遊蕩爺の漂浪メモ

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大分県豊後大野市朝地町綿田での地割れ

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 大分で多数の地割れ 雨で土砂災害に懸念も・・・(17/05/24)
 ANNnewsCH、2017/05/24 に公開


件の地域は、地震とはあまり縁がなさそう。気象庁震度データベース検索 によれば;



  •  検索条件 『地震の発生日時 = 1923/01/01 00:00 〜 2017/05/26 23:59、 震央地名 = 大分県南部
      大分南部と云う相当広い地域でも、震央となったのは50地震

この現象に関する調査など、関連報道;

  • 恐怖!大分県豊後大野市の山あいで地割れ広がる 幅21センチ、道路も田んぼも真っ二つ!
     2017/5/24 15:05、J-CASTテレビウォッチ
     ”専門家の見方を紹介する。現地へ調査に入った九州大学工学研究院の池見洋明助教は「原因は地滑りではないか。地下水が上昇し、地面が動いた。今月の12日(2017年5月)に86.5ミリの大雨が降り、田んぼの水と重なり、地下水が一気に増えてしまって地滑りが起きたのではないか。今後、梅雨になると崩落の危険もある」 / 東京大学名誉教授の笠原順三さんは「地滑りの可能性が8割だが、火口底の崩落の可能性も2割ある。これが起きると、半径10キロの範囲で震度6程度の揺れが起こる可能性もある」と見ている。
      取りあえず確率の高い地滑りの対策が講じられている様子;

以下、地震やら活断層以外の、大分県朝地町の地質関連情報;

  • 大分県の地質と地形
    • 3 内帯の古期岩山地
       内帯の古期岩は主として領家帯の変成岩・花崗岩類と,それをを基盤とする大野川層群,及び三波川帯からなる。
       1) 領家帯の山地
       大分県における領家帯の変成岩・花崗岩類は新期の火山岩類に広くおおわれ,わずかに国東半島と朝地地域にみられるにすぎない。ボーリング調査では豊肥火山地域の基盤をなしていることが知られている。国東半島の変成岩・花崗岩類は日豊本線中山香駅から安岐町安岐ダム付近までと国東半島東海岸の黒津崎から臼石鼻にかけての地域に分布するが,新期火山岩類におおわれて点在的に分布するにすぎない。朝地地域の変成岩類は朝地変成岩とよばれ,野津原町塚野付近から朝地町にいたる長さ23km,幅1.5〜5kmの地域に分布する。これらはほとんど未変成の堆積岩類,結晶片岩類,蛇紋岩類・ひん岩質の岩脈類,閃緑岩〜花崗岩類の貫入を受けてできた変成岩類である。
    • 阿蘇火砕流
       ”阿蘇火山は、約27万年前から約9万年前までのあいだ、4回にわたって、大量の火砕流を流し出した。これは古い方からAso−1、Aso−2、Aso−3、Aso−4と呼ばれている。

今事象に関する、秀逸と思う考察;

更に加えるなら、地割れが出来たのは山を切り開いて作った部分のみ。ってことは、山のままであったなら出来なかったのでは? と考えられるし、一方、同じ様な性格の土地は他にもある筈、とも言える。

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