2019年7月30日 ベネズエラ 制憲議会選挙 投票開始
チャベス以来親米・新自由主義 を拒絶し続け、結果覇権国の干渉を受け続け、国外からの資金援助で潤う 「反体制派 (シリアの穏健テロリストと同類?)」 のストライキ・デモおよびそれに便乗した略奪行為 (懐かしの Caracazo) などで荒れるベネズエラでの選挙ゆえ、メインメディアの報道は皆似たり寄ったり;
- Maduro holds constituent assembly vote, defies protests
Sun, 30 July 2017 10:52:38 GMT, Al Jazeera
- The Latest: Venezuelans line up to vote for new assembly
2017-07-30 13:27:42, Associated Press News
常に横目で眺めてはいるものの暫く当ブログに投稿していなかった間の経緯;
2015年12月6日に行われた議会選挙において、1999年のチャベス政権発足以降続いてきた与党のベネズエラ統一社会党が敗北。米国などが支援する中道の反チャベス派選挙連合である民主統一会議が勝利した。チャベス派のニコラス・マドゥロ大統領の任期は2019年までであるが、チャベス派の敗北は1999年以来初のことであり、これにより21世紀の社会主義を名目に国づくりを行っていたベネズエラの構図が、親米・新自由主義のチャベス以前へと大きく回帰するものとみられていた。
マドゥロはチャベス時代の反米路線と社会主義路線を踏襲し、議会と激しく対立した。しかしマドゥロ政権下においては国際的な原油価格の低下と価格統制の失敗により、チャベス時代から進行していたインフレーションが激化した。議会とマドゥロ政権の対立は激しくなり、2017年3月29日にはマドゥロ政権に近いベネズエラ最高裁判所が議会の立法権を剥奪し、裁判所が立法権を掌握すると発表する事態となった。しかしこの決定は野党や南米諸国をはじめとする各国からの批判を浴び、撤回に追い込まれた。
2017年4月以降、反政府デモとそれに対する鎮圧が頻発しており、非政府組織「ベネズエラ社会紛争観測所」の集計で死者は80人を超えている。デモは継続的に続けられており、7月8日で100日間連続となった。
ストライキなんて簡単 −−− 仕事に行かなければよいのだから。その間支給されない給料および組織の被る損失を誰かが補てんしてくれる限り、労使仲良く延々と続けられる;
- ベネズエラ全国スト突入、死者105人に 米制裁に大統領は猛反発
2017年07月27日 16:12、AFPBB News
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- ベネズエラ、野党がゼネスト呼び掛け−30日の制憲議会選挙に反発
2017年7月27日 14:41 JST、Bloomberg
- ベネズエラ、野党がゼネスト呼び掛け−30日の制憲議会選挙に反発
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- 米、ベネズエラ閣僚ら13人制裁=制憲議会選控え圧力
2017/07/27-06:44、時事ドットコム
- 米、ベネズエラ閣僚ら13人制裁=制憲議会選控え圧力
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- 米、ベネズエラに金融制裁検討 政権強権化阻止へ=関係筋
2017年 07月 24日 10:19 JST、ロイター
- 米、ベネズエラに金融制裁検討 政権強権化阻止へ=関係筋
とりあえず選挙結果を見るとして、以下幾つかの 「左がかった」 記事を紹介;
- There is Still Time to Prevent Civil War in Venezuela
July 28, 2017 @ 1:59 am, counterpunch.org
- Venezuelan Opposition “Consultation”: Playing Alone and Losing
July 19, 2017 @ 1:39 am, counterpunch.org
- Time for the “International Left” to Take a Stand on Venezuela
July 17, 2017 @ 2:10 am, counterpunch.org
- US Has Budgeted $49M for Venezuelan Right-Wing Since 2009
Published 17 May 2017, teleSUR English
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