遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その185: 台風・豪雨、 余震・地震 〜 釈愚式予測、 浦河沖地震

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 気象庁


  
 左図出典: 日本域 水蒸気 as of 2011/09/08 21:00 JST
 右図出典: 台風第14号 (クラー) / 平成23年09月08日18時45分 発表


 平成23年 台風第14号に関する情報 第6号
   平成23年 9月 8日16時43分 気象庁予報部発表

   −−−台風第14号は南大東島の東海上を北北西へ進んでおり、9日未明に南大東島に最も接近する見込みです。大東島地方や九州南部・奄美地方では8日夜遅くから9日かけて、強い風が吹き、しける所がある見込みです。強風や高波に注意してください。 (以下略、引用終わり)


 Tropical Storm Kulap of Interest in Okinawa
   Sep 7, 2011; 6:06 PM ET, AccuWeather.com


   大雨で決壊の恐れ高まる 奈良・和歌山の2つの天然ダム湖
     産経新聞 9月8日(木)21時25分配信

     −−−国土交通省近畿地方整備局は8日、台風12号の豪雨で和歌山、奈良両県にできた4つの天然ダム湖のうち、和歌山県田辺市熊野(いや)と奈良県五條市大塔町赤谷の2つについて、9日にかけて予想される雨で決壊する恐れがあることを明らかにした。他の2つは決壊の可能性が低いという。気象庁は和歌山、奈良、三重各県で同日にかけて大雨となる恐れがあるとしており、奈良県十津川村のほか、田辺市も8日、下流域に避難指示を出した。 (以下略、引用終わり)

   台風死者56人に=和歌山で2人確認、不明55人
     時事通信 9月8日(木)21時19分配信

   <台風12号>大量の災害ごみ 処理のめど立たず
     毎日新聞 9月8日(木)12時51分配信

   <台風12号>ライフライン復旧難航 死者・不明111人
     毎日新聞 9月8日(木)12時4分配信


 秋の雲
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/9/8(木) 午後 2:58

   −−−台風12号の影響で記録的な大雨に見舞われた紀伊半島でも、今夜遅くから再び雨が降ってくる見込みです。 / 土砂崩れダムの崩壊のおそれもあり、厳重な警戒が必要です。この雨を乗り切れば、来週は晴天が続く見込みです。 (記事終わり、引用終わり)

    『天然ダム湖』 『土砂崩れダム』、前者の方が牧歌的ですね。後者は切迫感がある。



 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


 結局、首相官邸に設置された (らしい) 浦河沖地震連絡室ってどうなったのだろう? 何も動きが無い様なので、訓練だったのですかね。先行で掲載した浦河沖で発生の一連の地震に関しては、釈愚さん記事紹介の後ろに置きます。


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

    環太平洋 / 半球




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   9月8日午後 〜 9日地震予測 温熱流の流れが速い箇所があるため 【注意報(低)】
    2011年09月08日 21時00分00秒


    −−−(2)概況: (中略) 昨日、台風13号も温帯低気圧になるに至って、地震抑止力を失ってしまったということです。 / その昨日は、次の図 (引用者注: 右図) に示すように、日本海と北海道に接する一部において温度低下していたのですが、今日は北海道全域にわたって低温化が進んでいるようです。 / 温度低下するということは、それだけ地震が発生しやすいということですが、その条件として温度低下域の周囲が温熱流に取り囲まれているという条件が必要です。そして、地震はその境界で発生するという特徴があります。 / しかし、全体的に温度が下がるということは、全体的に収縮する訳ですから全体的に地震が分散して発生しやすくなるということになります。ただ、気をつけなければいけないのですが、温度差という観点から見る限りは、温度低下しているのですが、実際には、北海道を覆っているのは温熱流であり、むしろ膨張状態にあるということです。 / したがって、地震が分散化して発生して、大きな地震が一箇所で集中して生じにくくなっているのではないかと考えています。 (中略)


    各地での地震の発生予測 / マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温度勾配の大きいところなど、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。 (以下略、引用終わり)


