矮小で姑息な米欧 - 遊蕩爺の漂浪メモ

米欧、とは言ってもチンケなＥＵはアメリカの付属物ですが、の対応を見ていると腹立たしいだけ。いつもは自分達より劣る「野蛮人」に向ける銃口が自分達に向けられ、「野蛮人よりも尊い」自分達の命が奪われると大騒ぎ。二度目の９１１と同じ、報復する権利も大義もありゃあしない；

米国人を攻撃する者は裁く＝大統領ラジオ演説
　　時事通信 9月15日(土)19時5分配信

　　※ 『すべての信仰を深く尊重する。信仰の自由を支持し、イスラム教を含めたいかなる宗教に対する侮辱も拒否する』、南米のスペイン語ではこのテのタワゴトを "pura paja" と呼びます。

◆Lessons of Benghazi (and beyond)
　　Thursday, September 13, 2012 - 5:49 PM, FOREIGN POLICY

　　−−−Third (lesson), we should not lose sight of the broader context.　（中略）　In particular, numerous surveys of public opinion show that there is considerable anger at U.S. foreign policy among the broader publics in the Arab and Islamic world, fueled by what these peoples see as indifference to Muslim lives, one-sided support for Israel, our cozy relations with assorted Middle Eastern monarchies and dictators, and our hypocritical behavior regarding human rights and nuclear weapons. To acknowledge this broader context in no way justifies the events of this week, but ignoring this broader context is a surefire recipe for responding to it in the wrong way.　（以下略、引用終わり）

　　※ この論説全体には賛同しかねますが、上掲部分は事実と思います。担がれた軽いパーが選んだのは、選挙を考慮してのこともあるだろうが、自滅の道。それは大変結構なことですが、また何人殺すのか。馬鹿なアメリカの有権者はいつになったら気付くのか。

大使館襲撃でＥＵ「文明世界の法に違反」と非難
　　読売新聞 9月15日(土)12時24分配信

　　※ ではイスラム世界は「文明世界」ではないと云うのか？自分達の利益のために他国を破壊するのが「文明社会の法」か？なんちゃって人権に酔い痴れるだけのおままごとＥＵに存在価値など無い。テメエらの享受する「文明」は誰のおかげで今の姿になったと思っているのか？

米欧大使館襲撃、「不当な行為」と安保理が声明
　　読売新聞 9月15日(土)12時24分配信

　　※ 米欧よ、それを言うならスコットランドヤード（それともロンドン市警察？）による南米の某小国の大使館襲撃の脅しは「正当」なのか？

米領事館殺害の大使ら無言の帰国　大統領「実行犯に裁き」
　　産経新聞 9月15日(土)10時40分配信

　　※ たった四人殺されただけ、バランスが取れないだろ？それともアメリカ人一人には今まで直接・間接に介入して破壊した何ヶ国かの国民百万人相当の「価値」があると云うのか？大使や兵隊を殺したのは担がれオバマと死神婆。「実行犯に裁き」を、と云うなら弾丸を装填した銃をくわえて引き金を引いて欲しいですね。飛び散る脳味噌もごく僅かでしょうから。

◆「預言者侮辱」の矛先米国に＝怒り沈静化に時間か−「アラブの春」に試練〔深層探訪〕
　　時事通信 9月15日(土)8時33分配信

　　※ 『映像に法的な問題は存在しない』、仰せごもっとも。何しろ自由放任の国ですから。では例えばキリスト教を冒涜する、今回のムハンマド冒涜と同じ低レベルの映画を作ったらどうなるか、誰かやってみるとよい。（キリスト教徒を激怒させるストーリーは、多くは無さそうですか無くはありません）公開した途端見付けられて、アメリカの伝統的なリンチで吊るされるだけ。狂人の仕業としてマトモな捜査さえ行われない筈。

　　在米コプトは最近の虐殺の仕返しのつもりだったかも知れないが、結果としてムスリムをではなく、エジプトのコプトを侮辱し貶め危険に晒したことになるのですが。　（末尾掲載記事も参照）

　　それに『「アラブの春」に試練』って一体どんな意味？西側が自分達に都合よく仕掛けたつもりが、ノータリンの仕事の常として失敗したことを指すのかな？

　　◆Egypt's Christians anxious, anticipate troubles
　　　　Associated Press – 8 hrs ago (Sep.15, 2012 JST) via Yahoo! News

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一連の騒動を宗教と結び付けるのは多分間違いだし、米欧お得意の問題のすり替え。ムハンマドへの稚拙な冒涜への仕返しを望んでいるムスリムは極く少数でしょう。ショボいことこの上ない映画もどきはきっかけかも知れないが、メインメッセージは、アメリカは認めたくないだろうがアメリカ覇権の拒絶；

◆Protests target US symbols across Muslim world
　　15 Sep 2012, KHARTOUM (AFP)

この暴力の連鎖を断ち切れる組織なり仕組みが存在しないのが、現代の不幸でしょうね。国連なんて、所詮二次大戦戦勝国連合。米欧の野蛮人には、以下報道されたエジプトのムスリム Mary Daniel さんの行動は理解出来ないでしょう；

◆The Protest that everybody ignored
　　Wednesday, September 12, 2012, Egyptian Chronicles （一昨日紹介）

　　−−−A group of several Egyptian Christian movements led by the famous revolutionary Kolena Mena Daniel Movement protested against the insulting film in Tahrir square for several hours. The amazing Mary Daniel , the sister of the late activist who was killed in Maspero clashes from nearly a year ago was there leading the protest. / The Egyptian Orthodox church of Alexandria was first to condemn the film and its makers.　（以下略、引用終わり）

この記事の写真を見て気が付きましたが、

左が記事中掲載の今回真っ先に冒涜映画に抗議した Mary Daniel さん、右が Maspero demonstrations - Wikipedia に掲載された "A Muslim girl supporting her Christian friend after her brother was killed during Maspero demonstrations" 、同一人物では？彼女はムスリムですが、２８人の犠牲者を出したマスペロ抗議行動でも今回も、キリスト教徒（コプト教徒）の行動を支援している様子。（不勉強であまり調べていませんが、多分マイノリティーの権利を守る運動でしょう）

マスペロで犠牲となったお兄さん Mena (Mina?) Daniel さんについては、英語の記事があまり多くは無い様ですが多分；

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