遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その199: 台風、 余震・地震 〜 釈愚式予測・仮説、 台風発達のメカニズム

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 気象庁


  本日付け別記事 も参照。


 
 出典: 台風第15号 (ロウキー) / 平成23年09月21日21時40分 発表


  311震災で被害を受けた東北地方 を縦断中 沿岸を北上中;


 平成23年 台風第15号に関する東北地方気象情報 第6号
   平成23年9月21日16時29分 仙台管区気象台発表

   −−−強い台風第15号は、21日夜から22日明け方にかけて東北地方を縦断するおそれがあります。東北地方では、太平洋側を中心に大雨、暴風や高波、高潮による災害に最大級の警戒が必要です。 (以下略、引用終わり)

    解析雨量・降水短時間予報:東北地方(南部)
    解析雨量・降水短時間予報:東北地方(北部)


  
 左図: 24時間積算雨量(東北) - 実況アメダス
 右図: 風向-風速(東北) - 実況アメダス



 Roke Hitting Japan's Earthquake, Tsunami Zones
   Sep 21, 2011; 9:25 AM ET, AccuWeather.com





 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


  浦河沖地震 (随時更新).xls 直


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網

   
   


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁

   21日22時30分頃 / 茨城県北部 / M5.3 / 震度5弱 (震度修正)

    台風通過直後くらいのタイミングでしょうか;

     
     
     出典: 日本域 水蒸気 as of 2011/09/21 22:30 JST


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

    環太平洋 / 半球

   Magnitude 5.2 - NEAR THE EAST COAST OF HONSHU, JAPAN
     2011 September 21 13:31:03 UTC




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   9/21午後 〜 22日地震予測 【注意報】 該当地域なし
    2011年09月21日 14時00分28秒


    −−− (2)概況: −−− 昨日から今日にかけての平年差の図に関する差を取りましたが、やはり全体的に水色の部分が多くなっていることから、明らかに台風15号が地下の熱エネルギーを吸い上げていることがわかります。これによって、場のエネルギーが小さくなって地震発生回数が減少していると考えています。 −−− 台風と地震の関係を知る上でもこれから明日の午前中までは目が離せない状況となっています。 −−−



    各地での地震の発生予測 / (<各地での地震発生予測>の図について、これまでは温度変化の大きい所だけをマーキングしてきましたが、これにさらに、高速の熱移動のあるところについては、〇印の中を黄色で着色することにしました。この黄色の部分は、大きめの地震が発生しやすい所と考えているところでもあります。) −−− マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温度勾配の大きいところなど、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。 −−− (追記) / 今日は、台風が東北地方の小規模地震多発帯を横切るために、台風が東北地方太平洋沖のプレート境界のズレに及ぼす影響が明確に観察されるのではないかと考えています。また、台風が日本列島を過ぎ去るか、台風が温帯低気圧に変わるかした直後のこの地域における地震発生規模も観察すべき対象です。 (以下略、引用終わり)


  9/20午後 〜 21日地震予測
    2011年09月20日 14時04分19秒


 ■ 更新・考察


  (考察) 超高圧下では、磁場が誘導されるという仮説
    2011年09月21日 20時00分00秒

    −−− 金属が整然と並ぶと、磁場が生じる可能性がある。 / ・・・・というのは、最近のお気に入りの妄想である。地球が大きく成長するうちに、磁場が形成される。この磁場の方向は偶然である。これが太陽の磁場に反応して、自転軸の傾きが決まる。こんな地球史を想像することができるからだ。 −−− まだまだ想像力が足りないと思っている。特に、物理法則についての空想力が乏しい。人間は、見たもの経験したものの範囲の中でしかもの事を考えられないからだろうか? (記事終わり、引用終わり)

     見当違いも多いにしろ、私は経験済みのパターンをデフォルメ・発展あるいは援用するところまでは出来そう。しかし全く経験どころかその存在さえ知らないものは、考え様がありません。あちこちに関心を持って首を突っ込むことで 「経験済みのパターン」 を増やすしかないかなぁ、と思っています。


