遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

アルハラだと? 犯罪 だよ、馬鹿

大学も大学生も私同様昔っから馬鹿の集まりだったが、いまだに犯罪まで容認・黙認している様では存在の価値は無い;


「一種の飲酒強要あった」=9人搬送で緊急調査―小樽商科大
   時事通信 5月9日(水)1時5分配信

   −−−酒が飲めないと申告した場合などは、量を減らすなど加減された。一気飲みをあおったり強制したりする行為はなかったが、酒を断りにくい雰囲気もあったという。 (記事終わり、引用終わり)


「なんだ、俺の酒が飲めないのか」 大学生にあの手この手で「アルハラ」対策

  産経新聞 5月1日(火)12時46分配信

   −−−佐賀大(佐賀市)では、昨年1月からサークルのコンパを届け出制にした。同大学では2年前、ラグビー部の男子学生が一気飲みなど飲酒の後に死亡した過去がある。届け出用紙は無理な飲酒はしない旨の誓約書にもなっており、代表者が署名。新入生歓迎コンパが多い4月は19件の届け出があった。さらに同大学では、断りづらい学生の“お助けグッズ”として、「アルコールNGバッジ」を作成。「未成年用」「体質的に飲めない用」の2種類を用意し、「強要しないでね」などの文字がプリントされている。入学式の際に学生らに配布したという。 (以下略、引用終わり)



馬鹿ゆえか、意図的にかは知らないが、大学の対応やら上掲記事をはじめとする報道からすっぽりと抜け落ちているのが 『遵法』 の精神;

  • 満20歳未満の者の飲酒を禁止する。


    未成年者の親権者や監督代行者に対して、未成年者の飲酒を知った場合に、これを制止する義務を規定する。


言わずと知れた、 未成年者飲酒禁止法 第1条の1と2です。新歓コンパは恰好の例ゆえ採り上げますが、新入社員歓迎会などでも事情は同じ。


アルハラは、特に日本の場合、程度の差こそあれ社会の中に蔓延。 『俺の酒が飲めないのか?』 『飲ミュニケーションが大事』、なんてヨタは多分日本から無くならないでしょう。なにしろ世界に名だたる酔っ払い天国ですから。同じノリで? 飲酒運転も決して無くならない。でもオトナなら、全て自己責任でやれ、です。


しかし大学の新入生は、正確なところは知りませんが、それまでの学歴によって異なるものの未成年者の比率が高い筈です。結婚している未成年者を成年扱いする特例はありますが、その場合でさえ上掲法は適用されます。ってことは、未成年者への飲酒の強要どころか酒を勧めること自体、違法行為ですよ。ましてそれが原因で重体あるいは死亡に至った場合、その場に居て酒を勧めた・強要した・それを黙認した (=日本お得意の見て見ぬふりをした) 成人全員が犯罪加害者ですよ。


実質、18歳あたりから皆酒を飲んでいる、未成年者飲酒禁止法は時代遅れだ、大学生や社会人は例外だと云うなら、法を改正すればよいハナシ。しかしそれをせずに悪習を平然と続けるのは異常としか言いようが無い。 『最高学府』 なんて、完全に死語ですね。