遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

ルス・ミラグロスちゃん (アルゼンチン) : 続報4 〜 再び母乳拒絶 (消化不良)、体重870グラム、 容態は安定

奇跡の赤ちゃんは多分まだ集中治療下にある筈ですが、生死の境をさまよっている訳でもなさそうなので、記事題名から 『重篤』 をはずします。幾つかの記事を紹介;


Luz Milagros sigue aumentando de peso
  24/04/2012, DataChaco.com - Noticias de Chaco

  • El parte oficial (病院の公式発表内容)
    Luz Milagros: Peso 870 gramos
    Paciente de 21 días de vida en asistencia respiratoria mecánica, con parámetros intermedios de respirador.
    Compensada hemodinámicamente
    Completando tratamiento antibiótico por sepsis clínica.
    Se mantiene sin aporte enteral, por intolerancia alimentaria. Con nutrición parenteral.
    Desde el punto de vista neurológico sin cambios.

   2012年4月3日誕生時は794グラム、21日齢時点で870グラム。


Baquero informó a diputados sobre el caso de Luz Milagros
  24/04/2012, DataChaco.com - Noticias de Chaco

  調査結果の報告を受けた委員会の正式コメントから列挙しますと;

  • “Lo de Luz Milagros es un caso excepcional, un caso fortuito en medicina, esto no es común y efectivamente ese bebe prematuro nació sin signos vitales”
  • “es un bebé que nació muerto pero que después excepcionalmente - y eso puede suceder - retomó su ritmo respiratorio”
  • “Desde el ámbito de la medicina no tiene una explicación porque a veces cuando el bebe nace sin signos vitales, - es excepcional, hay 3 o 4 casos en el mundo, - a los minutos puede recuperar su ritmo respiratorio y su ritmo cardíaco. Es un caso fortuito. No es lo común. No es lo de todos los días”
  • “justamente si hay algo que dos más dos no son cuatro, es en medicina”


ルス・ミラグロスちゃんは生命徴候無しで産まれた後に呼吸および心臓の鼓動が始まった、世界でも3〜4例しか報告されていない極めて稀なケースであり、医学的には説明が付かないが、2+2が4とは限らないのが医学だ、とのこと。尤もらしく聞こえますが、良く考えるととんでもなく中途半端な説明では? 上掲コメント中、赤の強調文字で示した部分は、 『(稀ではあるが、死産でも新生児が) 生き返ることは有り得る 』 の意味。であるならば、新生児の死亡宣告の基準 (その様なものがあれば、のハナシですが) を見直す必要がありますよね?


お産で外界に出た赤ちゃんは、羊水から出て母親と繋がっていたへその緒を切られますから、全ての機能を自身の中で果たす必要がある、とシロートながら考えます。ルス・ミラグロスちゃんが産まれたのは2012年4月3日、生命徴候無しですから、出生後間もなく (15分程度?) 死亡宣告を受け箱に入れられて零度のモルグに約10〜12時間安置 (結果としては放置) され、最期の別れのために、渋る病院の了解の下小さな箱をこじ開けて生きていることをご両親が確認されたのですね? でも12時間も本当に心肺停止状態であったならば、脳死している筈では? モルグの低温により体が冬眠状態にあったためそれが避けられた、と云う様なコメントも読んだ記憶がありますが。


人類誕生がいつのことかは知りませんが、その頃から産まれ続ける新生児については、恐らく解明されていないことが沢山ある筈です。 乳幼児突然死症候群 だって、その一例では? にもかかわらず我々と同じ基準で考えるから、 『医学的に説明の付かない』 『稀』 なケースが起こり、さっさと棺に入れて埋葬してしまうから滅多に 『生き返る』 ことが無いだけではないか?


過去死産で待望の赤ちゃんを失った方が上掲記事のハンパな説明を読まれたら、ウチの子もひょっとしたら生きていたのではないか、と苦しまれるだけだし、同じことが繰り返されるでしょう。


Médicos de Luz Milagros recibieron amenazas de muerte
  23/04/2012, , DataChaco.com - Noticias de Chaco

   出生時の診断に関わって停職処分となった医師何名かの最終処分は未確認。恐喝行為は容認できないものの、病院の対応もベストとは云えなさそう。また、売らんかなのメディアの対応も問題視されています。日本でも確か祇園暴走の被害者の方々に対する、相変わらずの心無い報道姿勢がクローズアップされていますよね。


  Amenazaron de muerte a los médicos de Luz Milagros
    Martes 24/04/2012 | 19:59 hs, Diario Epoca

    
     病院の記者会見 (恒例の公式経過発表) にチーム全員が出席、の異常事態。

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