平成28年5月16日21時23分頃発生 茨城県南部の M5.6 地震; 備忘
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茨城県付近の地震活動と津波 / 水戸地方気象台 茨城県の地震活動の特徴 地震本部 |
茨城県下に起きる地震 / 筑波経済月報 2013年12月号|筑波銀行 産総研:首都圏直下に潜むプレートの断片と地震発生 |
ここ相模原でも結構揺れを感じました;
- 茨城県南部でM5.5の地震・小美玉市で震度5弱を観測、負傷者や関東の鉄道に影響(5/17)
RESCUENOW。NET
地震情報;
発生時刻 2016年5月16日 21時23分ごろ、震源地 茨城県南部、深さ 40km、M5.6
地震情報 - Yahoo!天気・災害
地震の分析;
平成28年5月16日21時23分頃の茨城県南部の地震について
報道発表日 平成28年5月16日、気象庁
出典: 資料全文 pdf
茨城県には大地震を起こし得る活断層は現在知られている限り存在しないそうで;
- 県内では、確実に活断層であるとされるものは知られていません。
出典: 茨城県の地震活動の特徴 地震本部
- なお、陸域の浅いところで活断層による地震が発生すると、M7.0前後でも非常に大きな被害がもたらされますが、茨城県内ではこうした活断層はこれまでのところ発見されていません。
出典: 茨城県付近の地震活動と津波 / 水戸地方気象台
- ところが茨城県下には、大地震を起こすような活断層がありません。それはおそらく、太平洋プレートとフィリピン海プレートの運動方向がずれているせいです。太平洋プレートは西向きに押し、一方、フィリピン海プレートは、北西向きに押しています。それぞれが形作る歪パターンがうまい具合に打ち消しあって、茨城県下の浅い地殻内では、地震の原因となる剪断歪が全国でも最小となっています。
出典: 茨城県下に起きる地震 / 筑波経済月報 2013年12月号|筑波銀行
今回の地震の震源は 緯度 北緯36.0度 - 経度 東経139.9度 - 深さ 40km;
出典: 茨城県付近の地震活動と津波 / 水戸地方気象台
※ この図によれば、今回の震央 (北緯36度線と東経140度線の交点付近) の各プレート上面等高は、太平洋プレートの70Km - フィリピン海プレートの40Kmゆえ、後者の上面に相当しそう。
出典: 茨城県下に起きる地震 / 筑波経済月報 2013年12月号|筑波銀行
”茨城県よりも北では、太平洋プレートだけが潜り込んでおり、東日本大震災では、陸側プレートとくっついていた広大なエリアが剥がれました。ところが、茨城県まで南下すると、フィリピン海プレートが間に割り込んで、太平洋プレートの進行を邪魔します。”
すると今回の地震は断層によるものではなく、フィリピン海プレートあるいは関東フラグメントの動きによるものと判断できそう;
出典: 産総研:首都圏直下に潜むプレートの断片と地震発生
※ 今回の震源は、フィリピン海プレート上面と関東フラグメント上面の接するあたり?
熊本地震と併せ暫く要Watch。日本のことゆえ大地震はいつ来てもおかしくはないから覚悟と備えは必須だけれど、ネット上の根拠の薄い (あるいは全く無い) デマに惑わされるのは愚の骨頂でしょう;
- 「5月17日南海トラフ地震発生」の「ネット予言」に注目集まる 社会心理学者が分析した「拡散」の理由とは
2016/5/17 20:36、J-CASTニュース
”人間は不安な感情を共有することでむしろ安心を得るような場合もあるといい、今回のようなケースでは、ネットユーザーが「大震災が起こるかもしれないという『不安』を好んで共有したがっているのかもしれない」とも分析した。 / “「SNS上には、『外れた予言』が山ほどあると思います。その中で、一握りの『たまたま当たった予言』だけが抜き出されます。そのように抽出された投稿だけを目にするユーザーの中には、ある程度の『信ぴょう性』を感じる人もいるのでしょう」”
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