2011年東北地方太平洋沖地震 その202: 台風・土砂災害、 余震・地震 〜 釈愚式予測・仮説
土砂崩れダムWatch
◆台風豪雨被害から3週間 被害全容いまだ見えず 奈良
産経新聞 9月25日(日)7時55分配信−−−土砂崩れダムの決壊に備えた避難生活も長期化を避けられない情勢で、農業や経済活動への影響も大きく、被害実態の全容はまだつかみきれない状況だ。 (以下略、引用終わり)
■ [地方気象情報:近畿地方
※ 6時間前からの実績と、6時間後までの予想が動画表示可。
⇒ 紀伊半島地震 (随時更新).xls
※ 更新中。
左出典: 台風情報 (進路予想広域図) - バイオウェザー
右出典: 台風第17号 (ネサット) / 平成23年09月25日09時40分 発表
※ 17号も相当の規模の様ですが、日本には来ないか? また、18号も誕生;
◆平成23年 台風第17号に関する情報
平成23年 9月24日10時10分 気象庁予報部発表
−−−台風第17号が発生しました。 (以下略、引用終わり)
◆平成23年 台風第18号に関する情報
平成23年 9月25日10時25分 気象庁予報部発表
−−−台風第18号が発生しました。 (以下略、引用終わり)
これに伴い、上掲図は以下の様に変化:
左出典: 台風情報 (進路予想広域図) - バイオウェザー
右出典: 台風第17号 (ネサット)、第18号 (ハイタン) / 平成23年09月25日 発表
◆深刻な爪あと
チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/9/25(日) 午前 11:22
−−−一方、まずまずの行楽日和の所が多い中で、太平洋側は今日は雲が広がっていて、土砂ダムが心配な紀伊半島の三重県側では、今朝から強い雨も降っています。台風17号に続いて、南シナ海では台風18号が発生。どちらも日本には影響なさそうですが、台風シーズンはまだ終わっていません。 / まだまだ、雨や台風には油断できない状態が続きます。 (以下略、引用終わり)
◆台風17号発生
チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/9/24(土) 午前 11:02
−−−位置的には日本列島を伺いかねないとても嫌な所です。 / この台風、昨日までの予想では、発生したとしても、沖縄付近で強まる夏の高気圧の南を通り、フィリピンから南シナ海を西進するコースだと思われていました。 / しかし、今日の予想をみると、沖縄付近の高気圧にやや弱まる傾向が見られ、この予想通りになると、来週後半、先島諸島付近を指向する可能性もあると思われます。 (以下略、引用終わり)
左出典: 実況天気図 as of 09/25 06:00 JST
右出典: 気象衛星 北半球 水蒸気 as of 2011/09/25 06:00 JST
◆Nesat a Serious Threat to the Philippines
Sep 24, 2011; 4:05 PM ET, AccuWeather.com (右図出典)
左出典: Severe Weather Information Centre
右出典: PAGASA-DOST MTSAT-EIR Satellite Image for 3 p.m., 25 September 2011
★防災気象情報
★気象統計情報 (火山含む)
★報道発表資料
地震・余震発生状況
⇒ 浦河沖地震 (随時更新).xls
※ このファイルには9月1日以降発生、震度1以上、 地震情報(各地の震度に関する情報) に掲載された全地震の見出しを入れてあります。上掲紀伊半島のファイルも同じもの、フィルターで見出しを限定しているだけ。暫く更新は続ける予定。
⇒ 地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁
⇒ Earthquake List for Map of Asia Region / USGS
【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】
■ 地震・余震予測
【地震予測−簡易版】 今日から明日にかけての地震予測 午後0時20分 現在 :東北地方太平洋側各県と茨城県 【注意報(低)】
