2011年東北地方太平洋沖地震 その24: 雑感−−−
<東日本大震災>被災地で25日夜から大雪、低温の恐れ とか、国内のみならず フランスから支援物資、成田に到着=大型輸送機で毛布など―東日本大震災 とか報道されていますが、防寒対策は大丈夫かな? 毛布ならヘリから落として配布しても壊れない筈だし。以下、幾つか目に付いた報道から;
◆福島第1原発 「トラブルは峠を越えた」技術協会最高顧問
毎日新聞 3月26日(土)11時18分配信
−−− 石川顧問は、ヤツコ委員長が16日の米議会公聴会で、福島第1原発の4号機について「使用済み核燃料プールに水がなく、放射線量が極めて高くなっている」と警告したことについて「まったくの事実誤認だ」と強調。「使用済み核燃料の崩壊熱による水の蒸発は1日50トンに過ぎない。プールには1200トンの水があるから、仮に地震直後から蒸発が続いていたとしても、水は今も入っていることになる」と反論した。 (以下略、引用終わり)
※ 上掲引用部分を読んで非常に気になったのは、このエラそうな肩書のセンセイは、現場を確認したうえでこの様に発言しているのか? 水は蒸発しているのではなく、漏れた可能性はないのか? と云う一点。
報道を見る限り、未だに原子炉の状況が確認出来ていない、発生事象からの推測ばかり、と私は認識しています。目視がイチバン、でも爆発やら放射能汚染の危険性があって人間は入れない・近付けないなら、じゃあロボットを、という選択肢だってあるでしょう。実際に、爆発のあったNZのパイク・リバー炭鉱で小型カメラ搭載のロボットが使用されていますよね? ⇒ Robot enters the Pike River mine 参照。 ロボットは、危険な作業を代行すると云う役割も持っています。
出典: Monirobo measures radiation following nuclear crisis at Japan's Fukushima Daiichi power plant
※ 日本製、実際稼働している様子。
また、 折れ曲がる鉄骨、吹き出す蒸気=自衛隊が上空からの映像初公開―福島第1原発事故 (詳細・リンク先下掲) なんて報道もあります。 原発内部、映像公開へ 福島第1、米無人偵察機が撮影 (関連リンク先は下に掲載) なんてのも。しかし、もっと手軽に出来そうな、かつ小回りの利く手段だってあるのでは? 例えばラジコンヘリに小型カメラ積んで飛ばすとか、時々見かける気球 (宣伝用の大きなもの) を飛ばすとか。 何とか現場を見ようと思えばまだまだアイデアは出るでしょう。
現場を見ず、状況を確認しないで 「峠を越えた」 だの 「可能性がある」 ばかりだから、幾らモグラ叩きをしても放射線が漏れ続けているのでは? 日本のエリートって、そんな知恵の無い連中ばかりなの? それで原発を安全に運営出来るつもりなのか、大変疑問。 放射性物質は「うんち」、煙は「おなら」 なら我慢すれば済みますが−−−
◆折れ曲がる鉄骨、吹き出す蒸気=自衛隊が上空からの映像初公開―福島第1原発事故
時事通信 3月25日(金)20時13分配信
※ 映像の紹介も無ければリンク先の案内も無し。不親切極まりない。(あるいは確認せず報道しているか?)これでは情報公開になりませんよね?
