遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

仏襲撃・立てこもり事件 〜 西側 (≒ キリスト教圏) の独善にはうんざり

← イスラム圏での反米運動、 イスラムへの侮辱・挑発 / 2012-09-26

← 趣味の悪さではどっこいどっこい; 自覚の足りないお姫様のハダカ vs 他人の宗教を侮辱するイラスト / 2012-09-19
 Charlie Hebdo shooting

 フランス紙襲撃テロ事件
 シャルリー・エブド

 Islamophobia



今回の犯罪の本当の動機など知る術はありませんが、イスラムへの侮辱・攻撃に対する復讐だとしたら、起きるべくして起きた 「許されない」 事件。西側での感動的な追悼集会も抗議行進も結構だけれど、誰の追悼か? また抗議の対象となる 『テロ』 とは何なのか?


追悼は、今回の事件による死者の何百倍 (いや、何千倍?) にものぼるイスラム圏の非戦闘員の犠牲者に対しても向けられているのか? テロ行為への抗議と言うなら、テメエらの選んだ政府が国外で展開する爆撃やら戦闘、およびそれに必然的に伴う誤爆など市民を標的・巻き添えにすることはテロ行為ではないとでも言いたいか??



また、犠牲となった途端に 『パリ新聞社』 などと英雄的な扱いをされている感のある シャルリ・エブド は、2012年にムハンマド侮辱画を掲載した際 『仏の国家イメージを損ねた、無責任だ』 など相当叩かれたことは不問に付されている様子。Je suis Charlie なんていい気なもの、おまけに火事太り;

今回の事件で (内心) 大喜びなのは、イスラムの脅威を殊更強調し、使い旧された 『テロとのたたかい』 の名の下戦争継続・拡大を正当化したい好戦的な米欧政府および、武器を拡販したい日本も含む死の商人。満面笑みなのはイスラム嫌悪を煽るヘイト婆さん;

経済低迷と共に、田舎者の寄り集まり欧州のメッキは剥がれ落ちる一方;

テロが許されない行為であることは当たり前。今回の襲撃・立てこもり事件は決して許されるものではないが、国家によるテロ行為も同様。また風刺の名で美化され誤魔化される特定宗教のヘイト・差別・侮蔑まで言論の自由として保護されるべきかはよく考えるべきでしょうね。このままでは憎悪の連鎖 〜 復讐の応酬の悪循環。ナンタラ自衛権を手にした愚かな坊ちゃんもホイホイと米欧の尻馬に乗るだろうから、日本が巻き込まれてもおかしくはない。



以下、欧州版911としてヒステリックにイスラム排斥・お門違いな復讐に走り兼ねない米欧への警鐘;

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