2011年東北地方太平洋沖地震 その147: 台風、 余震・釈愚式予測のこと、 311を上回る激震前夜 −−−
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気象庁
出典:台風第8号 (ノックテン) + 熱帯低気圧b
平成23年07月27日18時45分 発表
◆ソマリアの干ばつ
チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/7/27(水) 午前 9:25
−−−アフリカでは、過去にもエチオピアやビアフラで数十万以上の方が亡くなる干ばつが起こりましたが、21世紀の現在でもその状況が変わっていないことに、暗い気持ちになります。 (以下略、引用終わり)
★防災気象情報
★気象統計情報 (火山含む)
★報道発表資料
地震・余震発生状況
⇒ 地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁
⇒ Earthquake List for Map of Asia Region / USGS
【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】
■ 地震・余震予測
7/27午後〜7/28 予測 東北、関東、東海 【注意報(低)】
2011年07月27日 12時00分00秒
−−−(2)概況: / 日本列島を取り巻く熱流は冷熱流のほうが優勢になりました。日本海側と北海道の北部、東北地方太平洋側の数箇所を除いてはすべて冷熱流に覆われています。 / また、太平洋側を北東に動く冷熱流の速度はあいかわらず大きく、この地域の温熱流をあっという間に冷熱流に置き換えてしまいました。 (中略) / また、沖縄および小笠原諸島の方面では、引き続き、冷熱流が高速に移動しています。小笠原諸島では相当スピードが速いので、引き続き注意をした方がよいかも知れません。 (中略)
各地での地震の発生予測
マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温熱塊や冷熱塊の動きのために、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。 (以下略、引用終わり)
◆7/26午後〜7/27 予測
2011年07月26日 13時25分11秒
■ 更新・考察
◆(参考) 地震時に解放される歪エネルギーについて
2011年07月27日 09時32分24秒
※ 粘土の様にどんなに変形させても少しの歪しか蓄積できないのを塑性 *1 と呼び、基本的にそれと同じプレートや地殻は、歪を蓄積することが苦手である、と云う考え方。
◆(考察) 東北地方太平洋側の地震分布について
2011年07月27日 07時41分56秒
−−−Hi-netの図を見始めてから、なんとかこの地震をグルーピングできないかということを考え続けてきた。 / 以下のグルーピングは暫定的なものではある。まず、北と南の扇に分類する。 / そして、北側の扇に4つのゾーン、南側の扇に三つのゾーンがあると考える。 / 宮城沖と福島を結ぶ線が重なっている。
この図については、力学的にも、まだ何の意味づけもできないでいる。 (中略)
見えるだけのデータにはほとんど何の意味もない。 / その背後に何があるか? これを見つけないことには、事の真相には近づけない。 / データの背後には、ダイナミックなメカニズムがかならずある。 (記事終わり、引用終わり)
人類の観測史上最も大きな地震は Chile / 1960 May 22 19:11:14 UTC / Magnitude 9.5 ですが、それを上回る未曾有の地震 −−− 気象庁の震度階級 で言うなら震度8超クラスの 「ありえない」 筈の激震が起こる可能性がかなり高くなっています。プレートや地殻や粘土とは異質の (← 上掲釈愚さん記事参照) 硬直した基盤に長年に渡って蓄積した歪が一気に解放されますから、被害の種類も規模も事前に予想が出来ないでしょう;
⇒ ブログ内過去記事
社説:米債務上限交渉 世界を道連れにするな
毎日新聞 2011年7月27日 2時31分
−−− しかし、ここはドルの信用を守るという、はるかに大きな国益を優先させるべきだ。債務の上限引き上げで早急に合意することはもちろん、実効性のある抜本的な財政赤字削減策も不可欠である。中途半端な妥結では、結局、格下げを招き、短期的にせよ、ドルの急落(円の急騰)や長期金利の急上昇、世界的株安など負の連鎖が起きる恐れがある。
「ワシントンの政争が米国民を巻き添えにするようなことは許されない」−−。事態打開の道が見えない中、オバマ大統領は国民向けに演説し妥協を呼びかけた。しかし巻き添えになりそうなのは米国民だけではない。リーマン・ショックからまだ3年もたたないのに、世界が再度、米国発の金融危機に巻き込まれることなど、到底、受け入れがたい。 (記事終わり、引用終わり)
