第６７回国連総会： イラン ｖｓ イスラエル・アメリカ、 おまけで カナダ
アメリカの中東での影響力なんてもう無いに等しいのに、ＩＡＥＡや国連・メディアを駆使して核兵器開発疑惑をでっち上げ、敵対するイスラエルも巻き込んだ相当エゲつないイラン潰しが展開。それだけイランがアメリカにとって脅威なのでしょうが、やり方があまりにミエミエ。核兵器開発阻止どころか、挑発して核兵器保有へ導き 「合法的に」 戦争を始めたいらしい。やはりアメリカにとって脅威であったサダム･フセインを排除するためにでっち上げた大量破壊兵器疑惑から開戦に踏み切ったイラク戦争前と同じ状況。ずるずるとアメリカに引っ張られた 「国際社会」 はまた同じ愚を犯しつつあります。アメリカが介入したイラク・アフガニスタンはどうなりました？ リビア・シリアはどうなっていますか？ 介入した国を破壊し尽くし、現地に憎しみのタネを植え付け、かいらいを据えてテロの脅威を口実に更に介入して泥沼化させる以外、アメリカに能はありません。長年 「アメリカの裏庭」 として荒らされた南米の幾つかの国があれだけ警戒し反発するのには訳があります；
【Iran (Islamic Republic of) / H.E. Mr. Mahmoud Ahmadinejad, President,26 September 2012】
※ これが大統領としてのアフマディネジャド氏最後の演説。
◆Iranian president calls for immediate overhaul of UN Security Council
Tue Sep 25, 2012 12:10AM GMT, PRESSTV
◆Report: U.S. refuses entry to 20 Iran officials ahead of UN meet in New York
By Reuters | Sep.22, 2012 | 5:13 PM @ Haaretz Daily Newspaper
※ 過去チャベスが指摘したこと。これでは国連の意味が無いでしょう。
◆イラン大統領が国連総会で演説、「覇権国家による脅しがまん延」
CNN.co.jp 9月27日(木)9時56分配信
−−−米国とカナダ、イスラエルの代表団はこの演説を欠席した。一方、過去のアフマディネジャド大統領の演説では抗議の退席がほぼ恒例となっていた欧州の代表団は、今回は退席しなかった。 （記事終わり、引用終わり）
※ 欠席して皆でストリップでも見に行っていたのでしょう。確かにそっちの方が楽しそう。
◆＜イラン＞通貨が暴落…米欧の経済制裁強まり
毎日新聞 10月2日(火)21時59分配信
※ この 「経済制裁」 は一見平和的に見えますが、最も被害を被るのはイラン国民。ある意味、爆弾を落とす以上に残忍。世界経済がこれだけ相互依存していれば、通貨だって暴落して当然。イランは今でも多分親日国である筈ですが、日本はアメリカの陰に隠れ、存在しないに等しい。こんなことやってりゃ、日本は自国の国益しか考えないアメリカ以外の全てのパートナーを失って当然。
◆Life under sanctions
Aug 23, 2012, Al Jazeera English
◆What if we're wrong on Iran?
October 2, 2012, latimes.com
【Israel / H.E. Mr. Benjamin Netanyahu, Prime Minister .27 September 2012】
⇒ Statement 未掲載
出典： Recipe for Disaster / Truthdig Cartoons
※ 幼稚なバクダンのふざけた絵よりか、まだこっちの方がマシ。
◆Netanyahu to UN: Nuclear Iran is the Same as ‘A Nuclear al-Qaeda’
September 27, 2012 @ 11:31 am, News From Antiwar.com
◆Bibi’s Crazy UN Speech
September 27, 2012 @ 11:00 pm, Antiwar.com Original
◆イラン核阻止、来年前半が期限＝イスラエル首相、国連演説で警告
時事通信 9月28日(金)6時25分配信
【United States of America (The) / H.E. Mr. Barack Obama, President, 25 September 2012】
出典： Hope Restoration / Truthdig Cartoons
※ スペインの婆さんの修復並みのヨーチなビジョンと演説。
◆「暴力と不寛容許さず」＝民主化進展へ世界に関与―米大統領国連演説
時事通信 9月26日(水)1時7分配信
※ 将軍様が許さない 『暴力と不寛容』 って？ 盗人が 『盗み』 を許さず、人殺しが 『殺人』 を許さないってのと同じ、自己否定ですね。アメリカが関与し続ける限り、世界中に暴力と不寛容は拡がるばかり。
◆オバマ氏、国連演説 米、中東政策手詰まり イスラムとの融和進まず
産経新聞 9月27日(木)7時55分配信
おまけ；
【Canada / H.E. Mr. John Baird, Minister of Foreign Affairs, 01 October 2012】
※ カナダの馬鹿首相に関しては−−−
