アフガニスタン マラライさん 暗殺未遂 (速報)
昨年初来日し講演を行ったたアフガニスタンの活動家マラライ・ジョヤさんの事務所の入った建物が土曜夜武装グループに襲撃され、本人はカブールにいたため無事であったものの、建物への侵入をはばんだ彼女のボディーガードが2人負傷、病院で手当てを受けている様子。通算6回目の暗殺未遂だそうで、彼女がカブールからファラへ戻ろうとしていたスケジュール情報が漏れたらしい;
◆Assassination attempt on Malalai Joya, two guards injured
The Washington Post | Sunday, 11 March 2012 @ Defense Committee for Malalai Joya (DCMJ) کمیته دفاع از ملالی جویا
March 11, 2012: A day after armed attack on Malalai Joya’s office in Farah and injuring two of her guards, she spoke to journalists in a press conference in Kabul. She vowed that such terrorist attacks will never stop her from fighting for justice and democracy and against brutal fundamentalists and their foreign masters.
◆Gunmen attack office of Afghan women’s rights activist in apparent assassination attemp
The Associated Press, March 11, 2012 @ RAWA News
アメリカは2014年末までに撤退する、国際部隊からの治安維持の権限移譲が始まる、と報道されてはいるものの、国益のための戦争によってアフガニスタンのインフラを破壊し尽くし、かつ国内情勢を更に不安定にしてしまったのは、イラクしかり、リビアしかり。ヤンキーによる楽しい民間人狩りやら儲かる麻薬取引などの 「公然たる秘密」 も氷山の一角でしょうが明るみに出てつつあり、全く大した 「自由の担い手」 です。
結局 「栄誉ある撤退」 のためのつじつま合わせとしてタリバンやら軍属などと妥協した結果、特に女性や子どもにとっては戦争前より更に酷い地獄へ逆戻りしたことになります。そんな 「政府」 に我が国が100億円の援助を行なうことは明らかに憲法の基本理念を踏み躙るものでっせ。何が 『日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免れ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する』 だ、ってこと。
蛇足ながら、マラライさんは身の安全を考え任期切れをもって議員ではなく地下活動に専念することになりましたが、女性議員も確かに存在します。彼女らは何故議員でいられるのか、を考えて見るべきですね。たとえば;
◆Afghan Senator Linked with Kidnappers, Police Say
TOLOnews.com, February 27, 2012
Fawzia Sadaat の名前は過去どこかで見かけた様な気がします。(名前の記載方法がばらばらなので、勘違いかも知れませんが)
女性や子どもにとっての地獄? 殆どリンク切れでしょうが、過去のサンプル記事を列挙しますと;
◆服役中の強姦被害女性が釈放 アフガニスタン
CNN.co.jp 12月15日(木)10時42分配信
◆結婚拒否のアフガン女性、武装集団に硫酸かけられ重体
ロイター 12月1日(木)16時49分配信
◆「倫理上の罪」で裁かれるアフガン、強姦被害の女性が恩赦訴え
ロイター 11月29日(火)16時14分配信
◆アフガン誤爆で子どもら7人死亡、NATO主導の掃討作戦
ロイター 11月25日(金)10時28分配信
◆米兵のアフガン民間人殺害、部隊内では公然の秘密=米誌
2011年 03月 29日 15:08 JST、Reuters ロイター
暴力の被害者がぶちこまれる、不思議な国です。加害者が有力者であれば何でも許されるのは、世界におけるアメリカと同じ。
怒りと共に投稿。