遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その247: 土砂災害、 余震・地震 〜 釈愚式予測・仮説

土砂崩れダムWatch



  土砂崩れダム リンク集


    近畿地方整備局 記者発表


      22日には 14時 および 18時 の2回ヘリによる目視報告を実施。なお土砂ダムの水位情報は1時間毎に更新されていますが、赤谷・栗平の2箇所のみ。他3箇所 (長殿・熊野・北股) は水位低下・工事により表示休止・停止されています。



  地方気象情報:近畿地方



  解析雨量・降水短時間予報:近畿地方

  週間天気予報: 奈良県
  週間天気予報: 和歌山県


  Sep11以降国内M1以上の地震 (随時更新).xls 直

 気象情報


  
 左出典: 実況天気図 平成23年11月22日21時
 右出典: 日本域 水蒸気 カラー as of 2011/11/22 21:00 JST


 大潮による高い潮位に関する全般潮位情報 第1号
   平成23年11月22日11時00分 気象庁地球環境・海洋部発表

   −−− 11月25日の新月の前後は大潮の時期にあたるため、北海道地方から関東地方北部の太平洋沿岸、及び西日本の沿岸の一部では、11月23日から11月29日にかけて、満潮の時間帯を中心に、潮位が高くなるところがあります。また、3月11日に発生した「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」により、東北地方から関東地方北部にかけての太平洋沿岸では地盤が大きく沈下しています。 / このため、これらの沿岸では、満潮の時間帯を中心に、海岸や河口付近の低地で浸水や冠水のおそれがありますので注意してください。 / なお、この期間中に低気圧の通過等があった場合や、短時間に海面が昇降を繰り返す副振動の発生等があった場合は、さらに潮位が上昇する可能性があります。 (以下略、引用終わり)



 気象観測器の製造工場
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/11/22(火) 午後 0:54

   −−− 気象庁で使っている気象観測器はどこで作られているんだろう?という疑問から、先日、製造工場に取材へ行ってきました。 / お邪魔したのは、株式会社小笠原計器製作所。なんと、明治時代からある会社なんですね。それだけでも驚きだったんですが、他にも驚きがたくさん。 −−− この雨量計の出荷先は、気象庁以外にもあって、たとえば携帯電話会社もアンテナ基地局に、検定に通った観測器を数多く(アメダスの数以上!)設置し、観測情報を配信しているとのこと。そういった需要もあるそうです。 (以下略、引用終わり)

    気象観測器市場は、残存者利益を独占出来る新規参入の無い飽和・衰退市場ではなさそう。技術の積み重ね・関連製品開発・新規開発など他の追随を許さないのでしょう。 株式会社 小笠原計器製作所 | 会社概要



 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況

    印は、概ねM5以上の同じ地震。(発生すれば)


 広島県北部でM5.4・最大震度5弱の地震【第3報】
   11.11.22 05:00、rescuenow.net


  Sep11以降国内M1以上の地震 (随時更新).xls 直


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁

   参考: 動画:気象庁 最新の地震活動状況(速報)
     1時間毎の震央が地図上にプロットされる動画。


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

    環太平洋 / 半球




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測 ※ 土日祝は基本的に簡易版

  ※ 11/23から12/3は、都合によりまたお休みし、12/4から通常どおりの予測予定


   11月22日午後 〜 23日地震予測【注意報】 なし
    2011年11月22日 12時31分58秒

    −−− 全体概況: あいかわらず、高速の冷熱の移動が複数個あり、平年差の解釈がとても難しくなっています。東北沖合いの北上する冷熱の動きは理由がよくわからないのですが、あとのふたつは東北東の流れですので、温熱流の流れに沿った自然なながれであると考えています。 / そして、これらの冷熱によって、日本列島東側が冷やされています。それをうけて、広い範囲での温度低下域があります。 / それに対して、西日本の日本海側ではとくに動きはほとんどなくなっています。 / 今朝方の考察 (引用者注:下掲記事) にも書きましたが、最近は、地震の発生メカニズムがまた変化しているようです。平年差の動きもこれまでにはない動きですので、メカニズムがわかるまでは予測はできません。 −−−


    (資料1:引用者注:右図地震発生箇所予測図(今日の最新の平年差にもとづいて作成したものです。) マーキングした場所において、かならず地震が発生するというものではありません。温度勾配が大きい、温度変化の範囲が大きいなどの特徴をもつ場所をマーキングしています。 −−− (後記) 平年差・平年差比較アニメ / 各々PC・携帯版掲載アリ。 (以下略、引用終わり)