◆Stephen Harper defends decision to skip UN meeting while in New York
Published: September 25, 2012, 6:06 pm, canada.com
※ 演説者については;
◆カナダ、イランとの外交関係を凍結
CNN.co.jp 9月8日(土)12時2分配信
−−−ベアード外相はイランとの外交関係凍結の理由として、イランが国連の決議に反して核開発を続けていること、ユダヤ人差別の発言を行うなど、イスラエルの存在を日常的に脅かしていること、世界最悪ともいえる人権侵害を行っていること、テロ組織をかくまい、物的支援を行っていることなどを挙げた。 （以下略、引用終わり）
※ こんなのがカナダの外相？
以下、イランの核兵器開発疑惑なるタワゴトに関する、国連総会前の幾つかの報道。日本の木端役人代表アマノも登場。続投を希望とのこと、恥ずかしいことこの上なし；
◆IAEA leaks confidential information about Iran: Lawmaker
Sun Sep 23, 2012 8:29AM, PRESSTV
◆Iran lawmaker accuses IAEA of passing nuclear secrets to Israel
By Reuters | Sep.23, 2012 | 1:43 PM @ Haaretz Daily Newspaper
◆Iran's nuclear chief admits providing IAEA with false information
12:42 20.09.12, Haaretz Daily Newspaper
※ これだけ加盟国の信頼を失ったＩＡＥＡに存在価値は無い。情報がイスラエルに筒抜けなら、ニセ情報を渡しても無理はない。
◆Analyst Mocks US, Israeli Allegations about Iran's Nuclear Activities
15:52 | 2012-09-04, Fars News Agency
◆IAEA not authorized to inspect Parchin military site: Iranian MP
TEHRAN, Sept. 2 (MNA) Mehr News Agency
※ ＩＡＥＡによるロコツな越権行為。
◆＜イラン＞ウラン濃縮能力、５月比２倍に…ＩＡＥＡが報告書
毎日新聞 8月31日(金)10時0分配信
※ またまたアマノのおべんちゃらレポート。イランにＩＡＥＡの規約違反がありそれを糾弾するならわかるが、 『ウラン濃縮停止を求める欧米の意向を無視して増設を続けている実態』 を問題視していること自体問題。一方でイスラエルの核については相変わらずダンマリ、それこそルール違反。日本の役人には中立公正なんて概念は理解出来ないのでしょう。
◆Iran entitled to use peaceful nuclear energy: General Assembly Pres
Thu Aug 30, 2012 5:21PM GMT, PRESSTV
※ 海外での報道によれば右傾化している日本も、そのうち必ず核兵器開発疑惑を向けられますよ。
◆Israel angered over IAEA vote on nuclear arsenal
Wed Aug 29, 2012 2:2PM GMT, PRESSTV
◆イラン、2年以内に核保有＝「英が開発一時阻止」―情報機関トップ
時事通信 7月13日(金)19時34分配信
※ 『「われわれが脅威に対処していなければ、イランは2008年時点で既に核保有国となっていた」と述べ、MI6が同国の核開発を一時中止に追い込んだとの認識を示した。』 なんて、帝国時代の遺産であるＭＩ６らしいタワゴト。存在意義を強調しないと経費削減で真っ先に潰されるのでしょう。でも検証出来ない 「認識」 に価値なんてありませんが。
◆Ron Paul alerta sobre planes estadounidenses contra Irán
23 Septiembre 2012, Cubadebate
◆SPECIAL ARTICLE: Iran and Nuclear Weapons
on 2012/9/17 15:50:00, William PFAFF
戦争に向け着々と準備を整えつつあるか？
◆イラン攻撃なら損害3兆円＝イスラエル経済界に不安の声
時事通信 8月29日(水)15時15分配信
※ 甘い、イランとの戦争になれば、周辺国も参戦してイスラエルが地図から消える可能性大。いや、消えてくれ。また最後っ屁で保有核兵器を使えば、中東全域が汚染される可能性もアリ。キチガイに刃物とはよく言ったもの。カネのことしかアタマに無いのか？ ユダヤはそんな馬鹿では無い筈だけど−−−
◆イラン核施設への攻撃、大規模な放射能漏れは起きない＝専門家
ロイター 8月29日(水)13時28分配信
※ ３１１以降、日本でもこのテの 「専門家」 のヨタは散々聞かされました。
やはり、二次大戦戦勝国連合から抜け出せない国連は無力。それでもまだ、 アナンさん や エルパラダイさん の様な気骨の人が使命感に基づいて世界の裸の王様アメリカをけん制出来ていれば存在価値はあったのかも知れませんが、アメリカに盲従することがエリートの条件になっている様な日本や韓国の腑抜けがやってる様では、先は無い。（世銀もだっけ？） 良く出来た人事です。歴史に残る恥。
