遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その200: 台風・土砂災害、 余震・地震 〜 釈愚式予測・仮説、 震災・災害関連ニュース

土砂崩れダムWatch


 台風15号も去り少し落ち着きましたが、土砂ダムは依然として危険な状態が続いています;


  奈良でも水あふれ確認=赤谷の土砂ダム―国交省
   時事通信 9月22日(木)16時59分配信


  土砂崩れダム リンク集


    台風12号被災地関連情報

    このサイト中の 河道閉塞地点の水位情報 は一覧性があって確認し易いのですが、データ反映が遅過ぎ。結局一番確実なのは 近畿地方整備局 記者発表 を確認することの様です。


 大雨に関する近畿地方気象情報 第1号
   平成23年9月22日15時25分 大阪管区気象台発表

   −−− 近畿地方では、これまでの大雨で地盤の緩んだ状態となっているため、北部では22日夜遅くまで、南部では23日昼前にかけて土砂災害に厳重に警戒して下さい。 (以下略、引用終わり)



 解析雨量・降水短時間予報:近畿地方

    6時間前からの実績と、6時間後までの予想が動画表示可。

 週間天気予報: 奈良県
 週間天気予報: 和歌山県

 気象庁


 平成23年 台風第15号に関する情報 第176号
   平成23年 9月22日15時53分 気象庁予報部発表

   −−−台風第15号は、22日15時に、千島近海で温帯低気圧に変わりました。北海道地方では、22日夜遅くにかけて高波に警戒してください。また、近畿地方、東日本、東北地方では、土砂災害や河川のはん濫の危険度の高い所が多くなっていますので、引き続き警戒が必要です。 −−− これで「平成23年 台風第15号に関する情報」(総合情報)は、終了しますが、地元気象台が発表する注意報、警報、気象情報に留意してください。 (記事終わり、引用終わり)


 死者12人、不明4人=台風15号、温帯低気圧に
   時事通信 9月22日(木)16時20分配信


  
 左出典: 実況天気図 as of 09/22 18:00 JST
 右出典: 気象衛星 全球 水蒸気 as of 2011/09/22 18:00 JST
  日本付近はだいぶスッキリして来ました。


 暑さ寒さも…
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/9/22(木) 午後 7:25

   −−−明日からの連休は、台風15号から変わった低気圧の影響もなくなってきて、日本付近は大陸から進んできた高気圧に覆われます。さわやかな秋晴れの連休スタートになりますが、秋晴れの日は朝晩冷えるのが定番。こんな気温の変化が当たり前になってきますから、風邪などひきませんように。 (記事終わり、引用終わり)



 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


  浦河沖地震 (随時更新).xls 直
      このファイルには9月1日以降発生、震度1、 地震情報(各地の震度に関する情報) に掲載された全地震の見出しを入れてあります。紀伊半島のファイルも同じもの、フィルターで見出しを限定しているだけ。暫く更新は続ける予定。


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

    環太平洋 / 半球




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   9/22午後 〜 23日地震予測 東北地方太平洋側各県と茨城県 【注意報(低)】
    2011年09月22日 14時58分39秒


    −−− (2)概況: /  台風が去ったあとの地震の発生について考えてみたいと思います。 / 現在は日本列島を高温の温熱流が覆っており、その周囲から冷熱流が迫っているという配置になっています。 (引用者注:右図) / 実際、平年差の前日差(画像処理ソフトを使ったあとのデータなので、みづらくなっています)を見ると、日本列島と沿岸部は前日と同じかすこし温度が上昇しています。(若干ですが赤みがさしています。)それに対して、その周囲は温度が下がっています。(水色になっています。) / このために、周囲の温度が下がっているために、内側が膨張し、その周囲が収縮しているので、その膨張している周辺、つまり、日本列島の周辺で地震が発生しやすくなります。 −−−


    各地での地震の発生予測 / マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温度勾配の大きいところなど、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。 (以下略、引用終わり)





  9/21午後 〜 22日地震予測
    2011年09月21日 14時00分28秒


 ■ 更新・考察


  (考察) 平年差の図の見方。
    2011年09月21日 21時00分00秒

    −−− 平年差の図の解釈について、まだまだ不十分であり、それからさまざまなものを読み取ることができるはずである。 / そのためには平年差の図についてもっと知らねばならない。この記事ではその一端について書きたいと思う。 (以下略、引用終わり)


