遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

エジプト: 大統領選挙決選投票始まる 〜 ムバラク体制に逆戻り?

西側に引っかき回された 『アラブの春』 、親米ムバラクを引きずり降ろし終身刑に処したところまではまだよかった? ものの、投票の始まった大統領選挙は非常におかしなことになっています;

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   Meet the candidates: Morsi vs Shafiq


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   2012年エジプト大統領選挙 - Wikipedia

     ムハンマド・ムルシー - Wikipedia

     Ahmed Shafik - Wikipedia

<エジプト大統領選>決選投票始まる
  毎日新聞 6月16日(土)20時17分配信

  <エジプト>人民議会の解散命じる 最高憲法裁
    毎日新聞 6月15日(金)1時59分配信

    −−−人民議会は解散・再選挙になる。議会が「不在」になれば、立法権限は国を暫定統治する軍最高評議会に移る。 / 一方、憲法裁は先に人民議会が可決した旧体制幹部の公民権剥奪法案について、違憲と判断した。16〜17日実施の大統領選の決選投票には前政権のシャフィク元首相が進出しているが、違憲判断で選挙続行が決まった。 (以下略、引用終わり)


田中宇の国際ニュース解説

  • 有料記事ゆえリンクは貼れませんが、『◆エジプトがムバラク時代に戻るかも /  【2012年5月29日】』 の見出しを紹介;


    エジプトの軍部は、敵視するムスリム同胞団のモルシーが大統領選挙の決選投票で勝ちそうになったら、元軍人のシャフィクを勝たせるために不正をするかもしれない。同胞団は抗議行動を起こすだろうが、シャフィクが大統領に就任した後、同胞団を治安を乱す犯罪組織とみなし、容赦なく弾圧し、再度の非合法化までやるかもしれない。事態はムバラク政権の時代に戻りかねない。シャフィクが大統領になったら「ミニムバラク」になり、エジプトは米イスラエルの傀儡国に戻りそうだ。 (見出し終わり、引用終わり)

毎日新聞記事 によれば、 「エジプト大統領選は、最高憲法裁の判断を受け、予定通り16、17の両日、決選投票が実施される。 (中略) 結果は21日に公式発表されるが、大勢は18日中にも判明する見通し」 とのこと。出口調査など経緯を見守ることに。