遊蕩爺の漂浪メモ

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●●● はサギ?

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 刺激惹起性多能性獲得細胞 (STAP細胞)
 ネイチャー

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 理化学研究所

研究論文(STAP細胞)に関する取組み、情報等について 理化学研究所



ここ相模原にもエジキとなる金満家のリストに載っている人は少なく無い様で、県警の宣伝も結構賑やか;



 出典: 神奈川県警察-県警からのお知らせ



一方STAP細胞に関して、その存在が否定される実験結果が出されたにもかかわらず 『疲れ切って困惑した』 甘ちゃんリケジョが退職。いかにも日本の無責任体制を象徴する様な幕引きですが、日本の科学界もその程度のものなのか、それでいいのか、誇りは無いのか???


STAP細胞-ニュースまとめ弁護士ドットコムニュース
  早々に弁護士をかましたってことは、不正を認識して保身のためだったのか。胸糞悪いハナシですが、おかげで経緯がキッチリまとまっていますので主にこのサイトから引用します。


ネイチャー記事は;

  • Still no stem cells via easy 'STAP' path
     18 December 2014, Nature News & Comment
     ”The original papers, which Obokata co-authored and published in Nature in January1, 2, claimed to provide a way of producing 'pluripotent' stem cells — cells with the ability to develop into almost any cell type in the body — by a much easier route than used by earlier methods, including a technology that won the 2012 physiology Nobel prize.


他の国内メディアの報道は;

このままでは、(確率は低そうですが) 本当に存在するかも知れないSTAP細胞も才能豊かなリケジョも共に葬られてしまうし、科学の世界での日本に対する評価に大きな疑問符が付き他の真面目な研究者がとばっちりを喰らいそうだし、国内では女性の評価そのものも更に悪くなり兼ねない。


幸か不幸か今回の実験方法には問題があったかも知れないゆえ、新たに一切の監視・制約無しで小保方さんに再現させてみるべきでしょう。魔術でもズルでも気合と根性でも何でもよいからSTAP細胞を作製出来れば改めて論文を作成すればよし、出来なければ −−− 事実誤認の経緯を明らかにした上で発表する必要がありそう;

    • (1)200回以上成功したと述べた点について

       私は、STAP細胞作成の実験を、毎日のように行い、しかも1日に複数回行うこともありました。STAP細胞の作成手順は、(1)マウスから細胞を取り出して、(2)いろいろなストレスを与え(酸や物理的刺激など)、(3)1週間程度培養します。この作業のうち、(1)(2)の作業は、それ自体にそれほどの時間はかからず、毎日のように行って並行して培養をしていました。培養後に、多能性マーカーが陽性であることを確認してSTAP細胞が作成できたことを確認していました。このようにして作成されたSTAP細胞の幹細胞性については、培養系での分化実験、テラトーマ実験やキメラマウスへの寄与の実験などにより複数回再現性を確認しています。
       STAP細胞の研究が開始されたのは5年ほど前のことですが、2011年4月には、論文に中心となる方法として記載した酸を用いてSTAP細胞ができることを確認していました。その後、2011年6月から9月頃には、リンパ球のみならず皮膚や筋肉や肺や脳や脂肪などいろいろな細胞について、酸性溶液を含む様々なストレス条件を用いてSTAP細胞の作成を試みました。この間だけで100回以上は作成していました。
       そして、2011年9月以降は、脾臓由来のリンパ球細胞(CD45+)を酸性溶液で刺激を与えて、STAP細胞を作成する実験を繰り返していました。このSTAP細胞を用いて、遺伝子の解析や分化実験やテラトーマの実験などを行うので、たくさんのSTAP細胞が必要になります。この方法で作ったものだけでも100回以上は、STAP細胞を作成しています。また、今回発表した論文には合わせて80種類以上の図表が掲載されており、それぞれに複数回の予備実験が必要であったことから、STAP細胞は日々培養され解析されていました。このことから、会見の場で200回以上と述べました。

事実誤認だったなら研究者本人がそれを発表すべきですが、嘘ではなかったと信じたい。でももし嘘だったら −−− ●●●はサギ、日本のツラ汚し。せめて、日本にも自浄機能があることくらい世界に示さないと。


なお、最近のCERNの失敗に対する対応も理研やら小保方さん・弁護士にとっては参考になる筈。この失敗でCERNの評価は一時的に下がったかも知れませんが、自らの発見の重大さから当初より情報を開示して世界中の研究者の検証を求め、結果として計測時のミスが原因であることを突き止めて発表した姿勢から、最終評価はむしろ高まったのでは?

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ついでにいつもながら譬えが悪いことは承知の上で追記するなら、開発・製造ミスなどメーカー責任に帰されるトラブルのうち重大なものについて実行されるリコール制度。トラブルを隠してそれがバレ、企業トップ揃って空っぽのアタマを下げるメーカーもあれば、(無論褒められたハナシではないが) ミスあるいはその可能性を認めて大規模なリコールなり製品回収を行うメーカーもあります。最近なら某食品メーカーのゴキトラブルによる商品回収・製造中止、自動車メーカーのナントカバッグ関連の非常識に大規模なリコール。理研はどっちで行くのか。失敗を信用失墜のカタチで終わらせるのか、災い転じて福となすのか。

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