遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

日本人旅行者の、エクアドルでの強盗被害に関して

大変残念な事件、ご遺族・ご家族にはお悔み申し上げます;

ご夫婦が巻き込まれた犯罪 "secuestro express" 英語なら "Express kidnapping" 、日本語では 「短時間誘拐」 は、必ずしも南米特有のものでは無い様子。今回の事件の現地報道を時系列で旧いものから順に拾ってみると;

エクアドルでは何年か前から頻発している犯罪の様で、関連するサイトも多数。幾つか紹介すると;


  •  
     Guayaquil registra once casos de secuestro "express" por semana
     Canal Ecuavisa, 公開日: 2012/10/02
      ドキュメンタリー、再現ビデオも多数。(多分エクアドル以外のものも)

外務省の海外安全ホームページ 感染・スポット・危険情報中 エクアドルに対する渡航情報(危険情報)の発出 / 2013年08月14日 より抜粋;

  • 但し,タクシーを使った強盗及び短時間誘拐が全国的に発生しています。主な犯行の手口は,車中で現金を強奪する,キャッシュディスペンサーや自宅まで連行し,可能な限りの現金を強奪するなどです。従って,タクシーを利用する際は最低限営業許可を取得したタクシー(車体は黄色で両サイドのドアに所属先のタクシー組合名が書かれている。営業車両用のオレンジ色ナンバープレートを装着している。市が発行する登録番号が記載された赤色のステッカーが,左右ドア,フロントガラス及びリアガラスに添付されている。)であることを確認してください。無線タクシーや一流ホテルの乗り場に待機しているタクシーは比較的安全とされています。

しかし幾ら用心しても100%リスク回避することは不可能。旅行者にとってタクシーは重要な足ですから、組合・警察・政府の対応が必須。今回の事件でご夫妻に落ち度があった筈はありません。 新婚夫婦はなぜエクアドル超危険都市に ガラパゴス諸島観光のためだった? なんてふざけた記事を投稿するクソメディアには怒りを禁じえない。

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