  9月7日午後 〜 8日地震予測
    2011年09月07日 14時00分31秒


 ■ 更新・考察


  【連絡】 今後の地震発生につきまして 9月8日 午前10時00分 現在
    2011年09月08日 10時00分00秒

    −−−さて、地震が発生する場所の可能性のひとつとしては浦河沖です。 (中略) 浦河沖ではどこかと連動しているということはあまりなかったように思われますし、わりと平年差の図の通りに発生していたように思われます。 / 実際、昨日もとても予測が困難なものでした。そのために、平年差のような平面的な熱的分布ではなく、平年差には現れない立体的な、深さ方向におけるモデルを構築して、地震発生の解釈を行いました。 / この立体的なモデルの場合には、どこかに歪が飛び火するというものではなく、その場で繰り返し地震が起こるものと考えています。 / 平面的な冷熱流や温熱流の分布が原因の歪であれば、一箇所で地震があった場合、その次に発生する地震は、平面的にそのひずみを解消しようとして場所を変えて地震が発生しますが、平面的な熱分布ではなく、上下方向での熱分布およびそれがもたらす歪みが原因であるならば、これは上下方向での場所を変えることはあっても、他に飛び火することはないということも考えられます。 / 一方別の見方をすると、浦河沖で発生したあとに茨城県宮城県岩手県およびその沖合い、それと長野県での地震がときどき発生しています。これを兆候ととらえて、これらの4つの県での発生の可能性があると考えるものです。 / これは、先の福島−新潟−長野−和歌山−静岡東−茨城を結ぶモデルとの関係を考えるというものです。 (中略) いろいろと考える材料を提供することはできますが、予測の決め手をみつけられないというのが現状 (以下略、引用終わり)


  【連絡】 今後の地震発生につきまして 9月7日 午後11時40分 現在
    2011年09月07日 23時40分00秒、心安らかなる日々



  −−−浦河沖も含めて北海道は大体が深いところが震央となる地震が多いのですが、今回の浦河沖は浅いところ、10km未満のところで発生しています。 / しかし、平年差で見る限りは、浦河沖で地震が発生する兆候は見られません。 / それに、さきほどの平年図において温熱流のすばやい移動というものについては、太平洋側を北上していた台風13号に吸収されているだけと考えることもできます。 / もちろん、この熱の移動は地盤を膨張させつつ熱が移動していくという実際的な意味もあります。浦河沖での熱のすばやい移動が、比較的地盤の浅いところで発生したとすると、より納得いく説明が可能です。 (以下略、引用終わり) 




先行掲載した浦河沖の地震発生状況。釈愚さん記事は上に移動;


浦河沖地震 (随時更新).xls 直  3シートあり。


新ひだかで未明に震度3 余震、計25回に
  09/08 14:09、北海道新聞9月8日夕刊掲載

   被害の報道無し、あまり切迫感もなさそうですから、今のところ問題無しでは。


北海道で震度5強 大きな被害はなし
  日本テレビ系(NNN) 9月8日(木)5時15分配信


首相官邸(災害情報) (Kantei_Saigai) on Twitter


日高・十勝地域 / 地震調査研究推進本部


  −−−日高地方南部から浦河沖にかけての地域は、地震活動の活発な地域であり、これまでにM8程度の地震こそ発生した記録はないものの、1930年以降でもM6〜7程度の被害地震が何回か発生しています。その中で、1982年の「昭和57年(1982年)浦河沖地震」(M7.1)では、浦河町震度6が観測され、大きな被害が生じました。このほか、1931年の浦河付近の地震(M6.8)、1932年の静内付近の地震(M7.9)、1970年の北海道南部の地震(M6.7)などの被害地震が発生しています。日高地方南部から浦河沖にかけた地域は、地下構造が複雑であるため、地震の深さを精度よく決めることは難しいのですが、通常の陸域の地震が発生する場所より深い場所(深さ20〜40km)で数多くの地震が発生しているのが、この地域の地震活動の特徴となっています。なお、1981年の浦河沖の地震(M6.9)は、深さ約130kmの沈み込む太平洋プレート内で発生した深い地震ですが、被害が生じました。 (中略)


  日高支庁の位置における地震カテゴリー別の影響度 / 日高支庁浦河町)の確率: 高い。 / 千島海溝沿いの沈み込んだ太平洋プレート内のやや深い地震・やや浅い地震(ともにカテゴリーカテゴリー II )の影響度が高くなっています。太平洋プレートのプレート間およびプレート内の震源を予め特定しにくい地震(カテゴリーカテゴリー II )や、三陸沖北部の地震(カテゴリーカテゴリー I )の影響も見られます。

  ・カテゴリー I : 海溝型地震のうち震源断層を特定できる地震
  ・カテゴリー II : 海溝型地震のうち震源断層を特定しにくい地震
  ・カテゴリー III: 活断層など陸域と海域の浅い地震
  (以下略、引用終わり)


   昨日からの一連の浦河沖地震は、震源の深さは約10キロ 〜 「ごく浅い」 ですから、上の記載とは少し異なる様ですね。例えば昨日 2011/09/07 22:29:43.27 発生の地震震源の深さは約5.5キロ;

    
    出典: 震源マップ