遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

孤立するイスラエル その10: パレスチナ と エジプト 速報

大きな動きがありますので取り急ぎ紹介;

エジプト政府、ガザとの境界を開放
  日本テレビ系(NNN) 5月29日(日)13時5分配信




Egypt opens Gaza border crossing, easing four-year blockade
  Published: May 28, The Washington Post






Title: Opening the Rafah crossing, AlJazeeraEnglish




ガザ封鎖−その後、そしてラファ検問所、常時開放(189k, pdf)
  20110528 パレスチナ最新情報 JSRメルマガ


  OCHA(国連人道問題調整事務所)のレポート


   この 『JSRアル・ジスル−日本とパレスチナを結ぶ』 は旧名 ”JPMA” 、2011年01月09日改称。しばらく紹介しておりませんでした。




中東の中心に戻るエジプト(上)

  2011年5月3日  田中 宇


中東の中心に戻るエジプト(下) 有料記事


  【2011年5月3日】 エジプトで軍部とムスリム同胞団が和合しつつあるように見えることは、中東全域の政治構造が約30年ぶりに大転換していくことにつながっていくと予測される。エジプトは、中東を米欧イスラエル支配下から離脱・自立させることを画策するだろう。エジプト暫定政権によるパレスチナ和解策で、すでにそれが始まっている。中東政治のダイナミズムは、スンニ対シーアという作られた対立構造から、中東を米欧イスラエル支配下から自立させようとするエジプト、イラン、トルコを中心とする動きと、米欧イスラエルによる支配に便乗してきたサウジ、湾岸産油小諸国、ヨルダンなどによる生き残り策との間の相克へと転換する。 田中宇さんHP に開示の導入記事)


Rafah Border Crossing - Wikipedia

Rafah - Wikipedia



なおエジプト革命はまだ道半ば、最終的には米欧が少なくとも表面上目論む、自分たちの覇権維持のための自分たちに都合の良い 『民主化』 とは随分異なったものになる筈です。当然イスラムを軸にした体制と思われますが、 『西側』 は例によってマスコミ・ソーシャルメディアを巻き込んで 『イスラム = 暴力的、非民主的』 のキャンペーンを展開するでしょうし、また国連での国家承認を目指すパレスチナに対して我が将軍様は拒否権で叩き潰すかも;



G8、エジプト・チュニジア民主化支援で一致
  読売新聞 5月27日(金)18時58分配信


  −−−(オバマ)大統領は今回、中東問題でG8の「主役」となろうと、欧州との連携に入念に配慮した。 (以下略、引用終わり)


   手を引くために意図的に行っているのかも知れないが、我が将軍様は中東で総スカン喰らっていることを認識している筈。 『民主化』 なるタワゴトの下、日本をはじめとする言いなりの G8 / 主要国首脳会議 他メンバーを丸め込んで、要はリビアでやっているのと同様、反政府勢力に肩入れして新たな傀儡を作りたいだけ。猿居士あたりは大喜びだろうけど。 『民主化人道支援』 の名の下扇動・介入して一体何人のいのちを奪えば・奪わせれば気が済むか。さっさと手を引いて後は中東に任せろ、と言いたい。中東の政府はふがいないが、国民にはその地下資源の恩恵を活かして自分達の国を造る権利があるのですから。


国連加盟路線強める=イスラエル首相の演説非難―パレスチナ議長
  時事通信 5月25日(水)20時20分配信


パレスチナ 「国家承認」へ加速も イスラエル拒絶 米に不信感増幅
  産経新聞 5月22日(日)7時55分配信


要Watch。