遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

イランの核疑惑 続報: 祝 ウラン国外移送で合意 !!!

ブラジル・トルコの仲介が功を奏し、ようやく合意に漕ぎつけたとのこと。よくやった!! まずはめでたい;


イスラム圏だからアルコール  はご法度? でも確かサウジでシャンペンもどき (ジュースと発泡性清涼飲料のカクテル、当然ノンアルコール) で乾杯したことがありましたっけ。



出典: PRESSTV

  • Iran's declaration on nuclear swap deal
    Mon, 17 May 2010 10:09:07 GMT, PRESSTV


    −−−Iranian Foreign Minister Manouchehr Mottaki read the ten-point detailed deceleration on the nuclear swap deal at a press conference held in the Iranian capital Tehran. −−−


例によってアメリカからの様々な嫌がらせ・圧力をはねのけての快挙;


<イラン>低濃縮ウラン搬出合意 欧米圧力の回避は微妙 (5月17日21時2分配信 毎日新聞) など報道されていますが、米英の言い分だけが正しくイランの言い分には耳を貸さない論調、相も変らぬ思考停止の典型ですから無視してよいかと思います。馬鹿ですね、英米が今までにこの問題で何か具体的な成果を挙げていますか?


むしろこの先Watchすべきは、それでなくとも不測のリスクで一杯の濃縮ウランの輸送に対するアメリカの妨害工作。お得意の 『テロリスト』 あるいは 『アルカイダ』 を駆使しての工作には要注意。米英・国連・IAEAは、イランに対するネガティブキャンペーンに費やすカネと時間を、中東の鬼っ子イスラエルに振り向けるべき。核兵器を所有しNPTに加盟していない状況を何だと思っているのか。


なお当件とは一見無関係ですが−−−

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100516-00000029-mai-int
ギリシャ>危機がデタント生む トルコと共同で国防費削減
5月16日19時43分配信 毎日新聞


−−−ギリシャ国防費(07年)は45億ユーロ(約5200億円)規模に上り、国家予算の5%、国内総生産の2%弱を占める。ギリシャはトルコとの関係改善を通じて、軍事費削減や輸出促進などを財政再建策の柱にする考えだ。 −−−


この件の裏読みはしていませんが、今回の危機もこんな形で活かされるなら大歓迎。それに比べてアメリカは、カネに糸目を付けず軍備増強にまい進中。要注意。