遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その83: 地震・余震発生状況・予測 (随時更新)、 阿蘇山、 地球型惑星

 気象情報


 火山名 阿蘇山 噴火警報(火口周辺) / 気象庁 噴火警報・予報
 平成23年5月16日11時00分 福岡管区気象台



 地震・余震発生状況


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS



【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   5/16午後〜5/17 予測【注意報(低)】
     2011年05月16日 12時47分13秒


    


    5/15午後〜5/16 予測


 ■ 更新情報・考察


  地球の内部を再考する(その3)−北上する温熱流と地震
    2011年05月16日 18時20分32秒


    

    −−−さて、今の時期は、先に図示した二枚の図の最初の図 (注:上掲図を指す) に該当し、地震の原因となる冷熱流が日本列島から遠ざけられる。 / しかし、これも6月、7月、8月と月を経るにつれて冷熱流の流れも移動し、その時期に応じて日本列島の異なる場所に圧力を加え始める。 (中略)


    わたしは、この地球というのが生命を育むのにちょっどよい温和な環境を提供してくれていると考えています。地球は、その環境を守るためのさまざまな安全性の機構を備えています。巨大地震でさえ、地殻の壊滅的な破壊の防止機構と考えることができます。これは、結果論ではありますが、このような安定な地表の存在する地球だからこそ、人類のような高等生物が生まれたと考えています。 (記事終わり、引用終わり)


  歪が蓄積する地域に冷熱塊が形成される理由および冷熱塊形成後の挙動に関する考察
    2011年05月16日 08時35分09秒


    −−−この冷熱塊は、歪によってプレートが薄くなった場所の補強構造であると考えていいのではないか。 / もともと、マントルの地球規模の巨大な力を受けとめるにはプレートや地殻は薄すぎると感じていたが、冷熱塊の形成機構というのはこうしたプレートや地殻の破壊を地球規模の圧力から守るために自然にできあがった機構ではないだろうか? (以下略、引用終わり)


  昨日の地震の特徴について
    2011年05月16日 07時18分47秒


    −−−茨城と福島間の地震の往復現象が減り、その分福島県地震の頻度と規模が多くなったように思われる。 / このことから、この地域に蓄積されていた歪エネルギーの放出の際に、茨城と福島と宮城と三箇所に分散していたことがわかる。これまでは、地震のショックをこの三つの県で分担して受けていたと考えられる。時間差はあったので、異なる地震のように思っていたのだが。 / それが、現在は、福島と宮城の二箇所で受けとめるようになったため、特に茨城県との連結がゆるくなった福島県においては地震の規模がわずかに大きくなった。 (以下略、引用終わり)


  釈愚さんの記事を読んでアタマの中にイメージを描き、わからないところや過去記事を読み直してイメージを補正して、またわからなくなって、と云う作業を繰り返してしがみついていますが、振り落とされそう。まだ自分の言葉で 「翻訳」 出来ませんね。でも、この仮説なら地殻活動のみならず気候変動の大きな流れまで一貫した理論で説明出来そう、と云う私自身の直感を信じます。無論、薄い卵の殻の周りを覆う大気にも留意しなければなりませんが。




上で紹介の記事は地殻活動やら気候変動の主因を地下に求めています。で、地球外の世界にも興味のある私としては、太陽系内の 地球型惑星 と呼ばれる水星・金星・火星3兄弟の地殻活動はどうなのかと云う点にも惹かれます;


 
  左が太陽側、左端が水星、右端が火星。


太陽との距離が異なることでの差があるし、そもそも惑星の成り立ちも異なるなら単純な比較は出来ないでしょうが、産まれた時は、組成は異なっても皆アツ〜〜い球だった筈。地球型惑星には 「主に岩石や金属などの難揮発性物質から構成される」 と云う共通点があります。 太陽系の形成と進化 - Wikipedia によると;

−−−様々な惑星は、太陽の形成後に残ったガスや宇宙塵の円盤から形成されたと考えられている。今日最も広く受け入れられている仮説は、降着円盤モデルとして知られているものである。このモデルでは、まず宇宙塵が太陽の周囲の軌道を回り始め、次々に衝突して1kmから10km程度の微惑星という塊を作る。その後数百万年間は衝突により、1年あたり数cm程度の速さで成長する。 / 太陽から4天文単位以内の内部太陽系では、水やメタン等の揮発性の分子が凝縮するには温度が高すぎるため、金属(鉄、ニッケル、アルミニウムなど)やケイ酸塩などの融点の高い物質が微惑星を形成し、岩石質の惑星(地球型惑星:水星、金星、地球、火星)になった。 (以下略、引用終わり)

地球内部だって誰も見たことがありませんから、まして遠く (我々の日常と比較して) 離れた他惑星の内部構造については様々な説がある様です。従って以下同一のサイトから引用し、参考に別サイトも紹介;


水星 SPACE INFORMATION CENTER


  −−−地球に次いで密度の高い水星は、その直径の3分の2から4分の3にもなる巨大な核があると考えられています。水星は最も小さな惑星であり、そのため急速に冷えていくため内部は固体であると考えられていましたが、マリナー10号によって微弱ながら水星固有の磁場が発見され、その後の観測より、液体の核をもつ可能性が示唆されています。なぜ水星のような小さい惑星で核が溶けたままいられるのか、大きな謎となっています。 (以下略、引用終わり)


   


    参考: 水星に関する別記事


金星 SPACE INFORMATION CENTER


  −−−金星にはプレートはなく、鍋で沸騰するような巨大なプリュームの流れで熱輸送が行われています(プリュームテクトニクス)。コロナと呼ばれる直径数百kmの円形の構造が多数みつかっており、プリュームに関係した構造であると考えられています。 (以下略、引用終わり) 


      


    参考: 金星に関する別記事


火星 SPACE INFORMATION CENTER


  −−−火星は地球の約半分の大きさしかないため、現在の火星の内部は冷えて、液体核はないと考えられています。ケイ酸塩からなる地殻とその下のマントルは酸化鉄に富み、そのため表面が赤褐色に見えます。核は鉄・ニッケルの合金と硫化鉄からなっていると考えられています。 (以下略、引用終わり)


  


    参考: 火星に関する別記事


−−−


3兄弟の観測に基づく推測は、地球の成り立ちを解明する助けにもなります。同様に地球の地殻などの活動に関する推測が 「3兄弟」 の推測のベースとなる、つまり相互にフィードバックが行われていることになります。収拾がつかなくなりそうなので切り上げますが、上掲記事中の釈愚さんの言葉 「巨大地震でさえ、地殻の壊滅的な破壊の防止機構と考えることができます。これは、結果論ではありますが、このような安定な地表の存在する地球だからこそ、人類のような高等生物が生まれたと考えています。」 に表される様に、我々は他3兄弟には無い、絶妙なバランスの上に生かされていると言えますか。