遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

プーチン大統領来日: 往生際の悪い敗戦国? 頓珍漢な 「外交ごっこ」

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間もなくプーチン大統領来日;

先の戦争での敗戦を認めずに戦前回帰を目指し、そのくせアメリカだけには諂い貢ぐ愚かなアベとプーチン大統領との会談では、新たに得られるものは何も無いでしょう;

  • プーチン大統領と会見、平和条約「条件整備を」
     2016年12月13日 17時00分、読売新聞(YOMIURI ONLINE

     ”プーチン氏は大統領府の「代表の間」で約1時間20分にわたり、読売新聞東京本社の溝口烈・編集局長と日本テレビ放送網の粕谷賢之・解説委員長の質問に答えた。 / 平和条約の締結交渉で「日ソ共同宣言」(1956年)を基礎とする立場をあらためて強調した。 / プーチン氏は2島に国後、択捉を加えた4島の問題を提起することは「共同宣言の枠を超えている。全く別の話で別の問題提起だ」と指摘し、4島を対象とする交渉には応じない考えを明らかにした。 / またプーチン氏は「第2次大戦の結果は、しかるべき国際的な文書によって確定していることを理解しなければならない」と述べ、北方領土はロシアの領土として国際的に承認されているとの主張を展開した。 / さらにプーチン氏は「制裁を受けたまま、どうやって経済関係をより高いレベルに発展させるのか」と日本の対露制裁を批判した。 / インタビューは7日に行った。プーチン氏のロシア語での発言を和訳し、精査を重ねた。
    1. プーチン露大統領インタビューの詳報<上>
       2016年12月13日 17時00分、読売新聞(YOMIURI ONLINE

    2. プーチン露大統領インタビューの詳報<下>
       2016年12月13日 17時00分、読売新聞(YOMIURI ONLINE

以下は、歴史認識関連;

  • ラブロフ外相にインタビュー
     2015年5月21日 ロシアNOW
     ”ロシアは常に日本に「第二次世界大戦の結果を認めますか」と聞いていますが、「全般的にはそうですが、この問題についてはそうではありません」という答えが返ってきます。それならば、なぜ日本は国連憲章を批准したのでしょうか。第107条には、戦勝国の行ったことすべてが神聖不可侵と書かれています。文字通りでなくとも、法的な意味は「一切触れない」ということです。国連憲章に立ち戻れば、日本はいかなる反論もできないですし、ロシアは日本が第二次世界大戦の結果に疑義を示す唯一の国で、他の国はそのようなことをしていないと言うことができるのです。
      • 国連憲章テキスト 国連広報センター
         ”第17章 安全保障の過渡的規定 - 第107条 / この憲章のいかなる規定も、第二次世界大戦中にこの憲章の署名国の敵であった国に関する行動でその行動について責任を有する政府がこの戦争の結果としてとり又は許可したものを無効にし、又は排除するものではない。
      • CHAPTER XVII: TRANSITIONAL SECURITY ARRANGEMENTS
         ”Article 107 / Nothing in the present Charter shall invalidate or preclude action, in relation to any state which during the Second World War has been an enemy of any signatory to the present Charter, taken or authorized as a result of that war by the Governments having responsibility for such action.

今更、歴史認識に関しても日本の言い分だけが正しい −−− の一点張り、これでは先の戦争のどの当事国ともマトモな交渉は不可能。戦争処理はいつまでも終わらない。こんな状況で何を得ようと云うのか。

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