遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

翻訳家 山岡朋子さん その82  『ルス、闇を照らす者』 :  チリのケース その5 − チリの911から 36+1年、アメリカの911から 8+1年

国家としてのアメリカが間接的に加害者となった 『最初の9−11』 が1973年チリでのクーデター、その28年後主にアメリカ国民が犠牲となった 『2度目の9−11』 が2001年に発生した航空機によるテロ事件。後者は一般的には 『アメリカ同時多発テロ事件』 と呼ばれていますが、テロであることは間違いないものの真の加害者は不明のまま。アメリカは早々とこれをアルカイダの仕業と断定し、証拠が無いとして 「首謀者」 の引き渡しを拒否したタリバン政権下のアフガニスタンに侵攻、就任当時無能呼ばわりされていた狂人子ブッシュは一転して 「強い大統領」 として君臨することに。この延長線で子ブッシュ大量破壊兵器を隠し持っているという、後日ねつ造されたことが判明した疑惑を理由にイラクにも侵攻。


この様な中2009年1月20日世界中の期待を背負って就任した新オバマ大統領であるが、子ブッシュの敷いた暴力路線を修正するどころか激化させ、アフガニスタンイラク両国民のみならず周辺国および自国民まで犠牲にしてなお戦争を続けています。 『2度目の9−11』 での犠牲者は3,000人足らず、 『報復』 として一体その何倍の人間を犠牲にすれば気が済むのか??? 民主的に選んだ政権を血生臭い方法で叩き潰されたチリやその他同様にアメリカ国家により主権を侵され自国民が犠牲となった中南米諸国は報復などしていません。何故アメリカだけに 『報復』 の権利があるのか???


昨年の今日書きました 翻訳家 山岡朋子さん その58 『ルス、闇を照らす者』 : チリのケース その2 − チリの911から36年、アメリカの911から8年 - 翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記 から状況は改善するどころか、戦争を激化させている分更に悪化する一方。当記事題名の通り、単にもう1年経っただけ−−−


−−−その事件の特異性からして、 『2度目の9−11』 の加害者を特定出来る証拠は無い、と解します。ムスリムが犯人に違いない、と言うなら、いや、これはxxxx政府の仕組んだ自作自演だ、とも言える訳で、どちらも明確には否定出来ない筈です。全てのスタートがここにある訳で、世界中が 「大きな嘘」 に騙され踊らされていやしないか? の疑いが払拭出来ません。

Let's Make September 11 a Day of Peace
King Features Syndicate / By Amy Goodman, September 10, 2010


この様な主張もあることで少しはほっとしますが。