DPRK; 拉致問題 〜 再調査合意
← 日本は右傾化しているのではない、 幼稚化・野蛮化・独善化・孤立化しているだけ / 2013-06-13 | 【拉致再調査】北朝鮮との合意文書(全文) 2014.5.29 23:04、msn産経ニュース |
相互に深い不信感がある以上、加害側がどんな 『調査結果』 を出して来ようが、被害者はそれが自分達の考える 『真実』 に沿ったもので無い限り 『嘘』 として、心情的に受け入れることは出来ないでしょう;
- 有本さん「恵子戻らなければ白紙に」 拉致被害者再調査
神戸新聞NEXT 5月31日(土)20時50分配信
『拉致の疑いを排除できない』 、裏を返せば冤罪の可能性を排除出来ないケースでも多分同じ;
- 横田さんら全員帰国訴え=政府側「しっかり交渉進める」―拉致問題で集会・茨城
時事通信 6月1日(日)18時54分配信
”再調査の対象には、北朝鮮による拉致の疑いを排除できない特定失踪者も含まれる。”
- 特定失踪者470人、うち77人は「拉致濃厚」
読売新聞 5月29日(木)22時44分配信
”帰国していない日本政府認定の12人の拉致被害者に加え、北朝鮮に拉致された可能性がある全国約470人の「特定失踪者」も含まれている。 −−− 一方、全国の都道府県警が、北朝鮮による拉致の可能性が排除できないとして、捜査・調査している行方不明者は860人おり、特定失踪者の多くが含まれているという。”
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出典: ■公開リスト集計■調査会認定拉致疑惑失踪者
平成26年5月30日現在、特定失踪者問題調査会
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出典: 拉致の可能性を排除できない事案に係る方々
2014年03月28日、警察庁
と云うことは必然的に、被害者全員を納得させる解決は殆ど不可能;
- 制裁解除には反対=被害者帰国させてから―特定失踪者家族
時事通信 5月29日(木)21時15分配信
この問題、今更 『気合い』 などで解決出来るとは思えない。よほど落とし所を見極め、かつ相互確認した上でなければ結局挫折;
- 拉致再調査 日朝合意 首相に目算「茶番」承知で打開へ
産経新聞 5月30日(金)7時55分配信
※ お決まりのジミントーよいしょ記事ですが、愚かな坊ちゃんが事態打開出来れば大したもの。
ひとまず 『再調査』 を見守るしかありません。以下、過去目に付いてクリップしておいた記事を紹介;
- 「拉致解決したら幸せになれるのか」 アントニオ猪木氏が特派員協会で独自見解
2013/8/ 5 18:02、-CASTニュース
- 【社説】南北首脳会談議事録、国益が最優先だ
2013年06月25日17時22分、中央日報/中央日報日本語版
※ 2007年10月4日に行われた 第2回南北首脳会談 の議事録の全文と8ページ分の抜粋本。
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- 盧武鉉前大統領、‘NLL放棄発言’無かった
修正 : 2013.06.26 00:52、ハンギョレ
- 盧武鉉前大統領、‘NLL放棄発言’無かった
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- 【韓国】:07年南北首脳会談の議事録を公開=盧氏『日本の拉致主張は変』…日本への不信感や対米不信も
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”聯合ニュースが伝えた議事録(抜粋版)によると、盧元大統領は金総書記に対し、日本人拉致問題を巡る駐韓日本大使との会談の内容を紹介。「日本の要求は何かと聞いたら、『全員返してほしい』(ということだった)。全員帰ったじゃないかと言ったら、『もっといる』という。どんな証拠があるのか。そう言ったところ、『どちらにしても(北朝鮮を)信じられない』。そういう話だけしていた」と、北朝鮮の主張に同調する趣旨の発言をしていた。”
※ このブログ中引用されている 6月24日(月)21時44分配信 元記事 『<07年南北会談>盧大統領「日本の主張よく理解できない」』 は既に削除済み。上に引用した盧大統領(当時)の発言のどこが 「北朝鮮の主張に同調する趣旨の発言」 なのかよくわからない。 盧大統領のことはよく存じないが、引用部分の盧大統領の質問は至極当たり前としか思えないし、どちらかの味方をしている様にも見えない。韓国にも拉致被害者はいらっしゃるし。むしろ異様なのは、駐韓日本大使(当時)の 『どちらにしても(北朝鮮を)信じられない』 の発言。『問答無用』 の伝統? これでは確かに 「日本の主張よく理解できない」 と感じたでしょう。
- 【韓国】:07年南北首脳会談の議事録を公開=盧氏『日本の拉致主張は変』…日本への不信感や対米不信も
- 【田中均氏】:『事実誤認だ』=インタビュー記事への首相批判…ミスターX『記録ある』、首相に反論
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※ このブログ中引用されている 最終更新 2013年06月24日21時56分 元記事 『田中均氏:インタビュー記事への首相批判は「事実誤認だ」』 も既に削除済み。私は軽蔑して止まない外務省の元官僚ですが、 『私は(5人を日本にとどめれば、拉致被害者の)子どもたちを帰すのに時間がかかるかもしれないと申し上げた。』 の部分だけは賛同できる。ただし5人を日本にとどめた政府の判断を「正しい、立派な判断だった」と評価した点については、 「正しい、立派な判断」 だったかも知れないがベストとは言えないと思っています。結果からしても、あれ一回限り (遅れてのご家族帰国も含めれば2回?) で終わりましたから−−−
日本の拉致被害への対応を見る限り、不信感と云うより憎悪の念しか感じられない。人間関係と同じ、こちらがその様に接するから相手もその様に接する、従って全く進展が無い。この問題を解決したいのか、それとも 『どちらにしても』 罰したいのか? 犯罪が行われてから相当の時間が経っており、相当管理レベルが高くても再調査は至難のワザでしょう。DNA鑑定だって万能では無いし。DPRK前政権のうちに解決出来なかったものが、更に若い現政権で 『合理的に』 解決出来るとは通常考えにくい。政治決着しか無さそう。
ついでに備忘的に記するなら、DPRKに対する 戦後補償 について、具体的な協議は行われていないのでは? ネット上では勝手な判断が飛び交って? いますが、 日朝平壌宣言 にて 『双方は、国交正常化を実現するにあたっては、1945年8月15日以前に生じた事由に基づく両国及びその国民のすべての財産及び請求権を相互に放棄するとの基本原則に従い、国交正常化交渉においてこれを具体的に協議する』 旨合意済み。ただし日本政府が 「拉致問題の解決なくして国交正常化なし」 を主張していることもあって、時間だけが過ぎて進展無し。出来ることから片付けないと、被害者そのものがいなくなってしまう。
−−− そのほんの一部だけがミス平和賞候補となったらしい 『世界に例を見ない平和憲法』 およびヒバク国たる立場と核兵器追認・核武装容認・原発推進の矛盾、実際問題になっているのに頑なに認めない領土問題、人権問題の存在を (今更) 一部否定する姿勢など、外から見ると随分ちぐはぐな国と云う印象が強くなっている様に感じます。対米従属以外の外交を考えなくてもよい時代はとっくに終わっているのに、 遺存種 たるジミントーは変われない。まあ、有権者がそれを望んだ結果だし、対抗出来る野党勢力も無いから仕方ないけれど。
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