遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その27: 本震 および 余震 メカニズム その3

その2 より続く


まだ忘れてはならない震災がありました;




液状化現象】


泥土・ヘドロ臭・傾いた家…浦安、液状化の爪痕
  読売新聞 3月25日(金)14時42分配信


  −−−亀裂や段差が走る道路、傾いた住宅や電話ボックス、1メートルの高さに飛び出したマンホール……。


  東京都に隣接する千葉県浦安市は、舞浜や新浦安など、市内の約4分の3を占める埋め立て地が、液状化現象に見舞われた。


  25日午前の時点で市内4000世帯で断水。9600世帯で下水道の使用が制限され、約4000世帯でガスが止まっている。 (以下略、引用終わり)


   千葉県ハザードマップ(地震)浦安市周辺 が公開されています。多分今回の巨大地震の前から公表されていたと思いますが;


  


  


   夜景の綺麗な、新規造成の湾岸 (高層) マンション −−− ロマンチックな響きがありますが、ライフラインが切れた時のことを考えると (実際には価格を考えても) 私は住む気にはなれません。雨風はしのげますが、電気が無ければエレベータは使えない、高置水槽に水を汲み上げられなければ水も使えない、暖房も無し。私は平地かつ1日50Kmまでなら歩く自信がありますが、階段はいいとこ5階まで。息は切れるわ足はパンパンになるわ。まして、1リットル1キロの水を抱えて上がるなんて−−−


  これは人災でしょうかね  液状化現象


  −−−地震の際に地下水位の高い砂地盤が、振動により液体状になる現象。これにより比重の大きい構造物が埋もれ、倒れたり、地中の比重の軽い構造物(下水管等)が浮き上がったりする。 (以下略、引用終わり)


   かなり専門的な説明がなされています。もう少し分かりやすいものも同サイト内で紹介されています;


   液状化現象とは? (新潟地区地震対策連絡会)


  そういえば、多分●玉県で311地震にあった元同僚が、避難したグラウンドの土がモコモコ動いていた、と言ってましたが、これは液状化かも知れません。誰かがハマるといけないので教えてあげなければ。


  軟弱地盤、埋立地は要注意。液状化マップ 関東篇 / All About
   このテの防災地図は現在多くの都市・地域で公開されています。資産価値が下がるなどの勝手なリクツよりも、公開することで被災時の対応が的確に出来るなどメリットが図り知れないから、の理由が挙げられていたと記憶します。


被災された方々にはお見舞い申し上げます。 しかし余震が続いており、大きな規模のものも想定すると今対策が打てるのか? と言う疑問があります。揺れる度に緩んで行く訳ですから−−−


  
  出典: █ 広域 ・ 東日本 ・ 最新7日間 の震央分布図 / Hi-net自動処理震源マップ


   地図中の○は震源を表します。ただし実際に重要なのは 「震度」 で表される揺れ ( ブログ内参照記事 内の 【マグニチュードと震度の関係】) ですから、例えば千葉県で感じる地震の範囲はこの図ではわかりません。