遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

アリゾナ州での銃乱射事件: 続報4--- ガブリエル・ギフォーズさんの容態 その3

ギフォーズさんの治療が次の段階に;


Gabrielle Giffords' breathing tube might be removed Saturday
  January 14, 2011, Los Angeles Times


  −−−Physicians at University Medical Center may try to remove Rep. Gabrielle Giffords' breathing tube on Saturday, the next major hurdle in her recovery, Dr. Peter Rhee said Friday morning in Tucson. (以下略、引用終わり)


Gabrielle Giffords Undergoing 'Aggressive' Physical Therapy, Doing 'Extremely well'
  Last Updated: Jan 14, 2011, Epoch Times


  −−−“We can even think that she is beginning to carry out more complex sequences of activity in response to our commands or even spontaneously,” Lemole said. “We couldn’t have hoped for any better improvement than we’re seeing now given the severity of her injury initially.” (以下略、引用終わり)


参考まで、脳の手術について分かり易く説明していると私が思うサイトを紹介。ただし 『注!!:このページでは,手術中の写真など実際のものを使用していますので,見方によっては,一部グロテスクに見えるものもあるかもしれません.ご了解下さい.』 とのこと;


脳の手術
地方の総合病院に勤務される脳神経外科医さんのサイト


脳の腫れは 「脳腫脹 (のうしゅちょう)」 、ギフォーズさんに対する開頭措置の正式名称は 「減圧開頭術」 と云うことだそうです。度々私事を持ち出すのは気がひけますが、私の妹は、出血から発見まで相当の時間が経ってしまい病院に担ぎ込まれた時には頭蓋内圧が異常に高く、この 「減圧開頭術」 が使えなかったそうです。頭全体を冷やすしか手が無かったそうですが、既に脳死状態。それでも家族は奇跡を祈りましたね。でも、生命維持装置をはずす決断を家族にさせたく無かったのでしょう、妹は2日後に逝ってしまいました。


そんなこともあって、今回の治療には大変興味がありますし、回復して欲しい。それがたまたまアメリカの議員さんであっただけ。


一人のいのちを救うためこれだけのことが出来るのに、それを奪うことには無頓着である点、どう考えてもおかしい。大義名分のためなら許されるのか?