     釈愚新仮説のベースとなる 『平年差』 についての考察。この考察では、平年差と云う平面的な動きと、平年差の増分と云う立体的な動き、およびプレートの動きを読み取るための別の視点について改めて振り返るもの。なお 「(平年)差の差分」 と考えるとこんがらかるので、平年差=地下の熱的状態、と読み替えるとよいかも。単に海水面温だけでは地下の熱以外の要素も含まれてしまうので、ある一定期間の海水面温の平均との比較を行うことでその時の地下の熱の状態をあぶり出すのが平年差の目的ですから。図で示すなら−−−


    
  左: 海水面温そのもの (= SST)
  中: 海水面温の平年とのかい離 (= SSTA) = 地下の熱的状態
     上掲2図は同じ日のもの
  右: 地下の熱的状態の変化 = 昨日より暖かいか冷たいか




以下、震災・災害関連のニュースを幾つか;


台風15号猛威 「100万人避難」即決断
  産経新聞 9月22日(木)7時55分配信

  −−−河川の増水が激しかった名古屋市では20日から21日にかけて、市人口の約半数にあたる100万人超に及ぶ住民に、異例の避難指示・勧告を出した。決断の背景には平成12年に死傷者51人を出し、対策が後手に回った「東海豪雨」の教訓があった。市は被害を最小限に食い止めた「早めの対応」を肯定的にとらえる。一方で、実際の避難者は5千人弱にとどまっており、広報体制や避難先の確保などで課題も残った。 (以下略、引用終わり)


   避難は各々の置かれた立場で最適な方法を選ぶべきであって、必ずしも想定通りには行かないでしょう。移動にもリスクが伴うケースが多いでしょうから、その時居る場所に留まるのが最適な場合だって少なくは無い筈。場所の確保やら周知の方法の見直しなど課題は多々あるにしろ、避難すべき状況である、と云う発信が出来るのは大きな進歩でしょうね。もっと大きな問題は、シカトして災害に巻き込まれる方々と、避難したくても自力では無理な方々では?



<東日本大震災>自閉症の子、悩む母 「また災害来たら…」
  毎日新聞 9月22日(木)18時53分配信

  −−−地元に避難所もできたが、行けば周りに迷惑をかけるし、 −−− 家族なら自分を顧みずに助けることができるが、将来一人になった時に大震災が起きたら……。母親はそんな日が来ないよう、祈るのみだ。 / 同級生の自閉症の子を持つ岩手県自閉症協会の熊本葉一会長は「非常時は障害者より健常者が優先される傾向があるが、命に優先順位はない。しかし、だからこそ『障害者を優先して』とも言えない」と話している。 (記事終わり、引用終わり)


   本当に切羽詰まった時は正に 「津波てんでんこ」 、よほど訓練され強い使命感でも無い限り、自分に余裕が無ければ他人など構っていられない現実がありますね。ホモ・サピエンスも動物である以上反射的に反応するってこともあり、生きるか死ぬかを分けるほんの短時間には、確かに障がい者を優先するどころか、外観で判断出来なければそれを認識することさえ不可能、生き残れる確率も大差無いでしょう。しかし避難所へ行ける頃には少し余裕が出来ている筈ですからハナシは別。311以降、自閉症だったか他の障がいだったかは忘れましたが、やはり障がいのある子どもをお持ちの親御さんが 「せめて同じ境遇の者が集まって避難出来れば」 と云う様な事を仰っていたのを思い出しました。当事者に 『障がい者を優先して』 と言わせなくても済む様な仕組みを考えておくべきなのでしょう。アホな健常者は放っておいても周りがたしなめてくれますが、外観から判断出来ない、あるいはコミュニケーションに問題のある障がいをお持ちの被災者・避難者には、ある程度の知識なり経験のある方がケアする必要がありますね。非常時にはボランティアでも可でしょう。事前に登録しておくとか。



浜岡原発「永久停止」を決議へ=静岡県牧之原市議会、26日に
  時事通信 9月22日(木)10時39分配信

  −−−「確実な安全・安心が将来にわたって担保されない限り、(浜岡原発を)永久停止にすべきである」 (記事終わり、引用終わり)


地震を予告できなかった科学者ら7人の裁判始まる イタリア
  CNN.co.jp 9月21日(水)10時33分配信


   地震を予告出来ないのが罪ならば、科学者は全員ムショ行きですよ。言っちゃあ悪いが、馬鹿なイタ公のやりそうなこと。それより早くお行儀の悪いベルルスコーニを何とかしろ −−− ってのはさておいて、日本では、予告なんて難しいハナシではなく、目の前の現実を隠ぺい・過小評価して被害を拡大させた某電力会社の経営陣こそ裁かれるべきでは? 巨額の賠償ばかりに目が向いているが−−−