※ 今更、信じられないほど間が抜けてお門違いな主張。 「デフォールト (債務不履行) などありえない、世界で最も信用力が高い米国債」 なんて裏付けの無いタワゴトを黙認し、それどころかむしろ直接・間接的にその様な報道をして来たマスコミ自身の責任はすっかりお忘れの様で。デフォールトの可能性については何も昨日今日始まったハナシではありませんよ。債務の上限を引き上げろ? ジョーシキで考えて、借金漬けで首が回らなくなったら、支払不能を宣言したうえでリスケを交渉するしかないでしょう。返済のためにもっと借金しろ? ヤクザの金貸しでも今そんなことはおおっぴらには言えないでしょう。これ以上裏付けなく発行されるクズ債券を増やしてどうするのか。世界を道連れにするな? マスコミのくせにガキレベルの泣き言はヤメて欲しい。他国はいざ知らず、将軍様の台所を全面的に支える植民地は一蓮托生。日本のかかえる米国債の規模はご存じないので? 保有高を最近まで中国と競っていたのでは? とことんご奉仕するしかないのですよ。我が総軍様は、デフォールトになったらその責任を共和党に押し付けて次期大統領選挙を有利に運べると踏んでいるらしいが、こんなゲーム感覚のお気楽馬鹿でも、 「受け入れがたい」 なんて生意気なコトバは、奴隷には許されていない。
(理解した上でのコトバでは無いと思うが) 「中途半端ではない抜本的な改革を」 と云うなら、むしろ出来るだけ早く債務不履行宣言をして、虚構の上に成り立つ現在の仕組みをぶっ壊すしかないでしょう。今回も土壇場で回避できる可能性は残っている様ですが、それは問題の先送り。借金返済のために別の借金が出来た、と云うだけのハナシ。次回は、事態は更に深刻なのは間違いない。次回も回避出来たら −−− その繰り返しのツケが今回って来ていることに早く気付けよな。
ユーロが先に潰されるか、ドルが先か。--- son las mismas mierdas ですが、私が今回の危機に期待することはたったひとつ; アメリカが、湯水の如くカネをつぎ込んで他国で展開する殺りく行為から手を引かざるを得なくなって欲しい。アフガニスタン、イラク、パキスタン、中東、リビア、メキシコ、中米、コロンビア 等々 −−− 前世紀的な覇権の維持のために無駄遣いしている余裕などないでしょう。茶会派でもコーヒー派でも構わない、まず自国をマトモな状態にするために孤立して頂いて構わない。マラライはじめ、世界中から感謝・評価されますよ。日本は粉骨砕身ご奉仕しますさかいに。
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80x (=8月0x日) 地震が起これば、前例の無い激震となることは間違いありません。でもそれは新秩序構築のためには必要、産みの苦しみでしょう。また、デフォールトが回避されたとしても、今回の危機対応で結果として戦争を少しでも減らすことが出来れば、今年の終戦記念日は大変有意義に過ごせると思いますけどね。
なお、前例の無い今回の様な 「ありえない」 危機に際しては、やはりヒモ付き提灯記事専門のセンセイではなく、昔から独自の視点で分析を積み重ねていらっしゃる 田中宇さんの分析 が秀逸と思います。最近の記事は;
◆拙速分析 (有料記事、関連記事題名・日付のみ列挙)
●ソロスの縮小、 米軍のイラク撤退が本決まり 他 / 2011年7月27日
●米国でインフレと赤字総額を少なめに見積もる計算変更、 米財政は8月2日以降も何とかなる? 他 / 2011年7月26日
●デフォルトに向かう米国(2) 他 / 2011年7月19日
●顕在化する欧米間の金融覇権戦争 他 / 2011年7月10日
●経済高官の逃亡相次ぐオバマ政権、 米赤字上限の引き上げ期限は7月22日 他 / 2011年7月4日
●米連銀QE2の終了 他 / 2011年7月1日
●反戦色を強める米議会 / 2011年6月25日
●債券格付けシステムがギリシャで自壊する? / 2011年6月24日
◆無料記事
デフォルトに向かう米国(3)/ 2011年7月24日
米国債政治デフォルトの危機(3) / 2011年6月5日
◆有料記事 (題名・日付のみ列挙、要旨は HP 参照)
◆ギリシャのデフォルト / 2011年7月22日
◆デフォルトに向かう米国 / 2011年7月15日
◆ストロスカーンの釈放 / 2011年7月2日
原発事故同様、それが起きるまでは 「あり得ない」 と冷笑される性格のものかも。
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*1:(塑性加工とは?)マテリアル・開発系 によると、 「“塑”という漢字になじみがない方が多いと思います。この漢字は、月が満ち欠けして形を変えるように、土 (粘土) をこねて形を変えることを意味しています。塑性のことを英語では plasticity といいます。合成樹脂をプラスチック (plastics) とも呼んでいますが、合成樹脂は形を変えるのがとても容易なことに由来しています。 / 塑性と対称的な用語に、“弾性 (elasticity)”があります。英語では、頭文字pとeが違うだけです。弾性とは、力を加えると伸びたり、縮んだりしますが、力を取り除くと元の形に戻る性質のことです。バネやゴムが弾性の典型的な例です。バネを無理やり引き伸ばすと、もとに戻らなくなることを経験している方が多いと思います。塑性変形が起こったためです。金属もプラスチックも、弾性と塑性の両方の性質をもっています。 (以下略、引用終わり)」だそうです。