゆえ、別途紹介予定。)



  (考察) 台風に熱が奪われる領域
    2011年09月28日 23時40分01秒

    −−−過去のデータを調べると、どうも、同じルートで台風が熱を奪っていることが判明した。いくつもあるルートのうちのひとつなのだろう。 −−− 熱が伝わりやすいにはそれなりの理由があるのだろう。たとえば、金属がこのルート上の地殻にたくさん含まれているとか。 (以下略、引用終わり)


     この矢印に合う何かの分布図みたいなものはないか? と考えて色々物色 *1、 熱を伝え易い金属、と云うことなら日本の地質はどうか? と思いましたが−−−

     
    左右出典: 日本列島の地質と構造 / 地質図のホームページ

    地質区分は矢印と垂直に交わる様なので多分ボツ。

    で、結局最も近いのは;

    
    右図出典: 日本列島 加筆

    火山帯かなぁ、程度しか思い付きません。

    参考: 6. 火山の分布 / 第7章 火山(2)/第二部−2− 地球の科学 / 山賀 進のWeb site

    これ以外にも何かヒントになるものはある筈ですが。

.

*1:物色の方法は、矢印から思い浮かぶキーワードを検索エンジンから画像検索し、めぼしいものの詳細を当該サイトで確認。ぱっと思い浮かんだキーワードは; 地下資源、鉱物資源、地質構造、地磁気など。