※ 防衛省・自衛隊:平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震関連 頁の 『関連資料 - 動画』 に wmv ファイルも掲載アリ。
◆Japan reluctant to disclose footage of power plant taken by U.S. drone
19 March 2011, sUAS News
◆Interactive: Japan’s continuing nuclear crisis
The Washington Post. Updated March 25, 2011
◆Inside Japan’s nuclear emergency
The Washington Post. Published March 18, 2011
※ 原発内部のCG。何故かIEではうまく動画再生出来ませんでした。FFならOK。
◆<ミャンマー>地震の死者74人に 支援届かぬ恐れ
毎日新聞 3月25日(金)21時26分配信
◆Earthquake in Loimwe causes causalities and losses
Last updated on Saturday, March 26, 2011, New Light of Myanmar @ Myanmar.com
−−−The earthquake, according to the observation at 1:35 pm today, has claimed 73 lives and injured 125. A total of 224 houses, one six-unit quarter, 11 religious buildings and nine departmental buildings were reported to collapse down in Tachilek, Tahlay, Naywng Village, Monglin Village, Mongkoe Villagetract, and Kyakuni Village. (以下略、引用終わり)
◆Burma (Myanmar) earthquake strikes near Thailand border
By Associated Press / March 24, 2011 @ CSMonitor.com
⇒IN PICTURES: Burma (Myanmar) earthquake
◆Magnitude 6.8 - MYANMAR
2011 March 24 13:55:12 UTC / USGS
◆米軍はしけ船、小名浜港目指す…原発へ真水補給
読売新聞 3月26日(土)11時29分配信
−−−はしけ船は全長50メートルで、1隻で約1140トンの真水を積載。米側関係者は乗船せず、海自艦がえい航している。小名浜港で作業の準備を行いながら、原発近くの港への接岸方法などを調査。週明けにも原発近くの港に接岸し、原発の真水タンクにポンプで水を補給する見通しだ。 (記事終わり、引用終わり)
※ ありがたいことですが、何故これをハイチで出来ないのか? コレラ対策のみならず生活・飲料水の供給が問題となっているのに−−−(まだ片付いていないハズ) ⇒ ブログ内過去関連記事
◆復興目指すハイチ、東日本大震災で大地震再発の懸念広がる
ロイター 3月25日(金)19時18分配信
−−−また、世界有数の富裕国で地震先進国でもある日本の深刻な被害状況は、貧困にあえぐハイチ人の目を覚まさせるきっかけとなったと述べた。
一方、ハイチの人々は自分たちの復興状況と比べて、東日本大震災後の日本政府の統制され組織だった復興に向けた活動を複雑な思いで見ている。
世界各国から数十億ドルもの支援が投入されたにもかかわらず、ポルトープランスでは依然としてがれきが散乱し、数十万人がテント暮らしを強いられているからだ。 (以下略、引用終わり)
※ 何と思い上がった−−−目を覚ますべきどころか恥を知るべきなのはハイチ人ではない、復興を統括する筈のアメリカおよび寄生虫の様な有象無象のNGO。しかし、正に 『隣の芝生は青く見える』 ですね、 「日本政府の統制され組織だった復興に向けた活動」 なんて。
◆「見て見ぬふりはできません」 南相馬市で取材続けた山路徹さん
J-CASTニュース 3月26日(土)16時2分配信
※ 報道の本来の姿と思いますが、御用・頭でっかちメディアばかりの今、得難いメディア。
⇒ APF NEWS BROADCAST STATION / 独立系ニュースプロダクション「APF通信社」の公式ウェブサイト
◆La 'yakuza' distribuye toneladas de ayuda entre los damnificados
TOKIO, 25 Mar. (Reuters/EP)
◆ヤクザの被災者支援に関心=「イメージアップ必要」と分析―スイス紙
時事通信 3月26日(土)5時56分配信
※ 口先だけで空回りの政府よりマシでは? 報道見る限り、神戸や東京からトラックで物資が運ばれている様子。それが事実とするなら、ヤクザさんに出来てなぜカタギさんに出来ないの? 実際それで助かっている被災者がいらっしゃるなら、特段大騒ぎする様なことでは無いと思うが。見返りなど要求しない本来の任侠や義侠心からの行為、と、幸いにして少なくともヤクザさんと今まで関わったことの無い私は解します。鳴り物入りで収益に影響しない範囲での寄付を行う法人と違い表にに出られない以上、身銭を切っているのかも。
それより 本当にタチが悪いのは、買占めをして価格を吊り上げる、市場至上主義を信奉する 「ヤクザまがいの」 カタギさんや、必要以上の買い込みで被災者向け物資を不足させる我々では? ヤクザさんにそんなことをして欲しくはないのであれば、それ以上のことをカタギさんががやるべきです。なお本場?神戸での前例もある筈、興味があり首を突っ込んでみたければ、まずその頃のことを確認して見ればよいのでは?
なおこの方たちの被災地での活動に関する報道は日本ではあまり見当たりません。報道されるべきものでもないでしょう。海外では目立つ様ですが、一体どんな紹介がなされているやら。噴飯ものの映画とか。例によってウィキペディアでは−−−