遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その138: 台風・猛暑、 余震・釈愚式予測のこと、 レオナルド・ダ・ヴィンチ考 (もどき)

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 気象庁


 
 出典: 台風第6号 (マーゴン)、※ 台風第7号 (熱低) は消滅
     平成23年07月18日13時45分 発表

    20日09時から、ほぼ直角に右折 ⇒ 東に直進ですね。

   
   出典: 台風情報 - 日本広域 - Yahoo!天気情報

    「大型」 の定義は、風速15m/s以上の半径が500km以上 800km未満。 「非常に強い」 の定義は、最大風速が44m/s(85ノット) 以上 54m/s(105ノット)未満。 (気象庁 気圧配置 台風に関する用語

   超大型台風、列島太平洋岸へ=九州南部など暴風大雨警戒を―気象庁
     時事通信 7月17日(日)23時17分配信


  高温注意情報 目次 (毎日上書き更新)

   猛暑日が今季最多、埼玉・鳩山などで38・7度
     読売新聞 7月17日(日)15時31分配信


 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS


    環太平洋 / 半球
       外周の上下左右三角にて地球儀を回せます。




【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   7/18夜〜7/19夜 予測 【注意報(低)】
    2011年07月18日 15時30分00秒


    −−−(2)概況: / 今日の特徴は、引き続き、温熱流が北上していることと、東北地方南部、関東全域、信越などを囲む高温の温熱流のサークルがその範囲を拡大していることです。特に、福島から千葉沖までの範囲では高温域が拡大しました。 (中略)

    各地での地震の発生予測

    

    マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温熱塊や冷熱塊の動きのために、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。 / 冷熱流の場合は早ければ午後から、温熱流の場合は、2〜3日後のその影響がでてきます。 (以下略、引用終わり)


   7/17夜〜7/18夜 予測 【注意報(低)】
    2011年07月17日 14時25分00秒


    −−−(2)概況: / 今日の特徴は以下の5点です。 / (a)東北地方南部、関東全域、信越などを囲む高温の温熱流のサークルがその範囲をすこし拡大しています。特に今日は、千葉沖で拡大しました。 / (b)宮城山形新潟の県下にある温熱塊は動きはありません。 / (c)北海道南部の海域と国後島で高温化が進んでいます。 / (d)北陸から日本海へ向けての温熱流の動きがとても速くなっています。 / (e)九州北部の温熱流が西の海域に大量に流れ込みました。これにともない、フィリピン東沖からの冷熱流の動きに変化が現れています。 (中略)


    各地での地震の発生予測 / マーキングした箇所で必ず地震が起こるというものではありません。温熱流や冷熱流の動きがとくに顕著であったところ、温熱塊や冷熱塊の動きのために、地震が発生する可能性があると予測される場所についてマーキングしています。


    
    (以下略、引用終わり)


  7/16夜〜7/17夜 予測
    2011年07月16日 13時00分05秒


 ■ 更新・考察


  智慧のことば (1)
    2011年07月18日 09時34分14秒

     学生時代に、確かスペイン文学史の授業だったかで、その著作 "エル・クリティコン(El criticón "あら探し屋"の意)" の一節を読まされた記憶があります。それ以来すっかりご無沙汰でしたから、懐かしい。バルタサル・グラシアンの著書として劣らず有名なのが、恐らく釈愚さん紹介のことばが記載されている 「神託必携・処世智の技抄 (シンタク ヒッケイ ・ ショセイチ ノ ワザ)」、 原題 "Oráculo manual y arte de prudencia (1647)" で、「バロックの箱 / 会田由、牛島信明 他 著」 に掲載されている様です。また、『知的生きかた文庫』 で 「バルタザール・グラシアンのすごい頭のいい生き方―人は“したたかに考える”葦である!」、ダイヤモンド社の 「バルタサル・グラシアンの成功の哲学―人生を磨く永遠の知恵」 などが過去出版されています。ア●ゾ●などで、作家名 「バルタザール グラシアン 」 あるいは 「バルタサル グラシアン」 で検索すると幾つかヒットします。


  【連絡】 地震発生の地域について 7月18日 午前7時50分 現在
    2011年07月18日 07時50分46秒

    −−− まだ完全なサークルとして機能している訳ではなく、その部分である弧、つまりアーチが機能しているだけである。 / このような状況において、どのような力が作用する可能性があるのか仮説を立ててみた。

    

