遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

米欧の標榜する 「正義」 の胡散臭さ その2: ノルウェーでの殺りく行為

過去記事



出典: Norwegians Honor Victims, 150,000 Gathered in Oslo



ノルウェー でのひとり (あるいは複数?) の狂信者による残虐な犯罪行為は然るべく裁かれるべきでしょう。「許されることではない」 「強い憤り、断固非難」、皆当たり前のコメント;


10万人が追悼の夕べ=平和祈り「団結の力」示す―オスロ
  時事通信 7月26日(火)6時10分配信


  ノルウェー警察、爆発・乱射事件の死者数を76人に修正
    ロイター 7月26日(火)2時16分配信


ノルウェー連続テロ事件


  ノルウェー語 - Wikipedia

    サーミ語 記事は見当たらない−−− (Sámegielat - Wikipedia, friddja diehtosátnegirji 参照)


  Terroråtaka 22. juli 2011 / Norsk (nynorsk)‬

  Terrorangrepet i Norge 2011 / Norsk (bokmål)‬

  2011 Norway attacks

しかし、早速この事件を利用しようと云う露骨な動きがあります。その中心は、当事件の単独犯あるいは主犯と目される Anders Behring Breivik と本質的に何ら変わらない、覇権国アメリカ・落ち目の小判鮫大英帝国


EU、対テロ協力強化へ=ノルウェー当局者ら招請
  時事通信 7月25日(月)22時51分配信


  ノルウェーテロ:イスラム系サイトに一時犯行声明文書
  毎日新聞 2011年7月23日 10時49分


  米大統領が支援表明
    2011.7.23 10:31、msn産経ニュース

銃を乱射し多数を殺害して逮捕されたアンネシュ・ブレイビクがこれから裁判などで発言する内容・捜査の結果などは、ノルウェーがよほど外野の介入を排して公正にやらない限り、恐らく報道統制の対象となり、表に出る時には推測・歪曲・ねつ造がちりばめられ、憎しみを煽り、 『テロとのたたかい』 を正当化するものとなっている筈。扱いは多分ヒトラーと同じでしょう。捜査当局の姿勢は、既に相当怪しいものになりつつあります;


ノルウェーテロ:尋問は非公開に
  毎日新聞 2011年7月25日 21時12分


  −−−容疑者は弁護士に対し、欧州の「イスラム化」に反対してテロを起こしたことなど、反移民の持論を法廷で展開したいと話している。これに対し、法廷がテロを生んだ思想の宣伝の場になることを懸念する市民からの批判が強まっていることから、慣例を変えて本人への尋問はメディアの冒頭取材が許されず、非公開で行われた。 (記事終わり、引用終わり)


ノルウェーだって、憲法により言論の自由、宗教の自由、法治主義などを標榜している筈。どんな思想も、他人の権利を侵害しない限り自由。移民受け入れ賛成、反対、どんな考えだって認めている筈。今回の事件の原因は思想では無く、それを民主的手段によらず 「所有を正当に許可された銃」 をはじめとする暴力でアピールあるいは実現しようとしたこと。 「口を封じてしまえ」 「こんな殺人者は吊るしてしまえ」 など、某超大国の西部劇の世界は存在しえない筈です。



ノルウェー国民は、某覇権国国民ほど馬鹿では無く、その干渉を排除し自らの意思で決定出来る事を信じたい。殺害された方々にはお悔み申し上げるが、冒頭紹介した記事にある様に 「悲しみを乗り越え、平和を祈る」 のであれば、憎しみの輪は断ち切るべきです。76人の死を悼むならば、今まで同じ様に何の罪も無く 『テロとのたたかい』 の名の下殺されたイラクやらアフガニスタンなど何万人の国民の死も忘れてはならない。いのちの価値は同じでしょう。