遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

TPPをめぐる議論あるいはドタバタ −−− くだらないのが多過ぎる

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やれ第三の開国だ、踏み絵だ、馬っ鹿じゃなかろうか?


野田首相TPP「2枚舌」? 米国激怒、「踏み絵」突きつける
  2011/11/15 18:33、J-CASTニュース


高橋洋一の民主党ウォッチ / TPP参加問題で問われているのは 規制緩和や民営化へのスタンスなのだ
  2011/11/10 17:20、J-CASTニュース


規制緩和』 や 『民営化』 は、アメリカやその経済覇権を支えるIMFなどが世界中に押し付けている項目、その恩恵を享受するのはアメリカだけ。日本に関しては、日本国民の巨額の貯蓄にアクセスしたいだけ。日本国内にもアメリカ金融界のかいらいの様なセンセイやらコンサルタントやら評論家が沢山いてさかんに投資を煽っていますがね。 「日本人はもっとおカネについて勉強すべきだ」、そのコトバ、そのまま借金漬けのアメリカ国民に返してやりたいところ;


ワシントン・コンセンサス - Wikipedia


この旧態依然たる 『ルール』 が、いまだに進展国やら最近では欧州に押し付けられているのは呆れる限り、IMF改革なんてどこへやら。


日米政府がどんな発言をしたにしろしなかったにしろ、TPP交渉に参加するなら、全てを俎上に乗せればよい。交渉である以上、譲れるところも譲れないところもある訳で、案件によっては決裂だってアリでしょう。踏み絵? アホか。時代錯誤も甚だしい。


TPP参加は「第三の開国」
  産経新聞 11月15日(火)17時37分配信

  −−− (WSJの) 社説は「日本の第三の開国」と題し、今回の日本のTPP交渉参加は世界の自由貿易に巨大な浮揚をもたらし、日本がTPP参加への政治意思を貫けば、最大の勝者になるだろう、と述べた。 (以下略、引用終わり)


「全国民的な利益を優先」 だって? およそアメリカに似つかわしくないコトバ。 "OWS" やら "We are the 99%" の意味を理解していませんね。こんな手あかにまみれた屁理屈をわざわざ紹介する意味があるのか? 断末魔のアメリカは必死なのだから、ご主人さまに貢献しましょう、と云うことか? 震災で疲弊した日本にそんな体力があるとは到底思えない。


国内市場、閉鎖的ではない=米政府主張に反論―自工会会長
  時事通信 11月15日(火)17時0分配信


「大量に」 売れるクルマを作れない米自動車業界の責任。タレントの中にもアメ車ファンは少なくない筈ですが、一部の車種が一部の顧客層にしかアピールしないでしょう。日本市場をもっと真面目に研究しろ、のひとことで片付けられますね、日本とアメリカは違うんだから−−−


米倉経団連会長「孤立を招く」 自民の姿勢を批判
  テレビ朝日系(ANN) 11月15日(火)18時11分配信

  −−− 経団連・米倉会長:「今度、自民党復権した時、(TPP反対が)足かせになったら困るでしょと申し上げた」 −−− 「日本だけ参加表明しなかったら、外交の孤立を招き、国際的な信頼が失われていた」 (以下略、引用終わり)


へぇ〜、ご近所付き合いですか。自民党復権することを前提にしているところも面白い。過去の栄光 (と呼べるならば、ですが) にしがみつく 「老害」 の見本。さっさと去るべきでしょう。



実体経済が破たんしデフォールト問題が再燃しそうな状況下、アメリカはむしり取り易そうなところに焦点を当ててカネと票を確保したいだけ。殺しても構わない他国民は当然として、自国民のことさえ眼中にあるワケがない。 『奴隷の幸せ』 は、もう長くはありません。日本でも "OWS" やら "We are the 99%" の本番が必要かも。