    この図の仮説どおりであれば、 / (1)岩手と伊豆に力が加わる。 / (2)また、アーチの背の部分にもプレートから力を受けている。作用反作用の原理を考えるならば、アーチの背からプレートに力が加わっているとも言える。 / (3)アーチの内側の空間(図では、アーチの左側の空間)は熱膨張の力を受けにくく、熱応力の影響が及ばない空白域になっている。 / やや強引な仮説ではあるが、18日に入ってからの地震発生の現象を説明することができる。つまり、岩手と伊豆に地震が発生していること、地震規模が小さくなっていること、などを説明することができる。 (以下略、引用終わり)


  【連絡】 内陸部でのM5の発生の可能性について 7月17日 午後8時40分
    2011年07月17日 20時40分00秒

    地震に先立って現れると考えられる雲のこと。


  (メモ:仮説の見直し) プレートの歪および地震発生の歪
    2011年07月17日 09時33分24秒

    −−−前提条件、つまり、仮説を変えるのは大変なことだと思わずに、どんどん変えていった方が、より普遍的な予測技術を作り上げることができるのかも知れない。 / 未知なる地球を捉えるのに、従来の物理化学地学の常識の延長線上に答えがあるなどと思うことは、とても非常識な発想なのかも知れません。 (記事終わり、引用終わり)

     仮説である限り、事象の観察を通じて躊躇せず改廃すべきと私は思います。反証が挙がらないレベルまで補強出来た時に、新しい理論となるのでしょう。現在の常識の延長線上に答えを求めるのも正しい方法であり居心地は良さそうですが、それが出来ない現実があるなら、前提に何か誤りがあるのではと疑うのが合理的ですね。最近の国際情勢・経済情勢なども同じ、権威あると考えられていたセンセイやら評論家達が何の役にも立たない。 Scrap & Buid が必要でしょう。


  (考察) 地震発生メカニズムについて(その1)
    2011年07月17日 09時00分00秒

  −−−以下に従来の地震発生予測の考え方の一例を書く。 / もちろん、これはこれで今後とも使っていくし、このように時間順序的に地震の発生メカニズムを捉えることはとても重要なことであるが、これをさらに原点にさかのぼって考えるというのが今回のこのシリーズの目的である。

  

  この新たな問題意識をもっての考察を通じて、どのようなところに導かれるのかは楽しみなところである。 (以下略、引用終わり)




今までは疑う余地が無いと思われ、実際にその様に世の中が動いている様に見える 「常識」 がどうも通用しなくなって来たぞと云う事が、色々な分野で起こっています。人間の営みに関する 「常識」 は、ある特定の人間の集まりに都合良く 「周到に創り上げられた」 ものであることが多いのでぶっ壊して入れ替えればよいが、自然現象など人間の理解や関与の度合いが限りなく低いもの ーーー 神の領域と言ってもよいかも −−− の 「常識」 については、そもそもその前提が崩れているのかも知れません。でもこれを壊すのには結構勇気が要る。手直しの方が居心地がいい。


で、いつも通り稚拙ではありますが、昔から強く惹かれる レオナルド・ダ・ヴィンチ のことを時々考えます。彼は 『芸術家で、万能人; 絵画、彫刻、建築、土木、人体、その他の科学技術に通じ』 た多才な天才と考えられていますが、その捉え方はひょっとして見当違いではないか。時代背景は異なりますが、ダヴィンチに限らず、我々にとってはもっと身近な、例えば地震ともおおいに関係のある 寺田寅彦 だって 『物理学者、随筆家、俳人』 と云うことになっていますし、 先日紹介Ernesto Sabato は 『作家・随筆家・物理学者・画家』 でした。


彼らが長けていたのは、自分の仕事や興味のある対象についてとことん観察・考察・試行錯誤することであり、 「多才」 の評価はその領域を敢えて専門分野にあてはめて勝手に評価しているだけ。つまり、彼らにとっては、複数の専門分野ありきでは無くて興味の対象ありきだった筈。 「学際」 と云うコトバは、現在の学問と云うか専門性の線引きを基としていますが、彼らはそんなことに囚われていなかった筈です。


現在の知識を寄せ集めただけの 「学際的研究」 でもそこそこの結果は得られるかも知れませんが、自然現象に関する常識を壊す、あるいは覆そうとするなら、いったん現在の枠組みの外に出て自由に発想することがその第一歩でしょう。笑わば笑え、ですね。地球が太陽の周りを回ってる? 馬鹿馬鹿しい、あり得ない、異端だ、気違いだと云う時代もあった訳ですから。 おっと、 コペルニクス もまた、 『天文学者、教会では律修司祭(カノン)であり、知事、長官、法学者、占星術師であり、医者』 でもありました。