xx のまちナポリ
私は残念ながら行ったことはないのでまだ死ねませんが、イタリアの ナポリ は世界三大 夜 景の街として有名だそうです。真っ白な雪と同じく闇は、醜いものまで全て覆い隠してくれますから。でも臭いまでは隠してくれませんから、以下昼夜問わずクサいハナシになりますかね。観光業者・サイトなどは知らんふりをしている様ですが;
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Title: A woman walks though of uncollected garbage in the historic Spanish district of Naples on November 22, 2010
出典; Photos: The garbage crisis in Naples, Italy
Reuters November 22, 2010 – 1:45 pm
◆Fire crews to hose Naples garbage on New Year's Eve
Wed Dec 29, 7:26 am ET / NAPLES, Italy (AFP), via Yahoo! News
◆Trash still adorns Naples on Christmas
Wed Dec 29, 2010 8:11AM, PRESSTV
◆ナポリ放置ごみ、軍が出動 / Xマスで深刻、約1万9千トン
2010年12月28日 09時00分, 京都新聞
※ よくわかりませんが、19,000トン?? 他記事から判断すると1,900トンが妥当な様な気がしますが。
◆EU Says No Change in Naples Waste Crisis – President’s Office Denies Receiving Decree
23 novembre 2010, Corriere della Sera
◆Nápoles vive con 2.800 toneladas de basuras en las calles
ROMA, 18 Nov. (EUROPA PRESS)
◆「ヨーロッパのゴミ」と化すイタリア
ニューズウィーク日本版 11月4日(木)21時49分配信
◆Berlusconi pledges to end Naples waste crisis
Fri Oct 22, 2010 3:48pm BST, Reuters
◆Berlusconi vows to fight trash crisis
May 21, 2008 -- Updated 2042 GMT (0442 HKT), CNN.com/Europe
◆Naples garbage goes to Germany
January 17, 2008 - 6:20AM, smh.com.au
※ 断続的に3期、足掛け8年に渡って首相の座にある シルヴィオ・ベルルスコーニ ではあるが、結局3年を費やしても何も解決出来ていないことになります。政治家としては勿論、実業家としても失格。失言・放言癖、極右・裏社会とのつながり、自身の政権基盤の脆さなどから政治生命が危ういとの観方もあり、私などには 「馬鹿なイタ公」 としか映りません。こんなのを政権の座に就けている限り、ナポリは 「ゴミのまち」 のままでしょう。
●Naples waste management issue - Wikipedia
※ この問題は2007年あたりから顕在化し今も続いていることになりますから、構造的な問題。
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同じことが日本で起こっても不思議ではない。 「粋に」 素寒貧であった昔と大量消費から抜け出せない今を単純比較するのは乱暴ですが、ごみを出さないと云う観点からは江戸にははるかに及ばないものの、出してしまったごみの処理に関しては、完璧には程遠いにしろ日本は恐らく世界トップレベルにあるでしょう。でも、ごみの処理施設のみならず、凄まじい騒音・事故や事件の 「巣」 である某国軍事基地、ある種の病院・施設、火葬場など自分達が恩恵を受けるくせに、とにかく自分の家のそばには造ってくれるな、と云う先住者エゴは強いし、中〜長期的に環境に配慮せざるを得ない埋立だって莫大なコストがかかるし、特に産業廃棄物の処理に関しては違法投棄やらそのスジの方々の関与があるのは日本も同じみたいですから;
●ごみ問題 - Wikipedia
●最終処分場 - Wikipedia
人口密度の高い東京都のごみ処理はどうなっているかと云えば、資料は少々旧いですが;
東京都廃棄物埋立処分場パンフレット(日本語版、pdf)
出典: パンフレット一覧|東京都環境局 廃棄物と資源循環
年末の大掃除 (ごみの収集は今日が最後かな?) やら引越などの際の 『整理』 のヒケツはいさぎよく捨てること、と云う意見があります。自分のことだけ考えればもっともなことですが、1億何千万が皆そんなことをしたら、ナポリどころの騒ぎではなくなります。大量消費・それを可能にする廃棄を前提とする 『規模の経済』 は既に限界、ごみ処理についても新たな方法を考えないと早晩行き詰る。まだ行き詰っていないとするなら、それは処理能力の計算の誤差か、新たな埋め立て地が出来たか、リサイクルの定着によるものか、処理技術の革新によるものでしょう。でも最終処理として埋め立てが必要なごみが出続ける限り、安泰ではない。ナポリのごみは他人事ではありません。それを見に行くのも、それなりに意味はありそう。(私はイヤですが)