遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

巨大マンタ: 人間の食用になるのは仕方がないが、絶滅の危険はないの?

結構人なつっこい様で、ダイバーの人気者? 相当数のビデオが投稿されています。 悠然と泳ぐ様は癒し系;



 
  マンタと目が合っちゃった! 石垣島ダイビング 動画・Manta Movie
  rinpana さんが 2010/11/22 にアップロード
   沖縄、八重山諸島にある石垣島に、マンタスクランブルというダイビングポイントがあります。スクランブルとは、急発進する訳ではなく、まるでスクランブル交差点のようにマ­ンタ(ナンヨウマンタ)が行き交う様子から名付いた名前です。以前は、単なるマンタポイントという名前でした。 (以下略、引用終わり)



 
  ド迫力!マンタが大接近 @西表島
  2006madaratobiei さんが 2008/10/25 にアップロード
   西表島、鹿川中ノ瀬



 
  「マンタの群れ大接近」モルディブ・シュノーケルツアー
  HillSideSachiko さんが 2009/07/20 にアップロード
    口を開けた (捕食中?) 映像として紹介。



オニイトマキエイ (英名:Manta ray、マンタ・レイ)

  比較: エイ、北海道では通称「カスベ」


幅8メートル、1トン超の巨大マンタ捕獲=切り刻み市場で販売―浙江省台州市
  Record China 9月4日(火)22時13分配信


上掲ウィキペディア中の 人との関わり によれば;

大きな体格、ゆったりした遊泳速度、海面近くを泳ぐ性質のため、本種は漁師の格好の標的となりやすい。フィリピン、メキシコ、モザンビークマダガスカル、インド、スリランカ、ブラジル、タンザニアインドネシアでは漁獲されている。地元では、主にヒレ、皮、肝臓、肉、鰓弁が消費されているが、近年東洋医学の薬剤として乾燥したオニイトマキエイの鰓弁の需要が高まっており、東南アジアと東アフリカにおける漁の性質が自給から商業ベースに変化してきている。マグロなど他の魚を対象とした網にかかったり、サメ除けのネットにからまって命を落とすこともある。


本種の漁獲が行われている南シナ海フィリピン海スールー海、メキシコの西海岸、スリランカ、インド、インドネシアでは、個体数の減少が報告されている。繁殖、出産、幼魚の成長に欠かせない沿岸域での漁業、水質汚染、沿岸の開発、エコツーリズムが個体群に与える影響はよくわかっていない。一回の産仔数が少なく、繁殖力が弱いことから、一度、個体群数が下落すると、回復には時間がかかると推測される。ハワイ諸島やヤップ島付近に生息する個体群は生息域から遠くに移動しないことがわかっており、局地的に絶滅の危機に陥った場合、別の個体群からの個体の移入によって個体群が自然に復活することは難しいと考えられる。


欧米人のクジラやイルカに対する様なアホな姿勢からでは無いし、食文化を批判するものでもないが、個体数激減・絶滅の危険は無いのか心配。「商業ベース」 のどこが悪いかって? 歯止めが効かないこと。「自由」 と 「自由放任」 は似て非なるもの。