遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

マーモットと少年

通常ホモ・サピエンスに対しては警戒し威嚇するマーモットが、この少年に対してだけは仲間扱いをし、愛情を示すと云う、非常に珍しいと言われるケースですが−−−



 出典: 下掲 io9 We come from the future 記事
     特徴的な前歯も、何となく顔まで似ているかな?


アルプスの恥ずかしがり屋マーモット、少年と友達に 1/7
  毎日中国経済 9月6日(木)15時19分配信
   8/12 〜 12/12 は別の写真


  マーモット(英語:marmot)


The marmots and me: The schoolboy, 8, who has struck up a remarkable friendship with a colony of alpine animals
  UPDATED: 09:53 GMT, 28 August 2012, Mail Online (UK)


海外でも相当数の記事がアップされていますが、元記事は限られている様子。で、場所は上掲記事などで "Groslocker in the Austrian Alps" と記載されていますが、こんな地名はどこにも見当たりません。恐らく Grossglockner の誤記と思われます;



 出典: GoogleMap / ホーエ・タウアーン国立公園 グロースグロックナー山


  参考: グロースグロックナー / 海外トレッキングの写真


この8歳の少年マッテオ・ウェルチさん (正確な発音は知りません) には "Marmot Whisperer" (マーモットと話せる人、の意味?) の名が付いている様子;


Meet Matteo Walch: The Little Marmot Whisperer
  August 29, 2012, ItsyBitsySteps


それに関しては;


Science demands that you stop calling this kid the ‘Marmot Whisperer’
  Aug 31, 2012 9:23 AM, io9 We come from the future


マーモットが人間の言語を解するワケは無いし、この少年がマーモット語? を操れるワケもありません。エサで釣れるなら誰でも仲良くなれる筈ですが、そうでもなさそう。でもこのコロニーのマーモットがこの少年個人を認識し、仲間として慕っていることは確からしい。これは私個人が自身の経験に照らして感じることですが、この少年に限らずホモ・サピエンスには小さい頃、他の生き物やら存在とコミュニケーションを行う能力が備わっており、通常その使用頻度が少ないため成長と共に失われていくのでしょう。この少年は、恐らくマーモットだけではなく別の 「動物」 とも同じ様な関係を築ける筈です。心を、あるいは意思、気持ちを通じ合わせる、あるいは共有することが出来ると云うこと。私にも極く極く僅かながらその能力が残っているらしい。この領域も未解明の部分が多いですね。



なお蛇足ながら日本で 『モルモット』 と呼ばれる生き物は、英語では guinea pig(ギニー・ピッグ) 、西語では特に南米では様々な呼び方があり、 "cobayo" (英語の "cavy" と同じ)、 "conejito de las Indias" (インディアスの小ウサギ) など。ウィキペディアによれば 『モルモットという名の由来は、ヨーロッパ人によって発見された当初、ヨーロッパに生息するリス科のマーモットの一種アルプスマーモット(Marmota marmota)と誤認されたことによるとされる。日本でのモルモットという言葉の由来は、1843年長崎にモルモットが伝来したとき、オランダ語の「マルモット」 (Marmot) が訛ってモルモットとなったことである。』 、可愛いことこのうえないパートナーです。  過去関連記事

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