マグニチュード11、 震度8超級の 巨大地震その8: アメリカの春 続報3 〜 手詰まりの米連銀
運動は収まるどころか北米および西側先進国へ拡がりつつある様子。幾つかのニュースと、渦中の? 米連銀バーナンキ議長に関する報道を紹介;
◆After "Arab Spring," liberal groups say it's time for "American Autumn"
October 4, 2011 4:55 PM, CBS News
◆「ウォール街デモ」世界各地に急拡大 東京でも開催に向け「公式サイト」
J-CASTニュース 10月5日(水)18時42分配信
※ 東京では誰が組織するにしろ時期尚早; "We are the 99%" がそもそも成立しえないし、そんな緊迫感も無いし。アジアで唯一東京の名前が挙がっている理由がわからない。実行するにしても本家のものとは異質なお祭りで終わるでしょうが、近い将来に備えてのリハーサルとしてなら面白いかも。
◆<米市民デモ>南部にも飛び火する兆し 異例の事態に
毎日新聞 10月5日(水)10時36分配信
【特集サイト】
●Occupy Wall Street NYC Protest for American Revolution.org
●#OCCUPYWALLSTREET Adbusters Culturejammer Headquarters
●We are the 99% - Occupy The Nation.com
●Occupy Wall Street / The Guardian
この状況については、議会での証言を行ったバーナンキFRB(米連銀)議長もコメントしています;
◆
Occupy Wall Street
SenatorSanders さんが 2011/10/04 にアップロード
YouTube リンク先
◆Bernanke sharply warns Congress economy is 'close to faltering'
Los Angeles Times, October 4, 2011, 5:52 p.m.
−−−"Very generally, I think people are quite unhappy with the state of the economy and what's happening," he said. "They blame, with some justification, the problems in the financial sector for getting us into this mess and they're dissatisfied with the policy response here in Washington. / "On some level I can't blame them," he said. "Like everyone else, I'm dissatisfied with what the economy is doing right now." (以下略、引用終わり)
※ 上掲引用部分の発言は、その上の YouTube ビデオの1:22あたりから。全体の要旨は;
◆バーナンキ米FRB議長の議会証言での発言要旨
ロイター 10月5日(水)5時8分配信
上掲証言に繋がる、8月の債務不履行回避以来の米連銀の動きを 田中宇 さんのニュースを軸に見ますと;
◆債券危機と米連銀ツイスト作戦
【2011年9月24日】 7月以降、景気と住宅市況の悪化、S&Pの米国債格下げなどが加わり、再び米国債とジャンク債の金利差が拡大している。放置すると、再びリーマンショック的な事態になる。リーマンの時は、まだ米政府の財政赤字が少なく、悪いのはジャンク債だけだった。だがその後、財政赤字を急増してジャンク債を救済したため、今では米国債からジャンク債まですべての債券が悪い。次の危機は、リーマンショックよりひどい事態になる。連銀は、QE3をやれないまでも、それに準じるツイスト作戦をやらざるを得なくなった。 (ここまで、HP記載の見出し)
9月21日、米連銀(FRB)が月例の政策会議(FOMC)を開き、来年6月までの期間に4千億ドルの短期米国債を売って同額の長期米国債に買い換える「ツイスト作戦(オペレーション・ツイスト)」を行うと決めた。この作戦は1961年に初めて行われ、今回が2度目だ。60年代に米国で流行したダンス「ツイスト」から名前をとった。ツイストは「ねじる」という意味があり、短期債を売って短期金利を上げ、長期債を買って長期金利を下げることで、短期と長期を結んだグラフの金利曲線を都合の良い方向にねじり、長期金利の上昇(長期債の下落)を防ぐのが作戦の目的だ。 (有料記事冒頭、以下略・引用終わり)
◆FRB Press Release: Federal Reserve issues FOMC statement
September 21, 2011
◆A Simple Explanation Of The Federal Reserve Statement (September 21, 2011 Edition)
September 21, 2011, Michigan Mortgages
◆一段の金融緩和策検討へ=米FRB、政策決定会合を開始
時事通信 9月20日(火)23時41分配信
◆バーナンキ演説の空騒ぎ
【2011年8月27日】 米連銀は、もう打つ手がない。金利はゼロまで下げて久しく、これ以上は下げられない。連銀はこの3年間、債券買い支えをやりすぎて資産が肥大化し、QE3の実行は困難だ。仮に実行したとしても一時的な株価の押し上げ効果のみだ。だからバーナンキは、てこ入れ策をやれないのに、何かやりそうな感じのことを演説で言い、投資家の気を引き続けるしかない。オバマ大統領は夏休み明けに演説し、新たな景気対策を発表する方針と報じられている。しかし、オバマが8月に議会と決めた財政の大緊縮を棚上げしない限り、新たな景気対策をやる資金を作れない。緊縮をやらず赤字増を続けると、米国債に対する信用が再び揺らぎ、米国債の格下げ問題が再燃する。バーナンキもオバマも打つ手を持たず、口だけにならざるを得ない。 (ここまで、HP記載の見出し)
−−−バーナンキは演説で、自分が米経済についてどう考えているかということを長く述べた。米経済には多様な底力があり、長期的に繁栄を取り戻すに違いないが、経済回復に思ったより時間がかかっている、といった内容だった。しかし、経済回復のために連銀が何をするかという点については、何も具体的なことを話さなかった。バーナンキは、米経済には底力があるという、自分が「信じていること」を述べただけとも言える。 / また彼は、6-7月に財政赤字上限問題の議論をこじらせて米国債への信用を自滅的に破壊した、米議会と大統領府を批判した。赤字削減問題の未解決の部分(議会の特別委員会で11月までに決める2兆ドルの削減策)について議論が再びこじれた場合、世界の投資家が米国から投資を引き上げることになりかねないと警告した。米政府が景気対策で必要な政策を講じることを望むとも述べた。米経済が悪化しつつあるのは、連銀でなく、米議会や政府が悪いんだという責任論だ。 (有料記事、以下略・引用終わり)
◆Text of Bernanke's Jackson Hole Speech
08/26/11 - 10:09 AM EDT, TheStreet
◆米FRB議長によるジャクソンホール講演のポイント分析
2011/08/27 10:46、Sekai Nippo
一部の希望的? な報道にかかわらず、連銀(中央銀行)としては手詰まり、あとは議会や政府の責任だよ、との警告にしか聞こえないが。