エジプト 騒乱 その10: 色々
エジプトに関する幾つかの報道と、ネットメディアのウサン臭い部分について;
【エジプト騒乱関連】
◆エジプト:軍部、議会解散、憲法停止を発表
毎日新聞 2011年2月14日 7時59分
◆Egypt military dismantles Mubarak regime
Sun Feb 13, 2:42 pm ET, AFP via Yahoo! News
◆速報888号 エジプト、タハリール広場と三代の独裁者
2011-2-13 17:10:48, Translators United for Peace (平和をめざす翻訳者たち)
◆Army and protesters disagree over Egypt's path to democracy
guardian.co.uk, Saturday 12 February 2011 17.14 GMT
◆La situación actual de Egipto es un problema para EEUU, dice Chomsky
12 Febrero 2011
◆What Is the Muslim Brotherhood, and Will It Take Over Egypt? (Print Format)
Fri Feb. 11, 2011 3:00 AM PST, Mother Jones
◆Hey Obama, Read WikiLeaks
Posted on Feb 8, 2011 @ Truthdig
◆WikiLeaks: Israel long viewed Egypt VP as preferred Mubarak successor
Published 02:16 08.02.11, Latest update 02:16 08.02.11 / Haaretz Daily Newspaper
【周辺国への波及、情報操作の疑い】
◆Poll: Americans back 'cautious' approach to Mideast democracy
Published 18:03 09.02.11 / Latest update 18:03 09.02.11, Haaretz Daily Newspaper
◆Winds of change in the Arab world
Last Modified: 07 Feb 2011 09:49 GMT, Al Jazeera English
◆Iran opposition planning protests
Last Modified: 13 Feb 2011 17:19 GMT, Al Jazeera English
◆Militia says Western spies concocting Iran revolt
Feb.14, 2011 AFP via Yahoo! News
◆Venezuela's Chavez mocks foes' Egypt comparisons
Sun Feb 13, 2:22 pm ET, REUTERS via Yahoo! News
※ 中東ではありませんが、イラン同様 「アメリカの敵」 チャベスに公然とちょっかいを出す国はひとつしかありません。最近も−−− ⇒ Los cavernícolas en acción: Connie Mack pide bloqueo para Venezuela y compara a Chávez con Bin Laden なんてアホがいた様ですし。
◆Yemen: protests demand "fall of regime"
Submitted by WW4 Report on Sat, 02/12/2011 - 20:54.
◆Algeria: protests demand "second independence"
Submitted by WW4 Report on Sat, 02/12/2011 - 20:36.
◆Eye on Algeria
Al Jazeera English.mht
◆Bahrain king warned of revolution
Sun Feb 13, 2011 11:13AM, PRESSTV
以下、気になる参考記事;
◆2011年2月10日の速報分析 (「拙速」 から 「速報」 へ名称変更)、田中宇プラス (有料記事) より抜粋
−−−エジプトの反政府運動は、エジプトの草の根の庶民が支えているが、シリアの反政府運動は、米国などで諜報機関の手先をしている亡命人士によって煽動されている。フェイスブックで、シリア政府に怒りをぶつけるデモの予定日が設定されたが、その運動は亡命人士や、シリアからの分離独立を目指す在外クルド人によって行われ、シリア国内の民主活動家は携わっていない。エジプトと異なり、シリアの庶民はインターネットを使わず、デモの予定日に、ほとんど人が集まらなかった。フェイスブックやツイッターが、米イスラエル軍当局による、敵国に対する政権転覆策の道具であることを象徴している。エジプトでグーグル幹部が英雄視されているのも、裏があるかもしれない。 (以下略、引用終わり)
◆Syria's 'Day of Anger' failed to ignite as protesters stay away
Last Updated: Feb 8, 2011, The National
◆2011年2月13日の速報分析、田中宇プラス (有料記事) より抜粋
−−−ソーシャルメディアなどを活用してエジプト革命を主導した青年グループの一つである「4月6日運動」は、2008年にニューヨークで開かれた「国際青年運動連盟」(AYM)のサミットに参加していた。AYMサミットは、米国の国務省や本土防衛省、外交問題評議会(CFR)といった米当局の肝いりで、グーグル、フェイスブック、米3大テレビ局、CNNなど米マスコミ大企業が資金援助して毎年開かれている国際会議で、ソーシャルメディアを活用した若手の政治活動家を世界各国から集め、社会運動や、独裁政権の転覆方法を含む政治運動について議論している。2000年のセルビアと、2004-05年のグルジアやウクライナの政権転覆は、AYMが結成される前の出来事だが、構図はAYM的で、国務省やCIAが各国の青年政治組織を支援して政権転覆を画策した。エジプトの「4月6日運動」は、セルビアの政権を転覆した青年組織オトポールと同じ、拳骨を振り上げたシンボルマークを使っている。エジプト革命にも、発生前から米当局の操作が入っていた観がある。 (以下略、引用終わり)
◆Activist Post Google's Revolution Factory; Alliance of Youth Movements Color Revolution 2.0
Saturday, February 12, 2011, Activistpost.com
●April 6 Youth Movement - Wikipedia
※ 日本語版はあまりにプア−−−
"Free and Open" なインターネットの特性を活かして現在の地位を勝ち取ったサービスプロバイダですが、結局大手マスコミ同様に米政府にすり寄って、自分たちが享受して事業を拡大出来た基盤であるネットの特性を殺して保身を図っている、と言えそう。でもネットでの扇動ごときに単純に反応するのはごく一部であって大きな動きの原動力にはならないか、万が一? 転覆に成功したとしても長続きはしないでしょう。誰が利益を得たのか明らかになりますから。
本当に 『革命』 を必要としているのは、むしろインターネットの世界かも知れません。独裁者も多い様だし。