火山活動ウォッチ その16; 火山活動活発化? 続報10; 箱根山 (大涌谷)
← 火山活動ウォッチ その15; 火山活動活発化? 続報9 浅間山、シナブン火山 など / 2015-06-18 | ← 火山活動ウォッチ その14; 火山活動活発化? 続報8 口永良部島、大涌谷、御嶽山 他 / 2015-06-08 | ← 火山活動ウォッチ その12; 火山活動活発化? 続報6 大涌谷 (箱根山) 他 / 2015-05-24 |
箱根山火山活動のリスク評価・対応に関して、火山地質学者の早川由紀夫さんが相当イライラなさっている様子。 以前にも紹介 しましたが−−−
放射能汚染地図の解説@参議院議員会館 書き出し
2012/08/27(月) 19:44:31、早川由紀夫の火山ブログ
”私の説明は、学者がこの放射能リスクを評価する、そういう行為です。科学的行為です。その先、そのリスクをどう管理するか、マネジメントと英語では言いますが、そのリスクにどう対応していくかを考えるのは、個人、および政治家の方々のお仕事です。リスク管理において、私が学者としてできる、科学が貢献できるものの「重要性は1割程度しかない。」と唐木英明さんが言っております。私もそう思います。残りの9割は、科学以外の、経済であるとか政治であるとかその他の社会的要請によって決める。それで結構だと思います。ただし、そのときに、科学と矛盾したことを、科学を軽視した結論を下すときは、科学を捻じ曲げないでほしい。「科学はそうあるけれども、別の要請によってこう結論してリスク管理する」と覚悟して腹を決めてほしい。今日きてくださっている政治家の方々には、とくにそう言いたい。”
上掲は311での原発事故に関するものですが、今回はリスク管理もさることながら、科学のあり方がおかしくね? と云うこと;
- 火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第64号
平成27年7月2日16時00分 気象庁地震火山部
- 火山名 箱根山 噴火警報(火口周辺)
平成27年6月30日12時30分 気象庁地震火山部
- 警戒レベル4にしてもおかしくない? 気象庁の甘い判断に専門家から異論相次ぐ
2015/6/30 20:21、J-CASTニュース
”早川由紀夫教授のツイートによると、今回は、警戒レベルを4にしてもおかしくないという。箱根山では、14年9月の御嶽山噴火レベルの火砕流が生じる恐れもあるとし、その場合、2キロほども下って温泉街を巻き込みかねないと警告している。”
-
-
- 「レベル3だとここ通れなくなる」 こういう気象庁に依存したリスク管理は、もういい加減やめにしてほしい。 気象庁が発表するリスク評価を参考にして、しばしば無視して、市町村長が独自にリスク管理する以前に戻してほしい。災害対策基本法はそう定めている。
4:16 - 2015年6月30日
※ 私も大賛成。と言うより、科学的なリスク評価だけに頼ったら日本列島はほぼ全域が居住不可となってしまう。
- 「レベル3だとここ通れなくなる」 こういう気象庁に依存したリスク管理は、もういい加減やめにしてほしい。 気象庁が発表するリスク評価を参考にして、しばしば無視して、市町村長が独自にリスク管理する以前に戻してほしい。災害対策基本法はそう定めている。
-
-
-
- ・噴火したと言って地元から怒られるリスク と ・噴火ではないと言って国民からたたかれるリスク を、昨晩、小久保一哉火山活動評価解析官は天秤にかけて後者を選んだのだろうが、それは大きな判断ミスだった。自分だけでなく、気象庁火山、しいては気象庁全体の信用を失墜させるだろう。
16:11 - 2015年6月29日
※ いや、ひょっとすると 『風評』 を煽るな、みたいな圧力が内部やら外部からあったのかも。
- ・噴火したと言って地元から怒られるリスク と ・噴火ではないと言って国民からたたかれるリスク を、昨晩、小久保一哉火山活動評価解析官は天秤にかけて後者を選んだのだろうが、それは大きな判断ミスだった。自分だけでなく、気象庁火山、しいては気象庁全体の信用を失墜させるだろう。
-
-
-
- レベル1に下げろとおととい書かなくて、ほんとによかった(このように火山の噴火予知はむずかしい)。箱根山のいまはレベル3、いやレベル4だね。
15:53 - 2015年6月29日
- レベル1に下げろとおととい書かなくて、ほんとによかった(このように火山の噴火予知はむずかしい)。箱根山のいまはレベル3、いやレベル4だね。
-
- 大涌谷で新たに3つの噴気孔…気象庁が確認
2015年07月02日 20時37分、読売新聞(YOMIURI ONLINE)
- 箱根の温泉一部で供給ストップ 「このままでは死活問題」
更新:2015/07/02 03:00、カナロコ|神奈川新聞ニュース
”大涌谷の設備で温泉を造成し、町内の旅館・ホテルや住宅、保養所など約400軒に供給している箱根温泉供給によると、6月29日以降、通常は1日当たり約3600トンの湯量が約1600トンに減少。3地域に送っている配湯ルートの一つがパイプの破損からか流れず、旅館など約120軒で湯が止まった。 / 設備は配管などに硫黄が詰まることから毎日の保守点検が必要で、立ち入り規制後もこれまでは町が関係者の一時立ち入りを特別に認めてきた。しかし、地震活動が活発化した29日から町は立ち入りを認めておらず、加えて今回の警戒レベルの引き上げで「当面は認めることはできない」としている。”
-
- 地滑りで配管壊れ?箱根町一部、温泉の湯止まる
2015年07月01日 13時25分、読売新聞(YOMIURI ONLINE)
- 地滑りで配管壊れ?箱根町一部、温泉の湯止まる
-
-
- 「ブタが飢え死にする」 避難の男性、独断で一時帰島
2015年7月2日15時18分、朝日新聞デジタル
”町の避難指示に法的な強制力はなく違法行為ではないが、町は安全のため避難を続けるよう、理解を求めている。”
※ そりゃ我が子同然だから仕方が無いでしょう、私が同じ立場に立たされたら多分同じことをしますね。このケースと箱根とは単純比較は出来ませんが、設備の保守点検が出来なければ温泉の死活問題になる、と云うなら、関係者の一時立ち入りを引き続き認めると云う決定もアリでしょう。警戒レベルの引き上げを口実にリスク対応から逃げているだけでは? また、その決断のために参照すべき可能な限り正確な科学的評価が必要不可欠なのに、科学者が手心を加えたりそれを捻じ曲げたのでは後工程の判断が全て誤る可能性大。
- 「ブタが飢え死にする」 避難の男性、独断で一時帰島
-
- 箱根山、火山性地震が多発 6月30日は603回観測
2015/7/1 11:36、日本経済新聞
-
- 箱根山、70人に避難指示 小規模噴火で規制拡大
2015年7月1日05時02分、朝日新聞デジタル
- 箱根山、70人に避難指示 小規模噴火で規制拡大
-
- 火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第63号
平成27年7月1日16時00分 気象庁地震火山部
- 火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第63号
- 箱根山のナゾの降下物は「土砂」 噴火発生せず 大涌谷に新たな噴気孔確認
2015.6.29 21:49更新、産経ニュース
-
- 火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第61号
平成27年6月29日21時20分 気象庁地震火山部
- 火山名 箱根山 火山の状況に関する解説情報 第61号
以下、参考サイト;
.