2011年09月25日 12時17分03秒
−−−冷熱の高速の熱移動は、日本海側から太平洋側へ向けて、今日はさらに勢いを増しています。 / また、日本列島周囲もかなり温度が低下しています。(以下の図の水色の範囲) −−− 風2個の地震抑制力の一方で、地震が発生する条件が整いつつあるということで、緊迫した状況にはなっていますが、最大規模の地震であっても、この8月9月に発生した程度と考えています。5月や6月に逆戻りということは現在の状況ではあり得ないと考えています。 (記事終わり、引用終わり)
◆【地震予測−簡易版】 今後の地震発生につきまして 9月24日 午後0時20分 現在 :東北地方太平洋側各県と茨城県 【注意報(低)】
2011年09月24日 12時02分50秒
−−−今日 (引用者注:9/24) の特徴は、 / (1)昨日に引き続き日本列島の周囲の温度低下が進行していること / (2)東日本において日本海側から太平洋側へ向けての高速の熱移動があること / の二点です。 −−−
平年差の観察から特に大きく変化の見られる箇所で地震が発生しやすいと考えられる場所をプロットしました。 / 東北地方太平洋側全般において、温度低下が起こっています。 / また、山陰九州地方はマーキングはしていないですが、全域において温度低下は顕著ですので、中規模(M4クラス)の地震が発生する可能性があります。 /
冷熱流や温熱流などの流れ(対流)による熱移動ではなく、表面的な熱移動ですので、沖合いといっても内陸部に近いところでの地震に対する注意が必要です。 (記事終わり、引用終わり)
■ 更新・考察
◆(考察) 地震の発生が抑制されている原因について
2011年09月25日 06時24分28秒
−−−天気図に、平年差の影響ではなく、平年差の前日比が反映されるのであれば、天気図が地震予測に使えるようになるので、面白いと考えてアップしました。 −−−
東北地方太平洋沖プレート境界の歪みを誘発するきっかけとなる小規模地震発生帯の中心はこの地域にあるということです。 / そして、この地域を中心にした同心円の上に地震が発生していたと考えると、この小規模地震発生帯を中心とするこの地域において活性化している亀裂の構造、断層の構造が見えてきます。 / そして、この中心地域とプレート境界側で往復地震が発生していたと考えるべきでした。 / これをさらに拡張して解釈していけば、長野、新潟、伊豆沖、千葉東方沖、和歌山県北部、との連関も見えてきそうです。つまり、日本における活性化断層の内的連関が。 / ただ、そこまで到達するためには、まだかなり考察が必要になりそうですが。 (記事終わり、引用終わり)
◆【連絡】 9月1日から今日までの平年差のアニメーションと追加説明
2011年09月24日 13時06分02秒
−−−9月にはいってからの平年差のアニメーションをアップしておきます。 / 最後二日間ほどですが、日本海側から太平洋側への熱移動の速度が相当速くなっています。 / 予想している地震よりもやや大きめの地震が発生する可能性もあります。 (記事終わり、引用終わり)
◆(考察) データ比較から得られた知見などについて
2011年09月24日 05時01分06秒
2ヶ月程度だったろうか、Hi-netの地震の震央図と気象庁の平年差の重ね合わせをしてデータ比較をしてきたが、いくつか興味深い知見が得られた。 −−− 総論的には地震の震央が、平年差の等温線との対応関係があるということ。等温線上にあるいは等温線に平行に分布しているということ。 −−− 各論的には、東北地方太平洋側は全般的に、広い範囲での温度低下の際にM5からM7の地震の発生の確率がとても高いということ。 / そして、その中でも岩手県沖、宮城県沖、三陸沖がこの広域の温度低下に対して、つまり、温度変化にとてもセンシティブ(敏感)である。 −−− 余談ですが、3.11の巨大地震発生直後は夜中まで、M5からM6クラスが数分単位で度発生していたのですね。いまさらですが、驚きました。 / これについても、順次、違う角度から見直していきたいと思っています。 (記事終わり、引用終わり)
※ 参考まで、上掲最後に言及されている、311本震後12時間に発生した震度4以上の地震の記録を添付 ⇒ 311本震後12時間.xls