遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

オバマの言論統制、情報操作 −−− それに比べれば中国の検閲なんてちょろいもの

自由の国アメリカ? 有り体に云えば、当局に不都合が無き限り言論の自由は保証されているものの、そうでない場合は監視を受け、サイトを停止され、空港で身柄を拘束され、挙句の果てには 「テロリスト」 のレッテルを貼られるのが実態。国家安全を脅かす 「テロリスト」 と認定されれば国内法の外で好きに処分が出来る訳ですから、中国など比較にならない程 「組織立った」 警察国家。恐らく殆どの 「テロリスト」 の実態は思想犯ですよ、証拠も無く何年も投獄 *1 される−−−;

    • FBI Admits Investigating Howard Zinn for Criticizing Bureau
      July 30, 2010, Raw Story / By Daniel Tencer, AlterNet


      これは公開された過去の資料から、FBIが、2010年1月27日に亡くなった歴史家 ハワード・ジン さんを 「危険思想の持ち主」 として監視していた事実が明らかになったもの。8月と云う時期のせいか、 特高 を想起させますね。生前のジンさんコメントが記事の終わりに紹介されています;


      −−−The FBI notes that its investigations of Zinn -- three in total, over 25 years -- "ended in 1974, and no further investigation into Zinn or his activities was made by the FBI."


      Zinn had harsh words for the FBI during his academic career. In a paper published not long before his death, Zinn said the best thing the public could do to curb the FBI's powers was to "continue exposing them."


      Of the FBI, he said, "They don’t like social movements. They work for the establishment and the corporations and the politicos to keep things as they are. And they want to frighten and chill the people who are trying to change things. So the best defense against them and resistance against them is simply to keep on fighting back, to keep on exposing them."
  • メディアの買収 エバ・ゴリンジャー ZNet 原文情報源:Chavez Code
    2010年7月16日金曜日 (益岡賢のページ 掲載)
    メディアの買収 - みんなの翻訳 にも掲載)


    文書記録からベネズエラのジャーナリストとメディアに数百万ドルが提供されていたことが明らかになった。


    情報公開法(FOIA)のもとで機密解除された米国国務省の文書から、過去3年間に米国はベネズエラのジャーナリストとメディアに400万ドル以上の資金を提供していたことが明らかになった。この資金は、ベネズエラの体制変更を引き起こそうという試みの一環として、様々な国際機関がベネズエラの反チャベス派グループに投資している年間4000万ドル以上の資金の一部である。


    この資金は、米国国務省が3つの組織を通して直接送り込んでいるもので、3つの組織とは、米州開発基金(Panamerican Development Foundation: PADF)、フリーダムハウス、そして米国国際開発庁(USAID)である。


    こうした活動の実態をあからさまに隠すため、国務省は数百万ドルの資金を受け取った組織とジャーナリストの名前を資料から削除した。しかしながら、2008年 7月付けの一文書では、資金を受け取っているベネズエラの主要グループの名前が誤ってそのまま残っていた:エスパシオ・プブリコ(公共空間)と報道・社会機構(IPYS)である。 (以下略)


    チャベスが神経尖らす理由がわかりますか?
  • US bars acclaimed Colombian journalist
    By Gabriel Elizondo in Americas on July 13th, 2010, Al Jazeera Blogs


    現場に実際にアシを運んで自分で事実を確かめる、と云う基本に忠実なジャーナリスト。現コロンビア・アメリカ両政権にとって一番嫌なタイプでしょう。暴露されては困ることが相当あることを意味します。で、このジャーナリストは 「テロリスト」 ってことに。


中国以上にえげつない、しかしスマートな 「思想統制」 、上っ面の自由。

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*1:イエメン人収容者を送還=8年拘束、証拠なし―グアンタナモ米基地, 7月14日14時13分配信 時事通信 (リンク切れ。書き出しは;
 【ワシントン時事】米国防総省は13日、キューバグアンタナモ米軍基地の収容所に約8年間拘束されていたモハメド・オダイニ収容者を母国のイエメンに送還したと発表した。連邦地裁が同収容者と国際テロ組織アルカイダを結び付ける証拠はないとして、釈放命令を出していた。 (以下略))