2011年東北地方太平洋沖地震　その１９：　原発のことなど

⇒ 原子力発電所に関する参考リンク集

落ち着いて来た様な錯覚を抱きそうですが、特に原発に関しては空恐ろしい状況では？余震やら周辺での地震も絶えないし−−−

出典：防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網
※ 地図上の丸は、この２４時間内に発生したもののみ。

◆福島第１原発　「状況は安定化目前」米原子力規制委
　　毎日新聞 3月22日(火)10時48分配信

　　⇒ アメリカ合衆国原子力規制委員会 (英： Nuclear Regulatory Commission ； NRC)

　　◆Opening Remarks of NRC Chairman Gregory B. Jaczko at Today's Commission Meeting on the Events in Japan

◆自衛隊と米軍の調整急ぐ＝北沢防衛相
　　時事通信 3月22日(火)12時15分配信

　　−−−菅直人首相からも米軍がどういう支援体制を敷くのか早急に調整してほしいということだった。　（以下略、引用終わり）

　　※ 下掲記事の通り米軍の体制は明確でしょ？何を調整するの？事態を把握する能力も、まして解決する能力もないうえに、主体性さえ無いのか−−− 米軍はさぞ困惑していることでしょう、何をどうして欲しいのかさえ伝えられないのだから。
　　　　　

　　◆「原発事故あらゆる情報共有」米太平洋軍司令官
　　　　読売新聞 3月21日(月)22時53分配信

　　　　−−−来日したウィラード米太平洋軍司令官　（中略）　は会談後、記者団に、東京電力福島第一原子力発電所の事故について「あらゆる情報を共有している。約４５０人の放射線被害管理の専門家が米国で待機しており、どうするかは日本の判断だ」と述べた。　（以下略、引用終わり）

◆原発は重要エネルギー源＝地震多いのは運命―与謝野経財相
　　時事通信 3月22日(火)10時20分配信

　　※ 地震が多いのは運命、なるほど。では原発事故も運命、火消しに決死隊が必要不可欠なのも運命、放射能汚染も運命、全て運命として受け入れろ、ってことね。　↓

　　◆＜福島第１原発＞原子力保安院、ＩＡＥＡ会合にお粗末対応
　　　　毎日新聞 3月22日(火)15時1分配信

　　　　※ いきなり出席させられた保安院の担当官が不慣れだったのなら仕方が無いし、そんなことは受け入れ側でもある程度容認するでしょう。その道の専門家の会合だからコトバやプレゼン巧拙の問題では無く、説明そのものの不備が原因の筈。一部日本語の資料が使用されたのはご愛嬌、翻訳が間に合わなかったのでしょう。しかし羅列されている測定値はまさか漢数字で記載されているワケはなく英数字の筈だから、専門家なら項目の補足説明で十分理解出来た筈です。そんなことより、何ら事実関係が整理されていない、因果関係も不明、従って見通しも不明と云う現状が一瞬にして見破られたのでしょう。たとえ一流の同時通訳を付けたとしても、中身が無い以上結果は同じ。

　　　　しかし経済産業省原子力安全・保安院が専門家仲間にさえ説明出来ないことを、専門用語などわからないシロートである日本政府はどうやって理解しているのか、非常に不思議。両者とも意味がわからず発信しているとするなら、恐ろしいハナシ。『大丈夫ですよ、この程度なら問題ありません、何とかなりますよ』だけで全てを回しているのか？それが日本の運命？

　　◆原発の国際的な安全基準、強化が必要＝ＩＡＥＡ天野事務局長
　　　　ロイター 3月22日(火)10時35分配信

　　◆規制100倍超のヨウ素検出＝放水口付近、調査拡大へ―福島第1原発・東電
　　　　時事通信 3月22日(火)12時24分配信

　　◆Japan Extended Reactor’s Life, Despite Warning
　　　　March 21, 2011, NYTimes.com

　　◆Japan beset by radiation fears
　　　　Last Modified: 21 Mar 2011 20:48, Al Jazeera English

◆＜イラク＞小児がん病院の医師　日本の被災者へメッセージ
　　アジアプレス 3月21日(月)14時53分配信

　　−−−ワルサーレ教育病院にはイラク各地からガンや白血病の子どもたちが診察や治療に訪れる。この病院へは日本のNGO団体、JVC（日本国際ボランティアセンター）とJIM−NET（日本イラク医療支援ネットワーク）が2003年から医療支援活動を行ってきた。

　　マジン・アル・ジャドリィ医師（46）は、「日本のNGOは週に一度、定期的に薬を届けてくれるなど、他国のNGOとは違うきめ細やかな支援をしてくれ、感謝の気持ちでいっぱいだ。今回の日本の地震では、原発の事故で被爆した人が出ていることを知り、人ごととは思えない。私たちの心が皆さんとともにあることを伝えたい。日本の技術を信じているが、自分たちにも何か出来ることはないかと、他病院の医師たちと話しているところだ」と述べた。　（中略）

　　イラクでは91年以後、イラク南部を中心に子どものガン、白血病が増えており、湾岸戦争で米軍が使用した劣化ウラン弾の影響が原因ともいわれている。イラクはもともと医療技術が高い国として知られてきたが、その後の経済制裁やイラク戦争後の混乱で医師の国外への流出がすすみ、医療の現場は立ち遅れている。　（記事終わり、引用終わり）

　　⇒ 元記事

　　
　　※ メッセージを寄せて頂いたマジン先生は写真左；