欧州で拡がるブルカ着用禁止 −−− 露骨なイスラム差別
『欧米西側先進国』 EUでのイスラム差別が露骨にかつ広範囲になって来ました。野蛮な欧州を洗練させたのは一体誰だと思っているのか、と言いたくなります;
- ブルカ着用で反則金=伊北部
5月4日20時27分配信 時事通信
−−− 【ジュネーブ時事】イタリア北部のノバラ市警察は3日、全身を覆うイスラム衣装のブルカを公共の場所で着用していた女性に500ユーロ(約6万2000円)の反則金を科した。AFP通信が伝えたもので、同市は今年1月、身元確認を困難にするブルカなどを公共の場所で着用することを禁止した。 −−−
- <フランス>ブルカ着用強制に最高禁固1年…フィガロ報道
5月1日12時29分配信 毎日新聞
−−− 女性の罰則が軽いことについて、仏政府幹部は毎日新聞に「女性は被害者の場合が多い」と説明した。サルコジ大統領はブルカを「女性の隷属の象徴」として批判。下院のほぼ過半数の議員が同様の法案を共同提出している。
- ベルギー下院、ブルカ禁止法案を可決 反対票はゼロ
4月30日14時51分配信 CNN.co.jp
−−− 法案は、顔と体のほとんどを覆うブルカや、目以外の顔全体にかぶるニカブなどの着用を禁止し、違反者には15〜25ユーロの罰金または7日以下の禁固刑を科す内容。治安対策として、また女性の自由を守る立場から、多くの議員が支持した。 −−− 一方、イスラム教系の政治指導者は、禁止法が成立すれば、逆に反発して着用する女性が増える可能性があると警告していた。
- EU トルコ加盟交渉「まだ何年も続く」 欧州理常任議長
4月28日19時13分配信 毎日新聞
−−− 英メディアによると、大統領はベルギーの国会議員だった04年、国民の大半がイスラム教徒のトルコの加盟は「キリスト教を普遍的価値観とする欧州の活力を弱める」と発言し、明確に反対したとされる。 −−−
※ これがEUの本音でしょう。
ミナレットが醜悪だと云うなら、ではガウディの聖家族教会の塔はどうなのか? ブルカについては、治安対策であると云うなら、ではフルフェイスのヘルメット着用も当然禁止されているのでしょうね。イスラムについてよく知りも知ろうともせず先入観だけで判断する 「キリスト教を共有する欧州」 でこそ男尊女卑の伝統が根強いのに、今更何を戯けたことをホザくか、呆れてしまう。 「キリスト教徒」 には認められている服装の自由をイスラムには認めないなど、屁理屈以外では成り立たない。EU在住の女性がその着用を脅迫の下あるいは当然の様に強要されている事実があるなら、それはその国の法に基づいて個別に判断・処分されるべき。この馬鹿どもはいつまでたっても植民地の旧宗主国根性から抜け出せない。特にベルギーは、主に隣国フランスで小咄のネタにされることが多いのはそれなりに理由があるのでは? 例えば−−−
- −−− ある日、キリストが地上におい出になりました。キリストの行く手に1人の女性がいて、泣いていました。それはブリジット・バルドーでした。キリストがブリジット・バルドーに「どうして泣いているのか」と尋ねました。すると彼女は、「見てください。私は年をとってもう昔のように美しくありません」と答えました。するとキリストは「心配することはない。昔のようにしてあげよう」と云って奇跡を起こして、たちまち若くて美しいバルドーが出現しました。キリストがさらに道を続けて行くと、ロックフェラーが泣いていました。キリストがどうしたのか尋ねると、ロックフェラーは「私は財産を失い無一文になってしまいました」と答えました。キリストは「心配することはない。昔のようにしてあげよう」と云って奇跡を起こし、ロックフェラーを又昔のように大金持にしてくれました。キリストがさらに道を続けて行くと、1人の男が泣いていました。キリストがどうしたのか尋ねると、男は「私はベルギー人なのです」と答えました。するとキリストは、その男と一緒に泣き出しました。
とか、
とか
- <電球交換>
問:電球を換えるのに何人のベルギー人が必要か?
答:5人。一人がテーブルに乗り、
残りの4人がテーブルを回す。
※ この小咄のバリエーションが一番多そう。
とか、
- 救い様のないヨーロッパ人とは−−−
フランス人のごとき道徳心を持ち、
イタリア人のような戦意(fighting spirit)を持ち、
ドイツ人のようなユーモア心を持ち、
イギリス人のような労働意欲をもつ人種。
一言で言うと、ベルギー人みたいな者。
他愛のないジョークであることは百も承知ですが、今回のブルカ禁止騒動を見ているとフランスもベルギーも馬鹿さ加減ではどっこいどっこい。欧州から見たアメリカは品が無く粗暴な国である一方で、アメリカから見た欧州はどうしようもなく時代遅れの地域; 目糞鼻糞を笑うの良い例。こんな欧米キリスト教原理主義の正義観やら価値観だけが堂々とまかり通る現在の世界は異常です。それに気付かず欧米のシステムを疑うことなく崇拝し続けるのは更に救い難い。
欧州についてもうひとつ小咄を;
- EU15ヶ国の良い所