  11月21日午後 〜 22日地震予測
    2011年11月21日 14時21分00秒



 ■ 更新・考察


  (考察) 秋と冬の間の季節における地震発生メカニズムの考察(その1)
    2011年11月22日 19時18分53秒

    先日来からの特徴は、高速の冷熱が移動するというものであった。 −−− 高速の温熱であれば、今ように寒い季節には地表面はすでに収縮しているために、温熱によって地下が膨張したあとはほとんどタイムラグがなく地震が発生するであろうし、冷熱であれば地表面まで冷えてから、かつ、収縮が広い範囲に発生するためには数日後に発生すると考えるのがよいのかも知れない。 / このように考えるならば、今の時期の地震発生メカニズムはこの季節に特有なものではないということになる。 / 高速な熱移動が、広い範囲にわたって、次々に発生するということによる影響を考えれば、従来の膨張と収縮による亀裂発生、そしてそれが地震発生につながるという理屈がそのまま使える。 (以下略、引用終わり)


  (考察) ここ数日のM5クラスの震央が作る新しいライン
    2011年11月22日 08時38分02秒


    −−− ここ数日間で内陸部で発生したM5クラスの地震福井県嶺北茨城県北部、広島県北部)をプロットしてみたら、興味深い関係が得られた。ほぼ一直線に並んでいる。これらの地震はいずれも深さ約10kmで発生している。 / しかし、この直線は、いままでにない傾きである。 / そこで、地震相互連関図上に重ね合わせてみた。 (引用者注:右図) / 福島県沖から広島県北部を結ぶラインである。この線上には長野県、栃木県、飛騨、なども含まれている。 −−− ただ、このラインがどのようなメカニズムによって刺戟され地震発生に結びついたかについては、今後の検討が必要である。 (記事終わり、引用終わり)

     上掲 『11月22日午後 〜 23日地震予測』 参照。




震災・ホーシャノー関連記事は明日以降に譲るとして、以下 先日の記事 でも紹介した、東京工業大海洋研究開発機構のチームによる地球の外核の構造についての追加? 記事を紹介;


地球の核は3層構造 海洋機構 磁場逆転の原因か
  産経新聞 11月22日(火)15時17分配信

  2層とされてきた地球中心部の核は、3層構造の可能性が高いことを海洋研究開発機構などの研究チームが突き止めた。内核を取り囲む外核は1層ではなく、液体の鉄が2層で対流しているらしい。数十万年間隔で起きる地球磁場の逆転現象の謎を解明する手掛かりになるという。米科学誌サイエンスに発表した。 (以下略、引用終わり)

   サイエンスに発表されたのは先日紹介の通り11月11日と思います;


   地球液体核に二層対流 〜地球磁場変動に大きな影響〜
     プレスリリース:2011年 11月 11日,、 独立行政法人海洋研究開発機構 国立大学法人東京工業大学 財団法人高輝度光科学研究センター

    −−− 3.成果

    本研究では、大型放射光施設SPring-8において、地球外核の物理条件の範囲(227万気圧、3770K〜324万気圧、4180K)で、地球外核の成分であるFeOの結晶構造がどのように変化するのかを調べました。その結果、外核中部に相当する温度圧力条件下(240万気圧、4000K)で塩化ナトリウム型構造から塩化セシウム型構造へと結晶構造が変化することを見出しました(図3)。FeOが塩化セシウム型構造をとることは従来知られておらず、本研究により初めて発見されました。

    この結晶構造の変化は対流の障害になり、外核の対流を変える可能性があるため、今回の結果を数値シミュレーションに取り入れ、外核の対流状況を調べました。その結果、外核の対流は、FeOが塩化セシウム型構造に変化する深度で遮断され、従来考えられていたような一層ではなく、二層対流となることが明らかになりました(図4) (引用者注:下図)。 (以下略、引用終わり)

    
    図4:外核の対流様式の子午面断面図。流れは矢印で示した。左図は外核内に相転移がない場合。外核液体中の相転移が二層対流を引き起こしている(右図)。


サイエンス誌掲載の論文は先日紹介時点からリンク先が変わっています;


  Phase Transition of FeO and Stratification in Earth’s Outer Core
    Science 11 November 2011: Vol. 334 no. 6057 pp. 792-794 / DOI: 10.1126/science.1208265

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