チリ: 『三十三人の怒れるオンナ』 達の戦い 続報 2
お二人が健康上のトラブルで離脱、結果 『三十一人の怒れるオンナ』 となりました。坑内の気温は23度、湿度は50〜70%とのことですが、呼吸器系のトラブルが発生。またハンガーストライキから更に進めて "huelga seca" −−−渇いたストライキ、即ち水も飲まないこととすると表明。こうなるとあと2日程度が限界ですが、 「仕事も無く、失うものは何も無い」 と覚悟の様子。さて政府はどう対応するか;
◆Las 31 llegarán hasta las últimas consecuencias
Sábado 20 de noviembre de 2010, La Estrella de Concepcion
◆Nueva baja en huelguistas del Chiflón del Diablo
21.11.10, 24 Horas
※ 他ビデオもあり。
◆"Las 33" de Lota disponen de 500 litros de agua, baño, teléfonos y dos vías de escape
viernes 19 de noviembre de 2010, El Mercurio.com
◆Mujeres encerradas en mina de Lota amenazaron con pasar a huelga de hambre seca
18/11/2010, Cooperativa.cl
※ 先日紹介した州知事のコメント 『彼女たちのバックには、扇動している政治屋がいる』 に対しては、 "−−−detrás de nosotros hay hijos que necesitan comer" と反論。州知事にも子どもがおり、また艱難辛苦の結果として現在の地位に就いたのは間違いありませんが、さて為政者として彼女達の痛みがわかるか。
『チリの奇跡』 とはいえ、確かに助かった33人に関してのフィーバーは加熱気味、カネも相当かかっている筈です。滅多にない明るいニュースだし、政府の宣伝にはもってこいですが、一方で 「南米の優等生」 チリにさえある貧困や雇用問題にフタをする様なら、この政権は長続きしないでしょうね。
40万ペソ/日の炭鉱跡の観光収入を断つ *1 など今回のストライキによる損失も現実に発生していますから、その是非は問われるべきかもしれませんが、こうでもしないと誰も聞いてくれない・注目してくれないことの方が問題と思います。私は密かに? 応援していますが。
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