  (考察) 超高圧のもとではなぜ物質の温度が上昇しにくいという仮説が成り立ちうるのか
    2011年09月21日 19時00分00秒


    −−− 周囲から均等に圧力を受けている原子の塊のつもりの絵である。 / 超高圧の下だと、当然、力が大きくなれば、反発力たる原子間の剛性も大きくなる。 / これは、非線形的に大きくなる。 / このために、小さな変形でも大きな力に耐えうることになる。 / 原子は振動をしており、それが温度として示されるのだが、高い圧力のもとでは、この振動が抑制される。剛性が大きいために振動が小さくなる。 / 振動が小さいと温度もあがらない。 (以下略、引用終わり)

     私は理解のために、シャレ半分マジ半分で別のものを当てはめようとします。身近な例で満員電車 −−− と思いましたが、蓄積されるのはストレスだけなのでボツですね。ぎっちり詰まったものと云えば −−− 何がいいのだろう?




今日は台風・土砂崩れダム関連を 別記事 に分けておりますが、台風に関して一部ダブって紹介;


<台風15号>強い勢力のまま上陸 高い海水温が影響か
  毎日新聞 9月21日(水)19時25分配信


  台風15号が非常に強い勢力のまま東海地方に上陸したのは、沖縄の東海上から本州に向けて北上する間に大きく勢力を強めるという異例の経過をたどったためだ。 / 気象庁によると、台風15号は19日夜、鹿児島県・奄美大島の東海上にあった時には、中心気圧が970ヘクトパスカルだった。だが、20日夜に四国の南海上に達した時には、940ヘクトパスカルまで発達していた。気象庁天気相談所の山口俊一所長は「日本の近くまで北上してから気圧が大きく下がるのは珍しい」と説明する。 / 台風は海水面の温度が27度以上で発達するとされる。19〜20日に台風15号が進んだコースの下の海水面は、暖流の黒潮の影響で約28度だったという。 / 台風15号は一時、沖縄の東海上で停滞していた。その間は海面が暴風でかき混ぜられ、海水面の温度が低めになっていた。そのため偏西風に乗って北東に動き出してから、勢力を増したとみられるという。 (記事終わり、ご法度の?全文引用終わり)


同じ様なことを、気象予報士 でありお天気キャスターでもいらっしゃる 森田正光 さんも紹介しておられました;


台風15号、関東も暴風域へ
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/9/21(水) 午前 5:49


  −−− 今回の台風は、日本近海で急速に発達したのが、特徴です。 / 昨日一日で、中心の気圧は約30ヘクトパスカル下降しました。 私 (引用者注:御大の森田さん) は40年ほど、この仕事に携わっていますが、日本近海でのこんな急激な気圧下降は、私の記憶の中ではありません。(マリアナ近海や、日本はるか南海上なら珍しくない) / 急発達の理由は二つ考えられます。一つは、台風の強さなどは速報値なので、もともとのデータに誤差があること(そもそも急発達でなく、最初から発達していたかもしれない) / そしてもう一つが、日本近海の海水温の高さです。 / 今年は残暑が厳しく、その影響で海水温が高かったこと。加えて、黒潮が流れている海域を台風が通過したことです。 / 台風は、通過する際に表面の海水をかき混ぜますが、黒潮域は、かき混ぜても下の方から暖水が上がってきて、台風にエネルギーを供給します。したがって、日本近海でも台風が発達できたのかも知れません。 (以下略、引用終わり)



 
左図: 中心気圧時系列グラフ(時間=UTC) / 台風201115号 (ROKE) 現在発生中
右図: 中心気圧時系列グラフ(時間=UTC) / 台風201112号 (TALAS)
左図出典: デジタル台風:台風201115号 (ROKE) - 総合情報(気圧・経路図)
右図出典: デジタル台風:台風201112号 (TALAS) - 総合情報(気圧・経路図)


黒潮 - Wikipedia



"The Kuroshio Current is the west side of the clockwise North Pacific ocean gyre"
出典: Kuroshio Current - Wikipedia


南側では珍しくない急激な気圧下降、黒潮、その結果としての台風の発達、どれも釈愚さん新仮説で説明出来そう −−− かな?